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ウレタン防水をDIYするための塗料の選び方とゴミ処分の方法

更新日:2024年4月24日 BY 福島 慎介

ウレタン防水DIY

ウレタン防水のDIYをすることは可能です。防水効果が不十分で業者に依頼をし直すケースが後を絶ちません。

さらに、DIYした後のゴミもケースにより産業廃棄物扱いになるので、一般ゴミに捨てると不法登記になる可能性もあります。

防水工事をしたいけど、費用が高いのでDIYを検討されている方へ、防水工事アドバイザーが、DIYを行う場合のメリット・デメリット、リスク、おすすめの塗料、ゴミ処分についてまで解説していきます。

ウレタン防水はDIYできる

ウレタン防水はDIYは可能です。ウレタン防水は最も多く採用される防水工法でもあり、情報も多くDIYもやりやすいです。

しかし、ウレタン防水をDIYができたとしても、防水効果が発揮できない可能性があります。

ウレタン防水は、塗装業者や工務店でも施工を受けないところも多く、防水工事業者が存在し、専門性が高い施工分野です。

ウレタン防水は、防水効果がおよそ10~15年ほど保つことができますが、技術力がないと半年~1年で雨漏りしてしまう時があります。

しかも、プロに依頼しても半年~1年で雨漏りしたという事例は数多くあります。

素人が見よう見真似でウレタン防水を施工しても、成功する確率の方が低く、実際に雨漏りをしてしまうと建物が劣化してしまうので、出来る限りプロに任せた方が良いです。

ウレタン防水DIYの準備

ウレタン防水DIYの準備

ウレタン防水のDIYをやるには、まずは塗料や道具を揃えましょう。動画で詳しく紹介していますが、最低限必要なものが下記になります。

  • プライマー
  • ウレタン塗料
  • 掃除道具
  • ハケ・ローラー
  • 皮スキ
  • ビニールシートやテープ

以上のものはホームセンターや通販で簡単に手に入れることができます。

ウレタン防水DIYのメリット

ウレタン防水DIYのメリット
ウレタン防水DIYのメリット

ウレタン防水をDIYするメリットは主に3つあります。

  • 圧倒的に安く工事ができる
  • 自分のペース・空き時間にできる
  • 悪徳業者に騙されないで済む

業者に任せた方がウレタン防水は間違いなく長持ちしますが、費用的に難しいなど事情は様々あるかと思いますので、DIYでウレタン防水施工をする場合のメリットをお伝えします。

圧倒的に安く工事ができる

ウレタン防水の施工費用が圧倒的に安くなります。

ウレタン防水は、塩ビシート等の他工法より安いですが、それでも価格相場は下記のように金額がかかってきます。

価格相場(目安)4500円~7000円/1㎡
平均寿命(目安)10年~15年程度(5年~10年毎のメンテナンスを推奨)
保証5年~10年

ウレタン防水の費用・価格については下記の記事で詳細を解説しています。

これを自分でやる事で、塗料などの費用のみで格安で防水工事が可能になります。

自分のペースで防水施工ができる

防水工事業者に依頼した場合、防水工事業者の都合や繁忙期などにより自分が希望する時間での工事をすることができません。

防水工事は3~5月、9~11月は繁忙期であり、業者のスケジュール調整が難しくなり、繁忙期は費用も高くなります。

DIYであれば自分のペースで作業ができ、繁忙期も関係ないので、DIYにおける大きなメリットと言えるでしょう。

悪徳業者に騙されないで済む

防水工事業者には残念なことに悪徳業者が混じっています。また、信用できる業者だとしても、外壁塗装専門の業者で防水工事は不得意であるケースもあり、本来は悪徳業者ではないですが、不慣れな施工を引き受け、結果的に雨漏りがしてしまうケースもあります。

防水工事見積り.comのお客様でも、悪徳業者に騙された経験がある方が多くおり、下記のような事例があります。

  • 200万で防水工事をしたのに手抜き工事をされた
  • 馴染みの業者からぼったくり請求
  • 見積りの差額が業者間で700万
  • 常連の塗装業者に依頼して1年で雨漏り

