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ウレタン防水のトップコートは、ウレタン防水層を紫外線や摩耗から保護するために、ウレタン防水工事の仕上げとして防水層の表面に塗る塗料です。

ウレタン防水は太陽の紫外線に弱いため、紫外線から防水層を守るトップコートは必須です。

トップコートには防水効果はありません。

ウレタン塗膜防水を長く持たせるためにはトップコートは大変重要な役割を果たします。

トップコートが剥げている症状
<トップコートが剥げている>

ウレタン防水にトップコートが塗られなかったとしたら、紫外線によりウレタン層にヒビや亀裂が入りやすくなり、結果雨水が侵入しやすくなります。

ウレタン防水層を長持ちさせるためにも、トップコートを塗ることが必須です。

ウレタン防水の防水層について詳しく知りたい方は「ウレタン防水とは?」の記事をご覧くださいませ。

ウレタン防水とは?工法の種類・基礎知識・費用まで徹底解説

ウレタン防水 トップコートの耐用年数は基本的に5年~8年です。

5年~8年くらいのタイミングで、表面が剥げてきます。

ウレタン防水 通気緩衝工法の耐用年数が13年~15年くらいのため、ウレタン防水の工事を実施した後は、2回ほどはトップコートを塗り直すことを推奨しています。

個人的なおススメとしては、10年後の保証が切れるタイミングで、トップコート塗り直しをしてもらうことです。

塗りなおしを怠ると、ウレタン防水層の表面にヒビや亀裂が入りやすくなるので、13年~15年より早い時期に、本格的なウレタン防水工事をやりなおす事になってしまうかもしれません。

10年くらいのタイミングでトップコートの塗り直しをすることで、防水層を守ることが出来ます。

ウレタン防水トップコートの施工前、施工後
<ウレタン防水トップコート 施工前・施工後>

ウレタン防水のトップコートは主に下記4つの種類があります。

  • アクリル系トップコート
  • シリコン系トップコート
  • フッ素系トップコート
  • 遮熱系トップコート

トップコートは防水工事のやり方により選び方が変わってきます。

各トップコートを1つずつ解説していきます。

【標準】アクリル系トップコート

耐用年数:5~8年

アクリルウレタン系のトップコートとは、樹脂が主成分の塗料です。

材料メーカーから標準で付いてくるトップコートです。

費用を抑えて施工をしたいときは、アクリル系トップコートが適しています。

【オプション】シリコン系トップコート

耐用年数:8~10年

シリコン樹脂を主成分とするトップコート材料です。

シリコンは柔軟性があり、耐候性が高い特徴があります。

紫外線や気候変動に対しても強い安定性を持っています。

シリコン特有の柔軟性が工事後の伸縮性を向上させ、建物の動きに対応します。

費用もそれほど高くなく、耐久性をえられるためコスパの良い塗料です。

【オプション】フッ素系トップコート

耐用年数:10年

フッ素樹脂は、テフロン(PTFE)などの商標で知られる、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の一種です。

フッ素樹脂は、紫外線や熱に強い耐候性を持っています。

耐候性が高く、劣化が少ないので一番長持ちするトップコートです。

アクリルやシリコンに比べ値段が高いです。

但し、確実に10年以上メンテナンスをしたくなく、防水層を痛めたくない場合は、選ぶと間違いありません。

フッ素系トップコートは、汚れをはじき紫外線にも強いため、アクリル系、シリコン系よりも性能面に優れているのが大きな特徴で、耐用年数も長くなります。

気になる点としてはコストが高いため需要は限定的です。

耐用年数は10年程あるため、メンテナンスの間隔をあけたい場合におすすめです。

【オプション】遮熱系トップコート

耐久年数:10年

遮熱トップコートは、主成分にウレタン樹脂を使用し、高い耐候性と柔軟性を兼ね備えています。

遮熱効果をもたらす特殊な添加剤を含み、太陽光を反射し、建物内部の温度上昇を抑えます。

平均表面温度が10度くらい下がると言われており、室内温度も1~2度くらい抑えられるようです。

これにより冷房負荷を軽減し、エネルギー効率を向上させます。

また、UV耐性があり、太陽の紫外線による劣化スピード軽減に貢献し、10年ほどの耐久年数があります。

遮熱トップコートは熱環境への対策と防水性の向上を両立させる塗料です。

フッ素トップコートと組み合わせて二重塗りすることも可能です。

ウレタン防水にトップコートが必要な理由は、ウレタン防水層を紫外線や熱から守ることです。

ウレタンのトップコートの膜厚は、0.2mmほどしかないため、数年経過すると薄くなり剥がれやすくなります。

ウレタンの防水層にトップコートを塗ることで、防水層の劣化の3つの原因から保護することができます。

  • 紫外線による劣化を保護
  • 気象条件による防水層のダメージ軽減
  • 耐摩耗性(たいまもうせい)からの保護

3つの詳細を解説します。

紫外線による防水層の劣化を保護する

トップコートが紫外線から防水層を守っているイメージイラスト
<トップコートが紫外線から防水層を守っている>

紫外線は目には見えませんが、短波長の電磁波であり、当たり続けると生物・物質問わず傷つけていくことになります。
トップコートは紫外線をカットする効果があり、紫外線による防水層の劣化を防ぐことができます。

気象条件による影響によるダメージ軽減

トップコートが風、雨、紫外線から防水層を守っているイメージイラスト
<トップコートが風、雨、紫外線から防水層を守っている>

屋上は、毎日、雨、暑さ、寒さ、雪、風など温度変化などにさらされているため、こうした過酷な気象条件によって防水層の劣化を促進します。

 ウレタントップコートは耐候性があり、気象条件に強い特性を持っています

塗り直すことで、これらの外部要因からの保護が強化され、より防水層が長持ちします。

ウレタントップコートの下に防水層がありますので、ウレタントップコートが防水層を守っていると言っても過言でありません。

トップコートが剥がれてしまうと、大事な防水層が、雨や日光によるダメージを受けやすくなります。

耐摩耗性(たいまもうせい)からの保護

屋上は、歩行や保守作業などの物理的な損傷を受け、摩擦の影響で防水層のトップコートが剥がれてしまうことがあります。ウレタントップコートの塗り直しにより、耐摩耗性が向上し、屋上の表面を保護します。

補足情報 防水面の機能性を高める

チップ入りトップコートの仕上げと普通のトップコートの比較
<チップ入りのトップコート仕上げ>

ウレタン塗膜は表面がツルツルしています。

そのため、トップコートに小さいチップ(砂や粒子)を混ぜて塗ることで、滑り止めの役割を得ることもできます。
ベランダ・共有廊下、階段など人が通行する場所で、ウレタン防水をするのであれば、チップ入りのトップコートを検討しても良いかもしれません。

ウレタン防水 標準のアクリルトップコートは、5年~8年の頻度で塗り替えを行う必要があります。

シリコンや、フッ素樹脂系のトップコートは、耐用年数が10年近くあります。

ウレタン防水のトップコートを塗り替えるタイミングは、耐用年数で判断するだけでなく、劣化症状を点検で確認することが大切です。

では次に、劣化症状が出たときと、耐用年数が来たときの両方を解説します。

トップコートの劣化症状が出たとき

ウレタン防水トップコートのひび割れ
<トップコートの劣化状況>

トップコートの劣化症状は、トップコートに粉状のものが付着するチョーキング、ひび割れ、剥がれなどが起こります。

しかし実際は少し剥がれただけですぐに塗り替えが必要なわけではありません。
また、標準のアクリルトップコートは、耐用年数が5年~8年くらいはありますが、気象環境や地震など要因により劣化が基準よりも早いときがあるので、定期的な点検は必ず行うようにしましょう。

トップコートの耐用年数が来たとき

トップコートに劣化症状が見られない場合でも、対応年数が来たときには塗り替えを行いましょう。

点検で気づかない劣化が潜んでいる可能性があります。

<点検の目安>

前回の防水工事から10年以上経過した際は、防水専門業者に定期点検をしてもらうことをオススメします。

トップコートを塗り直しをしなくても大丈夫という方もいますがそんなことはありません。

トップコートを放置すると、雨漏りする可能性もありますし、本来10年以上は確実に持つウレタン防水の耐用年数が短くなってしまいます。
ウレタン防水後、10年に一度くらいの定期的にトップコートの塗り直しは必須です。

防水層の状態やメンテナンス頻度・年数によって変わりますが、防水工事をしてから10年後のおよその費用を記載します。

トップコートの種類単価/1㎡
アクリルトップコート1500円くらい
シリコントップコート2000円くらい
フッ素トップコート2500円くらい
遮熱トップコート2500円くらい

それ以外に、職人代、会社の諸経費がかかります。

面積にもよりますが、100㎡以下であれば 職人1人で数時間で終ります。

100㎡~500㎡くらいで職人2人 1~2日くらいで終ります。

トップコート塗り替えの施工例

トップコート塗り替えの実際の施工例をいくつかご紹介します。

アクリルトップコート施工例

アクリルトップコート施工前
<施工前>
アクリルトップコート施工後
<施工後>
工法 屋上:ウレタン防水(補強シート入) 平米 屋上75㎡
金額 270万 10年保証 工期 22日間(塗装工事込み)

フッ素トップコート施工例

フッ素トップコート施工前
<施工前>
フッ素トップコート施工後
<施工後>
工法屋上・バルコニー防水工事
ウレタン防水通気緩衝工法(フッ素仕上げ)
平米160㎡
金額150万円 10年保証工期18日(雨が続いたため)

