ウレタン機械固定工法を提案されました。良い工法なんでしょうか?
更新日:2025年1月28日 BY 福島 慎介

ウレタン機械固定工法について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
この記事の監修者

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
ウレタン機械固定工法についての質問と回答
【質問】
ウレタン機械固定工法を提案されました。
調べてもよく分からないのですが、良い工法なんでしょうか?
【回答】
結論をいいますと、とても良い工法です。
ウレタン機械固定工法について、簡単にご説明いたします。
ウレタン機械固定工法とは
ウレタンと塩ビのそれぞれの長所をとった工法です。

通気緩衝シートを固定させるため専用のアンカーを使います。
その上にウレタン材を重ねて分厚い防水層を作りあげていく工法になります。
ウレタンを塗る前までは、塩ビシート機械固定の工法と同じです。
ウレタンにすることで、平場と立ち上がり箇所も塩ビシートのような繋ぎ目がなく、シームレスな一体型で防水層を作れます。

台風などの強風でシートが剥がれずらくなるというメリットがあります。
但し、施工できる業者が少ないのと、一番高価な防水工法の1つなので現実的に採用されることが少ないというデメリットもあります。
まとめ
ウレタン機械固定工法はとても良い防水工法です。
ウレタンと塩ビシートの長所を合わせた工法で、強風に強いというメリットがあります。
一方で、施工できる業者が少なく、最も高価な防水工法の1つでもあるため、工法が採用されることは少ないです。
以下の記事では、ウレタン防水の工法についてより詳しく解説しておりますので、よろしければこちらもご覧ください。