防水工事見積り.comでは上記例を「失敗事例」として公開しています。

ウレタン防水DIYのデメリット

ウレタン防水DIYデメリット
ウレタン防水DIYデメリット

ウレタン防水をDIYするデメリットは以下の通りです。

  • 防水が長持ちせず雨漏りのリスクがある
  • 材料や器具を自分で用意する必要がある
  • 保証がない

1つずつ解説していきます。

防水が長持ちせず雨漏りのリスクがある

ウレタン防水DIY失敗のリスク
ウレタン防水DIYは失敗して雨漏りするリスクがある

DIYが成功したとしても、防水が長持ちする可能性は低いと考えた方が良いでしょう。

プロが施工すると10~15年は長持ちしますが、失敗すると半年~1年で防水効果が無くなる可能性があります。

ウレタン防水施工が上手くいっておらず、雨漏りになってしまうと、建物は間違いなく劣化してしまいます。

雨漏りは、起こってから対策するのではなく、雨漏りが起こらないように予防する必要があります。

雨漏りが発生し、焦って防水工事業者に依頼すると、塗り替えを行うことになるため、費用が逆に跳ね上がってしまいます。

材料や器具を自分で用意する必要がある

DIYは塗料、器具、場合により足場などを自分で用意しなくてはなりません。

しかも塗料の種類や器具は種類が様々あり、間違った施工にならないよう、細心の注意を払いながら選んでいく必要があります。

保証がない

失敗した場合の保証がないのもDIYのデメリットでしょう。

ウレタン防水の専門業者に依頼すると、優良業者であれば5~10年の保証をつけてくれます

DIYはもちろん保証はありませんが、失敗した場合は、「やり直し」「リセット」する作業が追加されるため、最初からプロに依頼するよりも高くつきます。

失敗の可能性が高い上に保証がないため、DIYは慎重にやらないとならないです。

DIYするためのウレタン防水塗料の選び方

ウレタン防水の塗料は、様々なメーカーから発売されており、数多くの種類があります。

メーカーごとに特性が異なるため、プロではないと違いを理解しながら施工するのは難しいです。

更に注意すべき点として、防水塗料メーカーによる1㎡辺りの推奨使用料は3kg程度です。
一般住宅の屋上が50㎡だとすると、150kgは必要になります。

150kg分を購入してDIYに失敗してしまうと、大きな損失になるため、DIYで施工するかは慎重に考えましょう。

一液性か二液性か選ぶ

ウレタン防水の塗料をシンプルに理解するには、まずは一液性と二液性の理解を深めましょう。

一液性と二液性の分類は、ウレタン塗料だけでなく、アクリル樹脂やシリコン樹脂、フッ素樹脂などの塗料にも存在しています。

一液性塗料の特徴とメリット

一液性は、缶に入った塗料をそのまま使って施工できます。二液性より楽に使えますが、その分費用が若干高くつきます。

・一液性の塗料価格の目安:1缶(18kg):55,800円(3,100円/1kg)

※購入場所・ルート次第では1缶20,000~25,000円でも探せます。

・仕上がり:茶色がかった仕上がり

・強度は二液性より若干劣る

・翌日も使用ができる

二液性の塗料の特徴とメリット

二液性は、一液性より価格は安いですが、硬化剤を混ぜる手間が生じます。

・一液性の塗料価格の目安:1セット(27kg):40,230円27kg(2,230円/1kg)