遮熱トップコート施工例

遮熱トップコート施工前
<施工前>
遮熱トップコート施工後
<施工後>
工法ウレタン通気緩衝工法(屋上)
※遮熱トップコート入り
ウレタン密着工法(庇・架台*ガラスクロス入り
平米91㎡
金額80万 10年保証工期8日

ウレタン防水のトップコートについて、記事以外のことで、お客様から聞かれるFAQを掲載します。

A.一時的には止められるかもしれませんが、また雨漏りは再開されてしまいます。

トップコートは防水材ではなく、仕上げ材の1つです。

雨漏りした場合は、根本的に防水工事をやり直しをオススメします。

A:結論から言いますと、回数を増やしたからと言って耐久性は長くなりません。

材料メーカーから指定された回数・用量を守ることが大事です。

病気の薬と一緒で、一回に服用する量を増やしたからといって治りが早くなることはありません。

医師から指定された量・回数を守ることが大事なのと一緒です。

A: 小さな発泡(ピンホール)と呼ばれるものだと考えられます。

乾燥しない状態でトップコートを塗布してしまうと、中の反応ガスの抜け道がない状態になります。

そうなると、ガスが抜けきらず、気泡のような小さな穴が開いてしまうことがあります。

特にそのままにしておいても雨漏りにはなりません。

但し、汚い仕上がりになっているので、工事をした業者に相談し、回避方法を聞いてみてください。

基本的な回避方法は以下です。

  • 気泡(ピンホール個所)大きくカットする
  • カットした箇所に下地調整材・プライマー(接着材)をもう一度塗布し最後にトップコートを塗布する

A: あくまでも目安ですので、塗らないからといってすぐ雨漏りするわけではありません。

その家の地域によって、日照時間も違いますし、気温も雨の降る量も違います。

前回の防水工事から10年経過すれば、経年劣化は始まっているはずですので、いつ雨漏りしてもおかしくありません。

またトップコート塗り直ししていれば雨漏りは絶対に防げるかといえば、それも違うかもしれません。

大事なことは、建物の所有者は定期的な点検を行い、ウレタントップコートの状態を確認することが重要です。

防水業者の判断も仰ぎながら、必要に応じて定期的なメンテナンスや塗り直しを行うことで、長寿命かつ効果的な防水効果を確保できます。

A: ウレタントップコートの施工は専門的な知識が必要であり、一般のDIYプロジェクトとは異なります。

市販の材料もディスカウントショップやネットで販売していますが、プロの業者が扱う材料よりも質が悪いです。

できれば、プロの防水業者に依頼したほうが失敗は少ないです。

A: 施工前に適切な下地処理が必要です。

なるべく表面についた埃やゴミを高圧洗浄で綺麗にしてから、トップコートを塗ると綺麗に仕上がります。

あとは塗りムラがないように均一に塗ることです。

そのため、技術のある防水職人に施工してもらってください。

ウレタン防水トップコートについて、ご説明してきましたが、防水工事をしてから10年以上経過しているのであれば、点検が必須になります。

また、トップコートの種類によっても耐久年数が変わってきますので、お建物や、ライフスタイルに合ったトップコート選びが大切です。

お近くの優良業者さんの無料点検サービスをしておりますので、お気軽にお問合せください。

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ウレタン防水とは?工法の種類・基礎知識・費用まで徹底解説 https://bousuikouji.info/urethane/urethane_bousui_towa/ https://bousuikouji.info/urethane/urethane_bousui_towa/#respond Fri, 26 Jan 2024 04:14:28 +0000 https://bousuikouji.info/?p=4235

ウレタン防水とは、建物に雨水が侵入しないように施す塗膜タイプの防水工事工法です。

ポリウレタン樹脂を用いる技術です。

この液体状の樹脂を塗り重ねて化学反応により硬化させて建物表面にしっかりと密着させます。

継ぎ目のない防水層を形成することで、雨水の浸入を防ぎ、建物の耐久性を高める効果があります。

低コストであらゆる箇所に適用可能なため、広く普及しています。

塩ビシート防水やアスファルトシート防水などで対応できない箇所(笠木やパラペット、基礎、架台など)を、ウレタン防水で施工でき、幅広い使い方がされています。

ウレタン防水は、防水工事のなかでもシェアが最も大きく全体の31.3%(※)でウレタン防水で施工されています。

ウレタン防水通気緩衝工法の断面図
画像引用元:一般社団法人 防水材協会
https://www.jwma.or.jp/data.html
※一般社団法人 防水材協会が公表している2023年データから引用

ウレタン防水の耐用年数・メンテナンス期間

ウレタン防水の標準耐用年数とメンテナンス期間は、工法により異なります。

耐用年数 メンテナンス期間
(トップコート塗り直し)
ウレタン密着工法 2~5年 5~8年に1度
ウレタン通気緩衝工法 13~15年 5~8年に1度
ウレタンメッシュ工法 10~13年 5~8年に1度

ウレタン通気緩衝工法の方が耐用年数が13~15年と長持ちします。

密着工法は耐用年数が通気緩衝工法より大幅に短いため注意が必要です。

但し、雨漏りしている建物の場合は、ウレタン通気緩衝工法一択になります。

詳しくはウレタン通気緩衝工法の理由を記載しているのでご一読ください。

ウレタン防水の建物ごと 向き不向き

ウレタン防水は建物により向き不向きがあります。

幅広い建物、形状に対応できる優れた防水工法ですが、不向きな建物もありますので、以下をご確認ください。

適した建物 複雑な形状の建物でも施工出来る
ビルやマンション等、貯水槽や室外機等が多いところ
基本的に、どの箇所でもお勧め
不向きな建物 ALC(軽量鉄骨:ハウスメーカー)

不向きな理由

ALCの建物は地震などの揺れに対して強い特性を持っています。揺れ幅を大きくすることで耐震性に強い構造をしています。

その強い揺れに追従性が最も高いのが塩ビシートです。

ウレタン防水は、追従性が弱いので、ウレタンが伸びて切れてしまう(伸縮性が低い)ため、不向きといわれています。

ALCの有名な建物のヘーベルハウス、セキスイハウス、パナホーム、トヨタホーム、ダイワハウスなどは、全て塩ビシートで施工されています。

ウレタン防水を実施すべきサイン

ウレタン防水工事を実施すべきサインは主に下記の7つがあります。

  • 防水層の剥がれ・破れ
  • 防水層の膨れ・浮き
  • 防水層のひび割れ
  • モルタルの破損
  • 水たまりができている
  • 泥や土が溜まり雑草が生えている
  • 雨漏りがある
防水層の膨れ
<防水層の膨れ>
防水層の亀裂
<防水層の亀裂>
防水層のめくれ
<防水層のめくれ>
防水層のひび割れ
<防水層のひび割れ>
目立つ傷
<目立つ傷>
パラペット(笠木)の顎下
<パラペット(笠木)の顎下>
雑草が生えている
<雑草が生えている>
排水溝のつまり
<排水溝のつまり>
排水溝のサビ
<排水溝のサビ>

これらの症状は、雨水から建物を守る防水層が劣化しているサインです。

1つでも該当する場合は、防水工事を検討する時期に入っています。

放っておくと悪化してしまうため、早めに防水工事をしましょう。

早めに対応することで、雨漏りも防げますし、お部屋の中の被害や、内装工事などの費用を結果的に金額を抑えることが出来ます。

ウレタン防水の工事をするタイミング

ウレタン防水の工事をするタイミングは、実施すべき劣化のサインが出た場合や、前回の防水工事から15年経過している場合は、ウレタン防水の工事を検討開始する時期です。

工事のおススメ時期としては、雨の少ない3~5月、10月~12月です。

防水業者の閑散期(公共工事の少ない時期)の3~4月は、費用の交渉もしやすくベストのタイミングです。

また、業者さんの都合に合わせて工事時期を決めてもらえると、費用を抑えてくれる可能性があります。

上で記載した、「ウレタン防水を実施すべきサイン」に一つでも当てはまる場合は、お気軽お問い合わせください。

防水工事見積もり.comでは無料点検をしてくれる業者をご紹介出来ます。

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ウレタン防水は下記の3つの工法があり、それぞれ特徴が異なります。

  • ウレタン密着工法
  • ウレタン通気緩衝工法(つうきかんしょうこうほう)又は、絶縁工法と呼ばれます
  • ウレタンメッシュ工法

工法によって向いている建物や耐用年数が異なるので、どちらの工法がいいのか判断できるように理解しておきましょう。

2つの工法の一番大きな違いは、通気緩衝シートの有無です。

通気緩衝工法で使われる通気緩衝シート(絶縁シート)は湿気や水蒸気を逃す構造のため、雨漏り対策に有効です。

ウレタン密着工法

ウレタン防水通気緩衝工法の断面図
<ウレタン防水密着工法の断面図>

密着工法は、既存の防水層の状態が比較的良く、雨漏りしていない場合に採用されることが多いです。

ウレタン通気緩衝工法と比べると、工事費用が比較的抑えられます。

しかし、雨漏りしている建物では選んではいけません。

下地と防水層を密着させる工法のため、雨水を逃すことができません。

下地に含まれてしまった雨水はそのままになってしまい、気温の上昇と共に蒸発して防水層の膨れの原因になります。

防水層の膨れ
<防水層の膨れ>

経年劣化により、膨れた部分が割れて雨漏再発の原因になります。

雨漏り有効度 ★☆☆☆☆
雨漏りしている建物には不向きな工法です
価格相場(目安) 4500円~5500円/1㎡
平均寿命(目安) 10年程度
(5年~8年毎のメンテナンスを推奨)
保証 5年

