ウレタン防水の工程、単価、工法について

【2018年最新保存版】ウレタン防水の全て

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ウレタン防水とは

国内の施工される防水工法の46%を占めているウレタン防水。最も主流な防水工事の工法の1つです。
防水工事の中では比較的安価な上、塗り重ね改修が可能、複雑な建物にも適しているなどメリットが多く、提案されることも多い工法です。
しかし悪徳業者も多く、注意が必要な防水工法でもあります。

ウレタン防水の工法別の正しい見積もりも公開していますので、ぜひチェックしてみてください!


ウレタン防水を選んではいけない建物

ウレタン防水を選んではいけない建物そのものは特にありません。 しかし、雨漏りしている建物に絶対に選んではいけない工法があります。

雨漏りしている建物で採用してはいけないのは、ウレタン密着工法とトップコートの塗りなおしのみの工事です。 こちらの動画をご覧ください。

出典:YouTube すごい漏水 屋上防水改修工事後の漏水状況

雨漏りしている建物に、ウレタン密着工法やトップコートの塗りなおしの工事を採用すると、こういった事態になってしまいます。

防水工事のことをよく知らずに提案してくる業者もおりますので、十分注意をしてください。

【参考記事】防水業者と塗装業者の大きな違い、知ってますか?▽


通気緩衝工法と密着工法の違い

一番大きな違いは、通気緩衝シートの有無です。 この通気緩衝シートが、雨水を吸い取ってくれますので、雨漏り対策に有効となるのです。 対して、密着工法は下地と防水層を密着させます。雨水を吸い取る機能はないため、下地に含まれてしまった雨水はそのままですし、膨れの原因になって雨漏りが再発してしまうのです。

雨漏りしている建物に密着工法がダメな理由

雨漏りしている建物に密着工法がダメな理由

密着工法の場合、通気性能を持たない為、膨れ、破断が起きやすく雨漏りしている建物には向いていません。
通気緩衝工法の場合、通気層を持ちますので、初期費用は上がりますが雨漏りに最も効果的な工法です。 なお、通気緩衝工法は専門業者でないと提案ができません。*または、塗装業者さんなどが見よう見まねの通気緩衝工法を提案されるケースもありますので、注意が必要です。

また、ウレタン材は紫外線に弱い為、定期的なトップコートが必須です。そのため、長期的にコストを回収していく太陽光発電設置前の防水として可能ですが 設置には注意が必要です。
ソーラーパネルの重さを考慮し、防水層の厚みや硬さを場所ごとに変えていく必要がありますが、業界内でもそのことはあまり知られていません。

なお、ハウスメーカーといったALCの建物にウレタン防水工法は不向きと言われています。 ALCの構造に「ウレタン防水だけ」を提案する業者は、防水のことを知らないといっても良いでしょう。

【参考記事】ハウスメーカーなら塩ビシートかも?▽

塩ビシート機械固定法 VS ウレタン防水通気緩衝工法

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ウレタン防水を採用するなら、ウレタン防水を熟知し、かつ施工経験が豊富な業者に依頼しましょう。 当サイトでお手元の見積もりが、適正な内容か無料で診断するサービスもございます。 お気軽にご相談ください。

ウレタン防水の工法

ウレタン防水工事には密着工法と通気緩衝工法(絶縁工法・脱気工法)があり、建物の状態や下地の状況、予算などによって採用したい工法も変わります。

まずは、代表的なウレタン防水通気緩衝工法の全工程の動画をご覧ください。 ここまで丁寧な工事をして、初めてウレタン防水では、雨漏り対策となります。

ウレタン防水通気緩衝工法の全工程

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ウレタン防水の施工実績(一部)

  • ウレタン防水の施工例その1
  • ウレタン防水の施工例その2
  • ウレタン防水の施工例その3

ウレタン防水通気緩衝工法とは


ウレタン防水通気緩衝工法とは
雨漏り有効度 ★★★★★
雨漏りに大変有効な工法です
価格相場 5500円~6000円/1㎡
平均寿命 10年程度
*メンテナンスをしない場合
保証 10年

通気緩衝工法は通気緩衝シートを張り付けてからウレタン防水材を塗布する防水工法で、防水層を下地に密着させません。密着工法より初期費用はかかります。

通気性があるので寿命が長く、雨漏りにも効果的な工法です。

屋上・開放廊下・階段室、ベランダ・ルーフバルコニーなどあらゆる場所に施工できます。また、伸縮性もあるため、地震などの揺れに強い材質です。

ウレタン塗膜防水の膜厚が薄い場合は早期劣化が発生しやすく、下地の挙動に追従できずに破れ・亀裂の原因となります。

安全で信頼性の高い工法ですが、専門業者でないと提案ができません。


ウレタン防水通気緩衝工法の正しい見積もりと価格相場



ウレタン防水 密着工法とは

ウレタン防水 密着工法とは

ウレタン防水材を塗布して防水層を下地に完全に密着させる工法です。

ウレタン防水材を2層重ねて塗り、所定の厚さに仕上げます。防水層の厚さは2mm以上で、厚さだけではなく均等に塗る技術が必要です。

工期が短く、コストパフォーマンスの高い工法ですが、密着工法は通気性がないため、下地に含まれる水分の影響を受けます。

膨れや破談の原因となり、雨漏り対策には向いていない工法です。

雨漏り有効度 ★☆☆☆☆
雨漏りに不向きな工法です
価格相場 4500円~5000円/1㎡
平均寿命 5年程度
*メンテナンスをしない場合
保証 1年~5年

ウレタン防水密着工法の正しい見積もりと価格相場


【参考記事】既に見積もりを持ってるなら必ずチェック!▽

【動画】防水専門業者が行うウレタン防水通気緩衝工法の施工内容


既存防水を撤去した箇所に、仮防水(カチオン樹脂)をしていきます。下地がむき出しになってしまため、工事中に雨が降った対策として仮防水を行っています。
防水専門業者以外だと、省かれるケースがあります。