※購入場所・ルート次第では1缶15,000~20,000円でも探せます。

・仕上がり:透明の仕上がり

・強度は二液性の方が強い

・硬化剤を混ぜなければ、長期間保存できる

・耐用年数が長い

・使用できる建材が多い

下塗り剤・防水塗料・トップコートがセットになっている塗料を選ぶ

下塗り材・防水塗料・トップコートの3種類がセットになっているものがあります。

セットになっているものの最大のメリットは、材料に無駄が出にくいことです。

この3種類は必ず必要になってくる塗料ですので揃えるべきですが、DIYだと業者のように複数の施工現場で使うことができないので、材料が余ってしまいます。

処分するのにも費用がかかるので、無駄を削減することができます。

セットになっているものは、同じメーカーで揃っているので、材料同士の相性も合うように作られています。

DIYではなく防水工事業者に依頼した方が良い場合

ウレタン防水をDIYすることは可能ですが、防水工事業者に依頼した方が良い場合があります。

下記に当てはまる場合は、業者に依頼した方が良いでしょう。

  • 防水効果の耐久性を求める場合
  • 既に雨漏りをしている場合

防水効果の耐久性を求める場合

ウレタン防水は、10~15年の耐久性がありますが、それはウレタン防水を正しく行った場合に限ります。

ウレタン防水は施工者の技術力も必要とされますし、ウレタン防水は施工完了後の見た目で失敗しているかどうかは分かりにくいため、DIYの場合、半年~1年で防水効果が薄れてしまうかも知れません。

既に雨漏りをしている

既に雨漏りをしている場合こそ、プロに依頼するべきです。

雨漏りしている場合は、既存の防水層を撤去して防水層を作り直すか、既存の防水層の上から施工するかなど、調査を行うことにより判断をすることになります。

ここは、プロではないとできない事です。

ウレタン防水をDIYした時に出るゴミの処分方法

ウレタン防水で出たゴミ・不用品

ウレタン防水をDIYすると、ゴミが出てしまいます。このゴミの処分方法が意外に大変です。

ウレタン防水DIYで出るゴミは以下のものがあります。

  • 余った塗料
  • 塗料やプライマー(接着剤)の缶
  • 施工工事用の工具(ハケやローラー)
  • 落ち葉などの屋上やドレンにあるゴミ
  • 養生テープ・養生シート
  • ビニールシート
  • 雑巾、手袋、マスク等

ウレタン防水DIYで出るゴミは種類が多く分別が大変です。事業物件の場合は事業ゴミとして廃棄するhちうようがあります。一軒家のベランダなどの個人的なDIYは少量であれば家庭ゴミで捨てることもできますが、ウレタン防水のDIYはゴミの種類が多く分別が大変です。

不用品回収業者・便利屋にゴミを処分を依頼

不用品回収業者・便利屋に依頼することで分別せずにまとめて処分してもらうことができます。ここではおすすめの不用品回収業者を紹介します。

片付け侍

公式サイト:不用品・粗大ゴミ回収の片付け侍

片付け侍は不用品回収・粗大ゴミ回収・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷片付けをおこなってくれるサービスです。

ウレタン防水DIYで出たゴミを塗料も含め、分別せずに回収してくれます。最短30分で駆けつけてくれるので、想像以上にゴミが出た場合でも迅速に回収をしてくれます。

分別して自分で捨てるか、回収業者に依頼するか検討してみましょう。

防水工事業者に施工を依頼するとゴミ処分も委託できる

防水工事業者にウレタン防水の施工を依頼した場合、工事で出たゴミも処分をしてくれます。

防水業者の多くが一般産業廃棄物処理の資格を持っており、工事で出たゴミを処分してくれます。

ウレタン防水の優良業者を最大3社無料紹介

防水工事業者に依頼するにも、業者探しの手間や、悪徳業者に当たってしまう不安があると思います。もし防水工事の知識も深くない場合、相場の2倍以上の費用を請求されたり、1年足らずで雨漏りをするなどの失敗のリスクもあります。

そこで防水工事見積り.comは、地域でウレタン防水の施工ができる優良業者を、最大3社を無料で紹介をします。

更に業者を紹介した上で、今まで12,000枚以上の見積を見てきた防水アドバイザーが、業者からの提案の明細の説明や、相見積もりのコツ、疑問点、防水工事のポイントなどをお客様側の視点に立って懇切丁寧にお話しさせて頂きます。

現在、業者から見積りをもらっている場合、その見積が適正かどうかの診断も無料でさせて頂きます。

ウレタン防水をDIYするか迷っているようでしたら、ご気軽にご相談くださいませ。

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カテゴリー :ウレタン防水  タグ:DIY ウレタン防水 メンテナンス 修繕 

福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして10,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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