ウレタン密着工法がおすすめな方

  • 前回の工事がウレタン通気緩衝工法で工事された方
  • 防水層の状態が良く、将来的な雨漏りが心配な方
  • 工事する部位が複雑な建物の方
  • 商業ビルなど室外機が沢山乗っていてシート系の防水が出来ない方
  • 数年以内に売却を視野に入れて初期の工事コストをなるべく安くしたい方

ウレタン通気緩衝工法(ウレタン絶縁工法)

ウレタン防水通気緩衝工法(絶縁工法)の断面図
<ウレタン防水通気緩衝工法(絶縁工法)の断面図>
雨漏り有効度 ★★★★★
雨漏りに有効な工法です
価格相場(目安) 5,800円~7,000円
平均寿命(目安) 13年~15年
保証 10年

通気緩衝工法は、絶縁工法とも呼ばれます。下地に通気緩衝シート(絶縁シート)を貼り、その上からウレタン樹脂を塗り固めていきます。

裏面に特殊加工(あみだ状の蒸気の通り道)された通気緩衝シートを貼ることで、下地に溜まった湿気や蒸気を脱気筒やドレン(排水溝)に逃がす構造になっています。

現状起きている雨漏りを止めたり、将来的に雨漏りしない工法です。

ウレタン密着工法に工事費用は上がりますが、雨漏りに悩んでいる方は「ウレタン通気緩衝工法」を選びましょう。

なお、通気緩衝工法は技術力を必要とされるため、塗装工事業者ではなく、防水工事の専門業者でないと施工ができない可能性もあります。

ウレタン通気緩衝工法がおすすめな方

  • 雨漏りした建物の方
  • 1回の工事でより長持ちさせたい方
  • 将来的に雨漏りさせたくない方

ウレタンメッシュ工法

ウレタン通気緩衝工法の立ち上り補強用クロス
<ウレタン通気緩衝工法の立ち上り補強用クロス>
雨漏り有効度 ★★☆☆☆
通気緩衝シートを採用した際の立ち上がり部分に採用される工法です。
価格相場(目安) 5,000円~5,500円
平均寿命(目安) 10年~13年
保証 ウレタン通気緩衝工法と合わせた場合10年

10年前までは、ウレタンメッシュ工法が採用されていました。

近年はメッシュ工法ですと雨漏りは止まらないので、平場の防水工事では採用されなくなりました。

現在では、通気緩衝工法の採用の時、立ち上がりにウレタンメッシュ工法を採用するケースが増えています。

理由としては、立ち上がり部分の縦横の幅が小さく、通気緩衝シートを張れないため、その代用品としてメッシュシートを入れ、ウレタンを切れにくくする効果があります。

下地と防水層の間にメッシュシート(クロスシート)を挟みこむことで、ウレタン防水を切れにくくするためより雨漏りしません。

工事工程としては、メッシュ状の繊維材に、ウレタン樹脂を2重に重ねていき、最後にトップコートで仕上げます。

一般的には、立ち上がり部分が低い戸建てには採用されません。

大型のマンションなど立ち上がりの高さがある場合は、立ち上がり部分にウレタンメッシュ工法を採用することがあります。

現在は、平場にウレタン通気緩衝工法、立ち上がりにウレタンメッシュ工法を採用すると一番雨漏りしない工法です。

ウレタンメッシュ工法がおすすめな方

  • 平場にウレタン通気緩衝工法を選び、立ち上がりに高さがある建物の方

同じウレタン防水の工法であっても、業者毎に使用する言葉が異なります。
複数の業者に調査と見積もりを依頼すると、依頼する側に知識がないと別の工法を提案されたと思ってしまいます。

ウレタン防水通気緩衝工法でも3つ呼び方
<ウレタン防水通気緩衝工法でも3つの呼び方がある>

反対に、よく似た工法名が別の名前であることもよくあります。
「X-1工法」と「X-2工法」、「ウレタン密着工法」と「ウレタン密着メッシュ工法」は別の工法です。

ウレタン防水はメリットも多く、防水工事において最も採用率が高いのがウレタン防水です。

ウレタン防水にはメリットが多いので採用されやすいのですが、デメリットもありますので、抑えておきましょう。

ここではウレタン防水のメリットデメリットをご紹介します。

ウレタン防水のメリット

ウレタン防水のメリットは主に以下の7つが挙げられます。

  • 初期コストを塩ビシート工法に比べ抑えることができる
  • 工事後も補修がしやすい
  • 継ぎ目のない綺麗な防水層
  • 防水層が軽く建物に負担がかかりにくい
  • 複雑な建物にも適している
  • 工事後のメンテナンス費用が容易で、金額も安い(基本トップコート塗り直し)
  • 何度でも塗り重ねられるため、生涯コストが一番安い

ウレタン防水は、コストを抑えられることや、耐用年数、建物の負担などを考えるとメリットが多いため、多くの防水工事で採用されています。

特に、ウレタン通気緩衝工法はウレタン層の上に、何度でも塗り重ねることが出来るので生涯コストが一番安く、雨漏りも防げるため一番おススメの工法になります。

ウレタン防水のデメリット

防水に理想的とも思えるウレタン防水にもデメリットはあります。

ここでは主に5つのデメリットを紹介します。

  • 手作業のため塗膜面の均一性が職人の腕次第で変わる
  • 見た目では手抜き作業か分からない
  • 塗装にムラがあると劣化が急速に早まる
  • 施工前、施工中に雨が降ると工事完了の時間が大幅に変わる
  • 5~8年を目安にトップコートを塗り替えする必要がある

ウレタン防水の工事は、技術と信頼が伴う専門工事業者をしっかり探さなければなりません。

職人の技術次第で防水の耐用年数も変わり、見た目で手抜きが分からないとなると、技術と信頼の両方を兼ねた防水工事業者を探す必要があります。

その上で費用の相見積もりとなると、防水工事の依頼を決めるにも時間がかかってしまいます。

防水見積もり.comは、ウレタン防水の工事技術が高く、手抜きも一切せずに、適正価格を提示する防水工事業者を紹介しています。

ウレタン防水の工事事例は多数ある為、防水工事の事例と費用を紹介していきますので、参考にしてみてください。

ここではウレタン密着工法の事例、ウレタン通気緩衝工法の事例をそれぞれ紹介します。

ウレタン防水通気緩衝工法の事例と費用

・マンション

工法 屋上:ウレタン通気緩衝工法 平米 101㎡
金額 110万円
10年保証
工期 7日

マンションの屋上の事例です。屋上をウレタン通気緩衝工法で施工しています。
中古マンションを購入し、20年以上防水工事をしていないお建物でした。
賃貸に出しているため、入居者さまに雨漏りで迷惑をかける前に工事をされた方です。
101㎡で110万、納期7日なので、同じような規模の物件をお持ちなら参考にしてみてください。

・ソーラーパネル設置前

工法 ウレタン通気緩衝工法 平米 84㎡
金額 90万円
10年保証
工期 6日

ソーラーパネルを設置を設置を検討していたため、ソーラーパネル設置前に防水工事をしました。
ソーラーパネルを設置した後に、防水工事をしてもソーラーパネルの下に職人が入れないなどで防水工事の保証が出せない場合があると聞いて、先に防水工事をしました。

2015年にお問い合わせ頂き防水工事をされて、2023年現在雨漏りしておりません。

ウレタン防水密着工法の事例と費用

ウレタン防水密着工法の事例と費用について紹介させていただきます。

工法 ウレタン密着工法 平米 288.2㎡
金額 235万円
10年保証
工期 2か月

前回の工事でウレタン通気緩衝工法をしていたため、今回の工事ではウレタン密着工法を採用しました。

ウレタン通気緩衝工法の上にウレタン密着工法を施工したため、10年保証を出してもらえました。

室外機も多かったため、密着工法しか選択肢が有りませんでした。

前回の工事でウレタン通気緩衝工法をしていたので雨漏りもせず最初にウレタン通気緩衝工法をしておいて良かったとのご感想を頂きました。

ウレタン防水を長持ちさせるコツをご紹介します。

  • ドレン(排水溝)の定期点検・清掃を行う
  • 防水層の定期点検・メンテナンスを行う
  • トップコートを塗り替える

ドレン(排水溝)の定期点検・清掃を行う

ドレンの詰まり
<ドレンに落ち葉や土が詰まってる>

ウレタン防水で弾いた水は、全てドレン(排水溝)に流されます。

排水溝に水やゴミが溜まっていくと、水が流れにくくなり、水分を含んだゴミが溜まっている場所の防水層が劣化していきます。

ビニールゴミ、落ち葉など様々なゴミが排水溝に入り込んでいきます。

排水溝にはゴミが侵入しないようストレーナーというカバーがついてますが、ストレーナーを外して掃除することをおすすめします。

防水層の定期点検・メンテナンスを行う

防水層の定期点検・メンテナンスは長持ちさせるためには欠かせません。

ご自分で屋上に上がって、目視で確認してみましょう。

見るべきポイントは、ウレタン防水層のふくれと、破れ(亀裂)がないか、各コーナー部分の破れないか、立ち上がり部分のひび割れがないかなどです。

ウレタン防水のふくれや破れは、工事をした業者の技術が低いと発生しやすくなります。

トップコートを塗り替える

一般的なメンテナンスの代表例としてトップコート(最上位保護層)の塗り替えがあります。

トップコートとは、ウレタン防水の最期の仕上げ材のことです。

防水層を紫外線や摩擦から守る役目を持ってます。
ウレタン防水のトップコートは下記の記事で詳しく解説しています。

ウレタン防水のトップコートとは?防水工事の長持ちに必須!