シート全体で水を吸っていくタイプのシートで、高機能です。他のメーカーさんですと、アスファルト性でできた通気シートを下地に貼っていく方法もあります。防水専門業者では、建物や状態によって、同じ通気緩衝工法でも、使うメーカーを変えた提案を行います。

晴天の日は、硬化スピードが早いため素早く防水加工をしていく必要があります。天気によって、作業スピードを変える必要があります。

手すりがガタガタになっている建物に、手すりの根本にクラウド剤(腐食防止)を注入していきます。腐食を防ぐだけでなく、手すりの強化にもなり、安全対策に効果があります。防水専門業者では、屋上防水のスペシャリストのため細かい部分も提案してくれます。

【参考記事】ウレタン防水通気緩衝工法とはどんな工程なの?▽


ウレタン防水基礎データ

ウレタン防水基礎データ

ウレタン防水工事の基本データをご案内いたします。液体状のウレタン防水材を用いるので、複雑な形状をした場所でも継ぎ目のない施工が可能です。ウレタン防水は定期的なメンテナンス・トップコート塗りが必要で、メンテナンスによって寿命も変わります。既存防水がシート系ですと、ウレタン防水とは相性が悪いため、不向きです。
詳細は是非お問い合わせください。

手抜き注意度 ★★★★★
価格相場 4500円~6000円/1㎡
平均寿命 3年~10年程度
*メンテナンスをしない場合
保証 1年~10年
工法 X-1工法 (通気緩衝工法・絶縁工法 ・ 脱気工法 )
X-2工法 (密着工法 )
適した建物 基本的に、どの箇所でもお勧め
複雑な形状の建物でも施工出来る
ビルやマンション等、貯水槽や室外機等が多いところ
オススメ ウレタン防水密着工法:費用を重視したい人
ウレタン防水密着工法:1年~5年位防水層がもてば良い人
ウレタン防水通気緩衝工法:10年~15年持たせたい人
不向きな建物 ACL(軽量鉄骨:ハウスメーカー)
主なメーカー サラセーヌ、ダイフレックス、田島ルーフィング、日本特殊塗装、横浜ゴム、東洋ゴムなど

ウレタン防水を長持ちさせるコツ

ウレタン防水は、永続的には持ちません。紫外線や経年劣化によって、痛みも進んできますので、こまめなメンテナンスが必要です。

ドレン(排水溝)の清掃は定期的に行う

ドレン(排水溝)の清掃は定期的に行う

ドレン(排水溝)の清掃は定期的に行いましょう。 ゴミや落ち葉がドレンに溜まると、排水がうまく行われずに、雨漏りの原因となってしまうことがあります。 小さなケアですが、重要です。

定期的なトップコートの塗りなおしで、永続的に持たせる

定期的なトップコートの塗りなおしで、永続的に持たせる

ウレタン防水は、5年~10年に1度はトップコートの塗りなおしが必要です。 万が一、何かあっても早めにメンテナンスをすることで、一部補修で済み、結果的に費用を抑えることができます。

【参考記事】メンテナンスが面倒な方は塩ビシートも検討しています!▽


ウレタン防水は、隅部とシーリングが大事

ウレタン防水は、隅部とシーリングが大事

ウレタン防水は、隅部とシーリングが部分が大事ですが、残念ながら自分自身で処理できる部分ではありません。 こちらは、業者さんの定期点検で、しっかりチェックしてもらってください。

ウレタン防水を依頼する際の業者の選び方

ウレタン防水を依頼する際の業者の選び方

ウレタン防水は、天候や建物の状況によって、厚さや勾配の調整が必要な技術が必要な工法です。専門の業者に工事してもらいましょう。

ウレタン防水はどんな業者に依頼するべき?

ベランダではなく、屋上防水工事の施工実績がある業者に依頼しましょう。もう一点見るべきポイントは会社概要です。事業内容の一番上に「防水工事」の記載がある業者は、防水専門業者といってもほぼ間違いないでしょう。

悪徳業者に要注意

悪徳業者に要注意

主流の防水工事のため技術者も多く 防水工事の中では比較的簡単に、技術をマスターできます。
しかし、あまり知識のない塗装業者やリフォーム会社が 「塗ればいいんでしょ?」と勘違いし、悪徳業者の被害が多いのもウレタン防水です。

ウレタン防水薄さ1mm以下

本来は2層3層と重ね塗りを行いますが、最後のトップコートを重ねれば、中の防水層は一切わからないため、最もごまかしのきく工法でもあり注意が必要です。
本来の防水層の厚さは2mm以上です。 防水層の厚さだけでなく、硬さも大切で、実は奥が深い防水です。


【参考記事】防水工事を提案されたけど本当に大丈夫?


火災保険が適応されるケース

火災保険が適応されるケース

強風で物が飛んできて、防水層が傷ついた、など自然災害により火災保険が適応されるケースがあります。 とにかく、現場の状況が分かる写真を撮ることが重要です。

「これは保険対象になるのかしら?」と少しでも気になったらご相談ください。
火災保険の申請のスペシャリストに無料相談できます。お気軽にお問合せください。

まとめ

  • ・ウレタン防水は、定期的なメンテンナンスが必要
  • ・雨漏りしている建物に、密着工法を採用しない
  • ・通気緩衝工法は、防水専門業者しか施工できない