トップコート自体に防水効果はありませんが、トップコートを塗ることにより、防水層の紫外線による劣化を防ぐことができます。

トップコートの耐用年数は約5~8年です。

そのため、5~8年に1回はトップコートを塗り替えを推奨しています。

最近ではシリコンやフッ素の高耐久トップコートが出てきていますので、長持ちさせたい方は採用を検討してみてください。

耐久年数の目安としては10年です。高耐久トップコートの場合でも10年に1回は塗り替えを推奨しています。

ウレタン防水は紫外線に弱いため、トップコートは必須です。

防水工事は定期的な施工が必要
<防水工事は定期的な施工が必要>
防水工事も定期的な施工が必要
<防水工事も定期的な施工が必要>

防水工事も10年以上経過しているのであれば、点検をしてもらいましょう。

状態が良ければトップコートを塗るだけで良いし、悪ければ防水工事をやり直しを提案されます。

その辺の判断は自分では出来ないので、建物の歯医者さんである防水工事業者に来てみてもらいましょう。

メンテナンスや、上で記載した「ウレタン防水を実施すべきサイン」に一つでも当てはまる場合は、お気軽お問い合わせください。

防水工事見積もり.comでは無料点検をしてくれる業者をご紹介出来ます。

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防水工事見積もり.comに寄せられているウレタン防水におけるよくある質問について、掲載させて頂きます。

ウレタン防水はDIYできる?

ウレタン防水はDIY出来ません。

トップコートの塗り直しはベランダなど狭い範囲であれば可能です。

但し、ホームセンターなどで売られている防水材と、防水業者さんが使っている防水材では、品質が全く違うので注意が必要です。

ご自身で塗り直しをして失敗し、業者に防水工事を依頼されるケースも有ります。

その場合は、お客様が塗った塗料を剥がす撤去費用と産廃費(ゴミ代)がかかります。

それであれば、最初から防水専門業者さんに依頼することをおススメします。

密着工法と通気緩衝工法はどちらがいい?

雨漏りをしている場合や、膨れがある建物は、ウレタン通気緩衝工法をおススメします。

前回の工事でウレタン通気緩衝工法をしている場合や、防水層の状態が良い時は、ウレタン密着工法でも雨漏りを防ぐことが出来ます。

初めての防水工事の方は、ウレタン通気緩衝工法を選ばれると失敗がありません。

ウレタン防水と塩ビシートはどちらがいい?

建物構造によって変わります。

複雑な形状の建物であれば、ウレタン防水です。

ハウスメーカーなどのALCや鉄骨造のお建物であれば、塩ビシート機械固定法がおススメです。

建物の状況により、平場は塩ビシート、笠木はウレタン防水など、ウレタン防水、塩ビシートを組み合わせた提案をされる事もあります。

建物の状態を専門業者さんに見て頂いて、最適な工法を聞いてみてください。

ウレタン防水は回数を沢山塗れば耐久年数は長くなる?

耐久年数は、長くなりません。

材料メーカーさんが科学的なテストをした結果、一番防水効果の出る塗る回数の設定しています。

また、材料メーカーの決められた防水工程を守ることで、メーカー保証を受けることが出来ます。

ウレタン防水の職人の腕の差を見抜く方法は?

一般的には、国家資格の防水1級防水施工技能士を持っている業者に依頼すると、腕の良い職人がいる可能性が高いです。

持っていない職人でも腕の良い職人がいるのも事実です。

業者さんの口コミや第三者機関からの推薦がある、客観的な評価がある業者は信憑性が高いです。

一番危ないのは、業者自信が「大丈夫です!」「自信あります!」「問題ありませんよ!」など抽象的な返事をする業者は疑わしいかなと考えています。

防水工事をメインとする専門業者に依頼する事をおススメします

お知らせ

ここで宣伝です。

当協会ではこの記事で紹介したポイントをもとに、防水工事に関する詳細な見積もりを承っております。

防水工事に不安のある方、業者の選び方に自信のない方はぜひ当協会にご相談ください。

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お問い合わせいただいたからといって、非営利のため、営業は一切しておりません。

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ウレタン防水のメリット・デメリット!事例も含めて解説! https://bousuikouji.info/urethane/urethane_merit_demerit/ https://bousuikouji.info/urethane/urethane_merit_demerit/#respond Thu, 25 Jan 2024 03:51:52 +0000 https://bousuikouji.info/?p=4362 ウレタン防水は2023年で最も採用されている防水工事です。

採用率が高い分、多くのメリットもありますが、ウレタン防水特有のデメリットもあります。

ウレタン防水を検討されている場合は、特にこのウレタン防水のデメリットには着目しましょう。

ウレタン防水のデメリットには、手抜き業者・悪徳業者を見抜きにくいという重要な点もあります。

こちらの記事ではウレタン防水のメリット・デメリットを中心に解説し、事例やよくある質問も含めて紹介していきます。

ウレタン防水についての基礎知識を詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

ウレタン防水の断面図
<ウレタン防水の断面図>

ウレタン防水とは、建物に雨水が侵入しないように施す防水工事の工法です。

2023年一般社団法人 防水材協会の集計によると、防水工事の31.3%はウレタン防水であり、防水工事において最も採用率の高い工法の1つになります。

採用率が高いとは言え、全盛期と比較すると、工事採用率は減少しています。

防水工事の採用率のグラフ
<防水工事の採用率>

画像引用元:一般社団法人 防水材協会
https://www.jwma.or.jp/data.htm

ウレタン防水は、ポリウレタン樹脂を用いる技術であり、液体状の樹脂を塗り重ねて化学反応により硬化させて建物表面にしっかりと密着させます。

仕組みとしては、継ぎ目のない防水層を形成することで、雨水の浸入を防ぎ、建物の耐久性を高めることができます。

低コストであらゆる箇所に適用可能なため、広く普及しています。

塩ビシート防水やアスファルト防水などで対応できない箇所を、ウレタン防水で施工するなど、幅広い使い方がされています。

採用率が最も高いウレタン防止には、主に7つのメリットを挙げることができます。

工期、工事のしやすさ、費用、メンテナンス、エコの面など、数々のメリットがあります。

  • 工数が短くコストを抑えることができる
  • 工事後も補修がしやすい
  • メンテナンス費用が比較的安い
  • 継ぎ目のない防水層を作ることができる
  • 防水層が軽く建物に負担がかかりにくい
  • 複雑な建物にも適している
  • 廃材が出ずらい

ウレタン防水は、工数が短くコストも比較的安価に抑えることができます。耐用年数が長い上に補修・メンテナンスがしやすく、コストも安いのも魅力です。
ウレタン防水の単価について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧くださいませ。

ウレタン防水の適正単価と業者選びの注意点を公開

建物の形状が複雑でも工事がしやすく、建物に対する負担も低い為、物件価値も維持することができます。

万能、理想的とも言えるウレタン防水にもデメリットは存在します。

簡潔に言うと、業者を間違えると大きな損失を被ることになります。

  • 手作業のため塗膜面の均一性が職人の腕次第で変わる
  • 見た目では手抜き作業か分からない
  • 塗装にムラがあると劣化が急速に早まる
  • 施工中は雨に弱い
  • 5年を目安にトップコートを塗り替えする必要がある
  • 耐久性・防汚性が塩ビシート工法に比べて低めです

防水工事業者には稀に悪徳業者が混じっています。

悪徳な業者というよりも、防水工事の知識や技術が無いため、間違った方法で施行していることすら気づいていないケースも多々あります。

ウレタン防水は悪徳業者に都合の良い工法でもあります。材料を薄めたり、雑な塗装をしても、身丈では手抜き作業と分かりません。

一般の方だけでなく、防水工事の依頼経験がある方でも、手抜き工事を見破ることは難しい工法です。

そのため、知り合いだとか、営業担当が親切だと言う理由だけで依頼するのではなく、知識・技術力も伴う防水工事業者を探さなければなりません。

職人の技術で防水層の耐用年数も変わるため、腕の良い職人・業者に施工してもらう事で、中長期的な費用負担を軽減する事に繋がります。

ウレタン防水の最大のデメリットは、悪徳・手抜き業者に遭遇しても、表向きには見破ることが難しいババ抜きのようなものである点です。

また、耐久性・防汚性が、塩ビシートに比べ、耐久性が低いため、トップコートの塗り替えを行う必要もあります。

ウレタン防水の手抜きウレタン防水の最大のデメリットである手抜き

ウレタン防水のデメリットとして、手抜き業者を見破りにくい点があります。

手抜き業者に施工をされると、1年足らずで雨漏りをしてしまいます。

実際にあった事例を紹介します。

  • ウレタンをただ一層塗っただけだったこと
  • 塗り方も荒く、厚みが少なくとも2ミリは必要だったところ1ミリ以下しかなかったこと
  • あきらかに雨漏り箇所と思われる部分は何とテープを貼っただけ
  • 工事は屋上部分の約半分しか行われていなかったこと
  • さらには雨漏り箇所には「塗り」は施されていなかったこと

ウレタン防水は防水層を作ることで防水効果を発揮しますが、一層だけでは防水効果を発揮できません。

塗り方も技術がなかったようでした。

手抜き業者のストーリーは下記の記事で詳しく紹介しています。

>>【衝撃実話】防水工事で損失200万円

A.はい。主流の工法です。

比較的金額が抑えられ、複雑な部位でも防水がしやすい塗料ですし、工事後のメンテナンスも比較的楽ですし、生涯コストが抑えられるため選ばれやすい工法の1つです。

A.初期費用がウレタン密着工法より高くなります。

通気緩衝シートの材料費と、工程が2工程ほど増えるので金額が上がります。

但し雨漏りに強いですし、耐久性も長いため、建物の生涯コストを考えると費用対効果が高いです。

A.どちらが良いかは決められません。

既存防水の種類、建物の構造体、施行する場所に形や、置物によっても有効度は変わります。

どちらにも長所・短所があります。詳しくは防水アドバイザーに聞いてみてください。

A.結論から言いますと、漏水の原因になります。

10年以上、防水工事をしていなければ、必ずといっていいほど、下地に水が溜まっています。

ウレタン密着ですと、下地に溜まっている水分(蒸気・湿気)を排出することが難しいため、気温が上がってくるタイミングで膨張します。

ウレタン膜が膨張するのが、膨れという状態になります。

ウレタン防水が膨れてが割れてひび割れた状態
<膨れてが割れてひび割れた状態>

膨れた状態が、パンパンに膨れると、いつか破裂します。

ちょうどそのタイミグで大雨が降ると、水が防水層、下地にどんどん入り、いつの日かその下の部屋に漏水する可能性が出てきます。

A.はい。本当です。

施工技術に差があると、耐久性や効果にばらつきが生じる可能性があります。

ウレタン防水は特定のプロセスや手順を守ることが重要です。

部位によって厚ミリを変えたり、水が排水溝へ流すため、傾斜をつけたり、乾く時間を見定めたりなど、職人の経験や技術の差が顕著に出ます。

A. ウレタン防水に関するメンテナンスや保証条件は、使用される製品や施工業者によって異なります。

一般的に、防水層やトップコートの耐久性には限りがあり、定期的なメンテナンスが必要とされます。

しかし、5年ごとにメンテナンスが必要とされるかどうかは、施行後の状況を見て判断します。

そのため、工事後の定期検査はとても重要になってきます。

ウレタン防水のメリット・デメリットについてお伝えしました。

ウレタン防水は施工が容易で、耐久性も高く、入り組んだ場所にも施工が可能な万能な工法です。

ご自分のお建物にはどの工法が合うのか知りたい方はお気軽に、問い合わせフォーム又は、お電話にてご連絡ください。

お問い合わせいただいたからといって、非営利のため、営業は一切しておりません。

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防水工事とは?工事の種類・耐用年数・単価まで徹底解説 https://bousuikouji.info/bousuikouji/waterproof-work/ https://bousuikouji.info/bousuikouji/waterproof-work/#respond Tue, 19 Dec 2023 13:27:07 +0000 https://bousuikouji.info/?p=4074

防水工事を怠ると建物の老朽化が進み、雨漏りなどの問題が起こります。

防水工事が手抜きであったり、技術がない業者が施工すると、本来5年の耐用年数の工事でも半年~1年で雨漏りが起こる可能性があります。

防水工事は依頼をする側が、主に4種類ある防水工事のメリットデメリットや、費用感、耐用年数などの最低限の知識を持っていないと、詐欺業者に多額な費用を支払ってしまう事もあります。

防水工事の見積もり先
<防水工事の見積もり先調査>

防水工事見積もり.comが2018年ユーザー調査を行ったところ、工事の見積もりを依頼した業者が防水工事業者以外だったという方が93.1%でした。防水工事業者に依頼しないと、技術不足により雨漏りが短期間で再発してしまったり、二次委託されることで中間マージンを取られてしまう可能性もあります。

本記事では防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザーの福島が、防水工事の失敗を防ぐために、防水工事の基礎知識ついて詳しく解説いたします。
防水工事のご不明点や業者探しにお悩みがある方は、防水工事見積もり.comの福島までお問い合わせくださいませ。

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防水工事とは雨から建物を守る工事です
<防水工事とは雨から建物を守る工事です>

防水工事とは雨水を遮断し、雨漏りを防ぐために行う工事のことです。

主に建物の屋根や屋上、ベランダ、バルコニーに施工されています。

建物を建てる際に防水工事は実施されますが、経年劣化により防水効果が薄れてくるため、定期的な施工が必要になります。

経年劣化により防水効果が下がる
<防水工事は定期的な施工が必要>
歯の劣化と屋上防水の劣化は同じ!
<防水工事も定期的な施工が必要>

雨風、紫外線によりダメージを受けた建物は、建物の表面にひび割れなどの劣化症状を生じます。

建物表面にできた破損部分から雨水が侵入すると、雨漏りはもちろん、建物の柱や梁が腐ったり鉄筋にサビが生じたり、建物の劣化にも繋がってします。

これらのリスクを抑えるために、建物の防水工事やメンテナンスは必要不可欠とされています。

防水工事の4つの種類
<防水工事には主にに4つの種類があります>

屋上の防水工事は大きく分けて下記の4つの種類があります。

工法 特徴 耐用年数 単価
ウレタン防水 複雑な形状の建物でも施工可能 2~15年
(密着工法は5年ほど、通気緩衝工法は15年ほど)
4,500~7000円
シート防水 下地を選ばずに施工可能 10~15年
(ゴムシートは10年ほど、塩ビシートは15年ほど)
5,500~7,500円
アスファルト防水 実績のある防水工事 15~20年 5,000~7,500円
FRP防水 耐久性に優れている 10~15年 5,500~7,500円

防水工事の4つの種類ごとの特徴とメリット・デメリットについて見ていきましょう。

ウレタン防水

ウレタン防水の仕上がり
<ウレタン防水は建物の形状を選ばず半永久的な防水効果がある>

ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗り固めて防水層を作る方法です。

防水工事の中では最もポピュラーな工法となり、2023年の一般社団法人 防水材協会が公表のデータによると市場シェア全体の31.3%がウレタン防水となっています。

樹脂を塗って防水層を作るため、建物の形状を選ばず、複雑な形の面でも対応することができます。

また、メンテナンスをきちんと行えば半永久的に持つというのも大きなメリットと言えるでしょう。

一方で、手作業で塗装を行うためムラが出やすいのも特徴です。

塗装のムラは劣化を早める原因となるため、施工の際はウレタン防水工事が得意な業者に依頼するようにしましょう。

※引用元:一般社団法人 防水材協会が公表している2023年データ

メリット 建物の形状を選ばず、複雑な場所にも施工可能
工期が短くコストを抑えることが可能
雨漏りにも強い
メンテナンスを行えば半永久的に重ねて工事可能
デメリット 手作業のため塗装のムラが出やすく、仕上がりが職人の技術に左右されやすい
定期的なトップコートの塗替えが必要
耐用年数 10~15年ほど
単価 4,500円~7,000円

ウレタン防水の有名メーカーとしては「ダイフレックス」「サラセーヌ」「田島ルーフィング」「日本特殊塗料」などが挙げられます。

一部の製品の中には価格が「激安」な粗悪製品が紛れていることもあるようです。

見積もりの際に「どこのメーカーの材料を利用しているのか」までチェックしておくとより安心できます。

ウレタン防水における2つの工法

ウレタン防水の工法として「密着工法」と「通気緩衝工法」と呼ばれるものがあります。

密着工法は、既存の下地に直接ウレタンを塗布し防水層を作成する方法です。

比較的安価に施工できますが、既存の下地が同じウレタン防水でないと施工できないこと、下地に水分が溜まった場合は防水層が浮き上がってしまうなどデメリットも多くあります。

一方で通気緩衝工法は、通気性のある「通気緩衝シート」というシートの上からウレタンを塗布する方法です。

通気緩衝シートが水分を逃してくれるため、防水層の浮き上がりや膨れを防止することができます。

デメリットとしては、密着工法に比べてコストが高いこと、脱気筒と呼ばれる金属製の筒の設置が必要なため、ベランダなどの狭い箇所には向いていないという点が挙げられます。

ウレタン防水のメリット・デメリットをもっと詳しく知りたい場合はこちらの記事で紹介しています。

ウレタン防水のメリット・デメリット!事例も含めて解説!

シート防水

シート防水の仕上がり
<シート防水は下地を選ばず施工が可能>

シート防水とは、塩化ビニルやゴム製のシートを建物の上に貼りつけ、防水層を作る方法です。

シートは専用の接着剤や機械で固定を行い、隙間から水が侵入しないように設置します。

シート防水のメリットは下地を選ばずに施工が可能であることです。

通常、他の工法の場合、二回目以降の工事の際は既存の防水層を撤去する必要があるのですが、シート防水の場合は下地が異なる工法であっても、そのまま施工できるのが特徴です。

一方で、複雑な施工箇所には不向きであるという特デメリットもあります。

シートを被せて施工するため、凹凸が多い面や障害物のある箇所への施工は難しくなります。

また、シート防水で利用する防水シートは工場で作成されているため、シートの品質が一定に保たれていることもメリットです。

メリット 下地を選ばずに施工可能
広範囲を一度に施工可能なため工期短縮が可能
耐久性に優れている(※使用するシートの種類による)
工事中の天候に左右されない
デメリット 複雑な施工箇所には不向き
工事中に騒音が発生する可能性がある
耐用年数 10~20年ほど
(ゴムシートは10年ほど、塩ビシートは15年~20年ほど)
単価 5,800円~7,500円

シート防水の有名メーカーとしては「アーキヤマデ」「ロンシール工業」「田島ルーフィング」「タキロン」などが挙げられます。

以前はシート防水といえば「ゴムシート」を利用した防水が主流でしたが、近年ではその多くが「塩ビシート」を利用した物となっています。

塩ビシートの弾性率は150%と他のシートと比較すると非常に高く(改質アスファルトシートの弾性率は15%程度)、しなやかで揺れなどに強いことから採用率が上がっているのです。

シート防水における2つの工法

シート防水の工法として「密着工法」と「機械的固定工法」があります。

「密着工法」は「専用の接着剤で下地と防水シートを接着する工法」でシートの全面が下地に密着するように貼り付けを行います。

後述の機械的固定工法と異なり専用機器の持ち込みが必要ないため、ベランダやバルコニーなど狭い箇所にも施工可能です。

一方で「機械的固定工法」は「専用の固定器具を用いてシートを固定する工法」となり、固定されている箇所以外はシートと下地の間に隙間ができます。

シートが下地に完全に密着しないため、通気性を確保可能なことから、既に漏水が発生している箇所にも施工可能となります。

しかしながら、固定用の機械を設置するときに騒音が発生するため注意が必要な工法です。

アスファルト防水

アスファルト防水の仕上がり
<アスファルト防水はビルや大きなマンションなどの屋上の使用例多数>

アスファルト防水とは、加熱して溶かしたアスファルトを利用し、専用の防水シートを貼り重ねていく方法です。

数ある防水工事の中で最も古くから行われており、絶対的な実績のある防水工事になります。

アスファルト防水にも工法がいくつかありますが、現在は「改質アスファルトシート」を利用した工法が主流となっております。

アスファルトで密着させながら防水シートを積層するため、塗膜防水とシート防水のメリットを集約したような施工方法です。

耐久性に非常に優れるため、ビルや大きなマンションなどの屋上に数多く施工されています。

一方で、他の防水層と比較すると重量があるため、耐震性のない建物や木造の建物には向いてません。

メリット 信頼性の高い確かな工法押えコンクリート仕上げが可能施工後すぐに防水性能を発揮可能雨にも強く耐久性に優れている
デメリット 複雑な形状の建物や木造の建物には施工不可施工中に熱や臭いが発生するため近隣への配慮が必要施工可能な業者が限られているため、専門業者への依頼が必要
耐用年数 12~18年ほど
単価 5,000円~7,500円

防水層を覆うようにコンクリートを打つ「押えコンクリート仕上げ」の施工が可能なのもアスファルト防水の特徴です。

押えコンクリート仕上げにすることで、屋上を歩行可能な状態に整えることができます。

アスファルト防水における工法

アスファルト防水の工法にもいくつか種類があるため、特徴を抑えて施工方法を選ぶ必要があります。

・熱工法

アスファルトを高温(200℃から270℃)に熱し、これを流し込んだ場所に防水シートを重ねていく工法です。

日本では100年以上前から行われている歴史ある工法で、信頼性が非常に高い工法と言われています。

アスファルトがすぐに固まるため防水層の形成を簡単に行えるのがメリットですが、高温でアスファルトを溶かす際に異臭や煙が出るため、近隣住民への配慮が必要となります。

・トーチ工法

現在の主流となりつつある工法で、改良されたアスファルトシート(改質アスファルトシート)を高温(800~1000℃)のトーチバーナーで炙りながら施工する方法です。

上述の熱工法では、アスファルトの溶解とシートの貼り付けは別工程で実施する必要があるのですが、トーチ工法ではバーナーでシートを炙りながら貼り付けていくため効率的に施工が可能となっています。

注意点としては、シートを熱しながら貼り付けていく際、完全に密着させるには技術力が必要となる点が挙げられます。

そのため、トーチ工法を選択する際は、より確かな技術力のある業者へ依頼する必要があります。

・冷工法

冷工法とは熱でアスファルトを溶かさずに施工する方法です。

トーチ工法で利用する「改質アスファルトシート」の裏に粘着層のコーティングを行い、熱を利用せずにシートを密着させていきます。

煙も臭いも出ず環境にやさしい工法ですが、シート同士の隙間を埋めるために上述の2工法よりも多くのシートを重ねる必要があります。

防水層の重量が大きくなるため、建物や屋上の耐久性を考慮する必要がある施工法です。

一般的に煙や臭いが出にくいため、密集している住宅街でも採用されることが多いです。

FRP防水

FRP防水の仕上がり
<FRP防水は工期が1~2日で済み木造のベランダや土間など狭い場所で採用>

FRP防水とは、建物下地の上にFRP(繊維強化プラスチック)製のシートを敷き、更に上から樹脂製のトップコートを塗って硬化させる方法です。

FRPは高い防水性と丈夫さを兼ね備えているため、人気のある工法となります。

また、塗膜の硬化も早く、工期が最短1~2日で抑えられるのもメリットです。

一方で、FRP防水の注意事項としては、広範囲」の床面には施工に向いていないという点があります。

FRPシートは伸縮性に乏しく、広範囲に設置してしまうと割れやヒビの原因となるのです。

同様に木造の下地も外気や湿度により伸縮することがあるため、ひび割れを誘発するおそれがあります。

FRP防水は木造のベランダや土間など狭いところで多く採用されている工法です。

新築の戸建で採用されることが多いため、改修工事を専門としている業者の中にはFRP防水工事の施工頻度が低く、不慣れな業者も多く見られます。

メリット 高い水密性を保持
耐久性に優れている
工期が短く1~2日で工事が完了することも
デメリット 対応できる業者が少なく、費用がやや高め
施工場所をやや選ぶ
耐用年数 10年年ほど(通気緩衝工法は13年~15年)
単価 5,500円~7,500円

それでは、実際に屋上防水工事が必要となるタイミングはどのような時でしょうか。

ここでは写真と共に事例を紹介していきます。

  • 雨漏り
  • 色褪せ
  • ひび割れ・膨れ
  • パラペットや笠木の劣化・破損
雨漏りの症状例
<天井以外にも壁にも雨漏りのシミが出る>

まずは実際に雨漏りしてしまったケースです。

雨漏りの原因としては「屋上防水の劣化」の他にも「外壁の劣化」や「目地の破損」「給水管の劣化」など様々な要因が挙げられます。

そのため、まずは雨漏りの原因を見つけるために雨漏り調査が必要となります。

目視での調査に加え、赤外線を利用した調査や、散水テストなどを実施し、雨漏りの原因箇所を突き止め、必要な工事を検討していきます。

調査の結果、防水層の劣化が雨漏りの原因となっていた場合は、防水工事が必要です。

この場合は、調査費用や修繕費用が併せて必要になるケースが多く、通常の防水工事よりもコストが高くなる傾向があります。

可能であれば雨漏りを起こす前に防水工事を実施するようにしましょう。

色褪せ

色褪せの症状例
<色があせて艶がなくなり、表面が焼けるようにくすみます>

上記の写真は、色があせて艶がなくなり、表面が焼けるようにくすんでいます。

トップコートが剥げてしまい、触ると指に粉がついてくる状態です。

急いで対応が必要な状況ではありませんが、早めに対応することで防水層を長持ちさせることができます。

緊急性:★★

ひびわれ・膨れ・浮き

ウレタン防水のひび割れの症状例
<ウレタン防水で見られる劣化のサインです>

ひび割れは塗膜系の工法やアスファルト防水で見られる劣化のサインです。

進行すると、ひび割れた隙間から雨水が侵入し、雨漏りや建物劣化に繋がります。

また、アスファルト防水の場合、抑えで使用しているコンクリートの収縮や劣化によりひび割れが生じる場合があります。

アスファルト防水の症状例り
<アスファルト防水で見られる劣化のサインです>
ウレタン防水の膨れの症状例
<防水層の中で水蒸気が膨らみ、防水材を押し上げて膨れる>

膨れは、ウレタン防水で発生します。

上の写真のように、目視で確認しやすく業者以外の方でも発見可能です。

防水層の中で水蒸気が膨らみ、防水材を押し上げて膨れとなっています。

防水層に水分が入っている状態でかなり危険な状態です。

このような症状が見られる場合は、可能な限り早めに修理の依頼を行いましょう。

危険度★★★★

・浮きはシート系の工法で見られる劣化のサインです。

防水層の浮きの症状例
<防水層の浮きは雨漏り寸前の状態です>

上記のような状態は雨漏り寸前の状態のため、一刻も早い修理が求められます。

雨漏りを起こす前に工事を行うことで、修理費用を抑えることが可能です。

直ぐに修理を依頼しましょう。

危険度:★★★★★

パラペットや笠木の劣化・破損

防水工事というと、屋上やベランダ・バルコニーの床面を想像しがちですが、実はその他にも重要な箇所がたくさんあります。

特に重要なのに見落としがちな箇所として屋上にある「パラペット」や「笠木」が挙げられます。

パラペットとは、屋根の外周部にある立ち上がった壁のことです。

パラペットとは
<パラペットとは、屋根の外周部にある立ち上がった壁のことです>

また最上部に取り付けられている仕上材(手すり部分)を「笠木」と呼びます。

笠木の隙間の症状例
<劣化すると剥がれてパラペットと笠木の間に隙間ができ水が浸入します>

パラペットや笠木が劣化するとパラペット自体が割れたり、剥がれて笠木との間に隙間ができます。

笠木はパラペットの上に被せるように設置してあるため、下から巻き上げるような強風のときは笠木とパラペットの隙間に水が侵入することがあります。</p >

鉄製の製品であればサビが生じ、劣化の原因となるケースも多いです。

実際にどの程度劣化しているかは笠木を外してみないとわかりませんが、笠木に触れた際、ポロポロと剥がれ落ちてくるようであれば劣化しているサインと考えましょう。

また、笠木の繋ぎ目に塗布されているコーキングの劣化も雨漏りの原因となります。

コーキング材が劣化し柔軟性が低下すると「割れ」や「切れ」の原因となり、できた隙間から雨水が侵入してしまいます。

防水工事の専門業者は笠木を外してのチェックや手すりの根本、コーキングの確認までしっかり行う事ができますので、床面だけではなく細部まで併せて見てもらうようにしましょう。

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防水工事には定期的な点検メンテナンスが必要不可欠です。

定期的な点検を行い、メンテナンスを施すことで、防水層を長持ちさせることができ、結果的に次回工事のコストを抑えることも可能となります。

防水層は、雨風や紫外線に晒され続けるため、少しずつ劣化が進んでいきます。

下記に記載している各工法の耐用年数をチェックし、耐用年数が経過する前に予防工事を実施するのがベストです。

万が一耐用年数を過ぎてしまっている場合は、必ず状態を確認し、劣化のサインが目立たなくても早めの工事を検討しましょう。

ウレタン防水 高い水密性を保持
10年
塩ビシート防水 15~20年(シートの素材による)
ゴムシート防水 10年
改質アスファルトシート防水 15~20年程度
FRP防水 10~15年程度

定期点検

定期的に点検し、予防工事を行うことは雨漏りを防ぐだけではなく、工事費用を抑えることにも繋がります。

一般的に雨漏りしてからの工事は「調査」「修繕」「防水工事」とステップ数が増えるため、見積もり価格も高くなってしまうのです。

定期点検を実施することで、上述のトップコートやジョイントシールの劣化、シートの浮きや剥がれなどにいち早く気がつき、早めの対処を実施することができます。

点検は、前回工事を行った業者にお願いするのが理想ですが、場合によっては違う業者に依頼することも可能です。

点検の目安としては、費用は「2〜3万円程度」、頻度は「5年に1度」となります。

※当協会の業者による防水工事には「1年・5年・10年」の無償点検をお付けしています。工事後のアフターフォローもお任せください。

メンテナンスにおいて最もメジャーなメンテナンスとしてはトップコートの塗り直しが挙げられます。

「ウレタン防水」「ゴムシート防水」「FRP防水」「アスファルト防水」の防水層の上にはトップコートと呼ばれるコーティングが施されています。

トップコートについては下記記事で詳しく解説しています。

ウレタン防水のトップコートとは?防水工事の長持ちに必須!

トップコートは、防水層が雨や風、紫外線に直接触れることを防ぐ役割を担っているものです。

防水層の耐用年数が10年~20年であるのに対し、トップコートの寿命は5~10年ほどと短くなっています。

ある程度年数が経過している防水層では、上に塗布されたトップコートが剥がれてしまい防水層がむき出しになっている可能性が有るということです。

トップコートの種類は主に3種類あり、その中でも、シリコントップコート、フッ素トップコートのどちらかを選ぶと、10年くらいはメンテナスもしなくても長持ちしやすくなるためオススメです。

次回防水工事を実施する際に、施工価格も安く抑えられるため、可能な限り定期的にメンテナンスを実施するようにしましょう。

また「塩ビシート防水」ではトップコートを利用していないため、トップコートの塗り直しは不要ですが、代わりにジョイントシールの注入が必要となります。
(ジョイントシールとはシートとシートの繋ぎ目を接着している溶着剤を指します)

こちらも経年劣化で粘着力が低下するため、10年に一度補修を行っておくと安心です。

ドレンの掃除

ドレンのつまりの症状
<ドレンに土やゴミが詰まっている状態>

屋上の四隅に設置されている、ドレン(排水溝)の役割は、屋上にたまった雨水などを排水するための排水溝です。

ドレンのストレーナー(キャップ)に風などで飛んできた木の葉やゴミがたまりやすい場所です。

木の葉やゴミが詰まると、雨水の排水が妨げられすと、水の流れが悪くなります。

最悪、屋上がプール状態になってしまい、防水層にひび割れや剥がれがある場合は、雨漏りする危険性が高まります。

そうならないように、定期的にドレンにゴミや葉が詰まっていないかを確認し、ゴミを撤去することが重要です。

これにより、防水層の劣化や雨漏りのリスクを低減できます。

〇オススメの清掃頻度

1年に1度は屋上に上っていただき、ドレン清掃されることはオススメです。

台風や風の強い日は、屋上にゴミがたまりやすいため、近日中に屋上に見にいくと良いかもしれません。

〇オススメの清掃の方法

ご自身で、家庭用高圧洗浄機、パイプクリーナーを使って清掃すると楽です。
*ホームセンターで売っています。

近所の便利屋さんに頼んで、定期的なドレン清掃を行うことが効果的です。

便利屋さんは時間給が多く、比較的、安価で清掃してくださるのでオススメ方法です。

これらの対策を講じることで、屋上のドレン箇所が効果的に機能し、防水層の劣化や雨漏りのリスクを最小限に抑えることができます。

防水工事を成功させるためには、優良防水工事業者に依頼しなければなりません。優良防水工事業者を選ぶコツは下記の通りです

  • 防水工事専門業者へ依頼する
  • 複数社見積もりをする
  • 適正価格の業者を選ぶ
  • パラペットや笠木の劣化・破損
  • 防水アドバイザーや業者紹介サービスに相談する

防水工事専門業者へ依頼する

防水工事を業者に依頼する際に、塗装業者やリフォーム業者に依頼する方が多くいます。

防水工事の認識調査
<防水工事の勘違い調査>

2018年に防水工事見積もり.comでユーザー調査を行ったところ、90%の方が防水工事と塗装は同じものだと思っていたと回答しました。
塗装業者やリフォーム業者に依頼をすると、塗装業者が防水工事業者に二次委託する事があります。その場合、中間マージンを取られてしまい、工事費用が高額になります。

防水工事業者でも業者ごとに得意分野が変わる

加えて、同じ屋上防水工事であったとしても、実は業者ごとに得意な分野というのが存在します。

ウレタン防水工事が得意な業者とシート防水工事が得意な業者が居た時、それぞれに専門の工法を依頼することでコストを抑えることが可能となります。

安く抑えられる理由としては、専門の業者は年間の工事量が多く、メーカーからの仕入れ等が比較的安価になることから、見積もり価格も下がる傾向にあります。

そのため、同じ工法・使用材料であったとしても価格に差が出るのです。

せっかく同じ工事をするのであれば、より安価に押えられる専門の業者に依頼するようにしましょう。

複数社見積をする

見積もりは必ず複数の業者に依頼をしましょう。

防水工事の費用が下がった事例
<防水工事見積もり.comの事例>

防水工事見積もり.comは、優良防水工事業者を最大3社紹介するサービスを行っており、実際のお客様で先に別の業者で見積もりを取られたときに、3億円の見積もりだったものが、防水工事見積もり.comが紹介した業者が現地調査と見積もりを取ったところ、なんと1億円まで下げることができました。
要因としては様々ありますが、こちらのケースだと中間マージンが高額であった事が原因でした。
防水工事は高額でありつつ、見積りの内容や相場が分かりにくいため、適正ではない費用を支払ってしまう方も多くいる現実があります。

相見積もりを取ることで、価格の相場や適切な工法を把握しやすくなります。

また、現地調査の際に可能であれば業者の方に色々質問してみましょう。

しっかりと話を聞いて回答してくれる業者の方が安心です。

見積内容についても同様に、細部までしっかりと説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。

防水工事の見積もりの見方や不正の見抜き方は下記の記事で紹介しています。

防水工事の相場と費用は?|見積もりを公開中。3ステップで簡単!不正な見積りの見抜き方

適正価格の業者を選ぶ

見積もり価格だけで業者を選ばないように注意しましょう。

価格の安い見積もりには必要な施工内容が含まれておらず、トラブルに発展するケースが多く見られます。

高い見積もりがNGではなく、本当に必要な項目が入っている場合もあります。

見積もりが高い理由のよくあるケースは、一般管理費や現場管理費などの諸経費の項目が多数あるなど、不要だと思われる項目が含まれている場合があります。

必ず、見積の内容を確認し「必要な工事が含まれているか」「適正価格から外れた金額ではないか」を確認の上、業者を選ぶようにしましょう。

防水アドバイザーや業者紹介サービスに相談する

10数年に一度の工事では、良し悪しのジャッジメントをするだけの経験は詰めないですし、 ネットに書いてあることも様々で、なにが正しいか間違いかよく分からなくなる場合も少ないくないかと思います。

あなただけの目や経験だけでは、本当に必要な項目、適正価格を見分けるというのは、かなり難しいことでないかと思います。

そこで、見積もりの解説を防水アドバイザーや第三者機関に見てもらうことは選択肢の1つです。

当協会では「見積もり解説サービス」や「業者紹介サービス」を実施しております。

複数の業者から見積を取ったがどれが良いのかわからない、適正価格かどうか判断がつかない、オススメの業者を紹介してほしい…などお困りのことがあればぜひご相談ください。

皆様の工事を全力でサポートさせていただきます。

いかがでしたか。この記事では防水工事の方法4種類の特徴、耐用年数、単価、メンテナンス、業者の選び方までご紹介しました。

防水工事は、修理が高額であり、建物の維持コストに大きく関わる工事になります。業者の提案そのままに採用してしまうと、ぼったくりや手抜きの被害に合う可能性があります。

まずは基本的な知識を知ることが大切ですが、防水見積もり.comでは見積書の無料診断や優良防水工事業者の無料紹介を行っています。

防水工事を検討されているのであれば、ぜひご活用くださいませ。

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マンション屋上防水ガイド!工法種類と業者選びノウハウを解説! https://bousuikouji.info/apartment/okujobousui_manshon_guide/ Tue, 31 Oct 2023 04:26:24 +0000 https://bousuikouji.info/?p=3284

屋上防水に失敗すると、物件の工事費が大きく膨らむだけでなく、物件の老朽化も進みやすくなり、マンション価値が著しく下がってしまいます。

防水工事は、業者により提案してくる材料や工法が違い、見積もりも大きく異なります。マンションオーナー側がしっかりとした知識を持っていないと、工事後のメンテナンス費まで無駄にかかり、財務計画が根本的に狂ってしまいます。

この記事はマンションオーナー向けに、下記の4つのポイントを解説していきます。

  • 屋上防水工事の基礎知識
  • 最適な工法の選び方
  • 信頼できる業者の選び方
  • 見積もりを読むポイント

4つのポイントを抑えることで、安定したマンション経営に繋がります。屋上防水ガイドとして、マンションの資産価値を守るためにお役立てください。

マンションの屋上

<マンションの屋上>

屋上防水が不十分な場合、雨漏りが起こりそれが高額な修復費用や住民の健康問題、さらには賃料や入居率の低下といった経済的な損失を引き起こす可能性があります。

マンションの経営は経費を下げることで継続経営が可能となります。修繕経費を引き下げる上で屋上防水は重要です。

この記事では、マンションの屋上防水の必要性と、それを怠るとどのようなリスクが生じるのかを詳しく説明します。

1-1.高額な修理費・修繕コストを未然に防ぐ

マンションの屋上は気象条件や季節の変動に常にさらされているため、適切な防水工事は必須です。

防水が不十分だと、修復費用が数百万円かかるケースもあります。
短期的な視点でコストを抑えようとして防水対策を怠ると、建物の鉄骨やコンクリートに重大なダメージが生じる可能性が高まります。このような状態が続けば、後からの修復は膨大な費用が必要となります。

1-2.雨漏りと湿気から住民を守る

雨漏りでカビた壁紙

<雨漏りでカビた壁紙>

雨漏りや湿気が原因で、室内でカビやダニが繁殖すると、入居者の健康を脅かす可能性があります。
マンションオーナーとして、入居者の健康と安全の確保は避けて通れない課題です。

例えば、雨漏りが原因でアレルギー症状が出る入居者がいた場合、その医療費も考慮する必要があります。
十分な防水工事によって、これらのリスクは大幅に減少します。

1-3.防水工事による経営的なメリット

屋上防水の状態は、賃料や入居率に直接影響を与えます。マンション経営において高収益を実現するには、コストパフォーマンスに優れた防水工事が欠かせません。

適切な防水工事を施すことで、入居者は安心して生活を送ることができます。
これが賃料の維持や高い入居率につながるのです。

一方で、雨漏りが頻発すると、賃料が下がる可能性や、入居者からのクレームが増えるリスクもあります。
したがって、防水工事は経済的な利点も多く、賢明な投資のひとつと言えるでしょう。

マンションの屋上防水工事は下記の適切なタイミングにより行うべきです。

  • 前回の防水工事から10年が経過
  • 劣化のサインが見られたとき

この2つを覚えておけば、雨漏りによる損失を防ぎ、住民の方にも安心をしてもらえます。

2-1.前回の防水工事から10年が経過

防水工事のタイミングは見極めが重要です。適切な時期に工事を行わないと、マンションの耐久性が損なわれる可能性があります。特に、古い建物や前回の防水工事から10年以上経過している場合は、防水層の劣化が進んでいる可能性が高いです。

2-2.劣化のサインが見られたとき

防水層の膨れ

<防水層の膨れ>

防水層の亀裂

<防水層の亀裂>

防水層のたわみ

<防水層のたわみ>

防水層のめくれ

<防水層のめくれ>

防水層が膨れている亀裂が見られる防水層がたわんでいるめくれている場合、これは劣化の兆候です。
このような状況を放置すると、小さな問題が大きなトラブルに発展する可能性があります。

2-3.定期的な点検で劣化を見極める

定期的な点検が行われていないと、初期の劣化を見逃してしまうことがあります。
新築マンションや大規模修繕後は、5年ごとの点検が一般的に推奨されています。

屋上防水で行われている防水工事の種類は4つあります。

屋上防水工事はマンションオーナーが直面する避けられない問題です。

しかし、防水工法は一つではなく、いくつかの選択肢があります。

ここでは、主要な防水工法とその特性について詳しく解説します。

  • 塩ビシート防水
  • ウレタン防水
  • エマルション系塗膜防水(ポリマーセメント系・水性系)
  • FRP防水
  • 改質アスファルト防水

適切な防水材料の選択は、マンションや戸建ての屋上の耐久性と安全性を高める鍵となります。
使用する材料によって防水性能、耐用年数、さらには環境への影響が大きく異なるからです。

3-1.塩ビシート防水の特徴

シート防水

<シート防水>

塩ビシート防水は、下地に直接演歌ビニールシートを貼り付ける工法です。
材料の種類は、ゴムシートなどもありますが、現在は塩ビシートが主流となっています。

シート防水は耐用性・対候性・耐熱性に優れており伸縮性もあるため、どんな下地にも施工できるのが特長です。一度施工すると、15年〜20年はメンテナンスの必要がありません
しかし、凹凸のある部分には向いていないので、その点は注意が必要です。

塩ビシート防水は、専門的な技術が求められる工法です。
下地の状態の把握、適切な工法の選定、シートのつなぎ目の処理など、多くのポイントで専門的な知識と技術が必要となります。
したがって、高度な技術を持つ防水専門業者に依頼することが、長持ちする防水層を確保するためには不可欠です。

材料メーカー代表例

【参考記事】塩ビシート防水について詳しく知りたい方はチェック▽

3-2.ウレタン塗膜防水の特徴

ウレタン防水

<ウレタン防水>

ウレタン塗膜防水は、ウレタンを主成分とした防水膜(防水塗料)を均等に塗り広げ、屋上を全面的に保護する工法です。
ウレタン樹脂を何度も塗り重ねることで、つなぎ目の無い防水塗膜を形成します。

この工法は比較的安価なうえ、塗り重ねて改修が可能です。塗るタイプの防水工法のため、施工が難しい凹凸のある建物や屋上、階段、ベランダなど、複雑な形状の屋上でも施工が可能な防水工法となっています。

施工後、時間が経つにつれて塗膜が薄れ、水が入りやすくなり雨漏りの原因となる可能性が高くなります。
この問題を防ぐためには、定期的なメンテナンスと補修が不可欠です。

リスクを最小限に抑えるためには、信頼できる業者と、定期的なメンテナンスが必要となります。
特に、業者選びでは過去の実績や口コミをしっかりと確認し、信頼性が高いとされる業者を選ぶことが重要です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、長期的な防水層を維持できます。

材料メーカー代表例

【参考記事】ウレタン防水について詳しく知りたい方はチェック▽

3-3.エマルション系塗膜防水(ポリマーセメント系・水性系)の特徴

エマルション系塗膜防水(ポリマーセメント系・水性系)

<エマルション系塗膜防水(ポリマーセメント系・水性系)>

エマルション系塗膜防水(ポリマーセメント系・水性系)は、水を主成分とした環境に優しい防水工法です。この工法は施工時の臭いが少なく、近隣への影響も軽微です。
しかし、防水性は他の工法と比べてやや劣るため注意が必要です。

一般的にこの工法は下地調整や、一時的な補修に使用されます。長期的な防水対策としては推奨されません。

材料メーカー代表例

3-4.FRP防水の特徴

FRP防水

<FRP防水>

新築の戸建てやベランダでよく採用されるこの工法は、ガラス繊維と補強材を組み合わせた樹脂で防水層を作ります。つなぎ目がなく、軽くて硬いので、人が歩くベランダや屋上に特に適しています。

FRP防水は、ガラス繊維でできているガラスマットを組み合わせた防水のため、硬くて丈夫です。
そのため、人が歩くベランダなどに採用されることが多い工法です。
広い面積に施工すると地震などで割れやすいと言われていましたが、最近の技術では割れにくくなっています。

材料メーカー代表例

3-5.改質アスファルト防水の特徴

改質アスファルト防水

<改質アスファルト防水>

改質アスファルト防水トーチ工法は、特殊なアスファルトを用いてトーチで熱を加え、屋上に施工する工法です。公共工事でよく使用され、100年以上の歴史と実績があります。
特に、大型のマンションやビルで失敗が許されない広い屋上(300㎡以上)に適している工法です。
ただし、重量があるため戸建てや小規模なマンション・ビルには不向きなので注意しましょう。

この工法の最大の特徴は、防水層が非常に強固で防水性が格段に高い点です。
しかし、施工に火器を使用するため、施工場所や条件によっては適用できない場合もあります。

材料メーカー代表例

3-6.各工法の最適な施工場所とメリット・デメリット

屋上防水の工法は、一口に言ってもさまざまです。
マンションオーナーとして、どの方法が最適なのかを判断するためには、各方法の特徴やメリット・デメリットを理解することが必要です。

以下の表では、主な防水工法を一覧にし、それぞれの特長や適用な施工場所をわかりやすくまとめました。
これを参考に、最適な防水工法を選択していただければと思います。

塩ビシート防水法 ウレタン防水塗膜防水法 エマルション系塗膜防水(水性系) FRP防水 改質アスファルト防水トーチ工法
特長 塩ビ製のシートで屋上を保護 ウレタン塗料で屋上全体をコーティング 環境負荷が低い水性の塗膜防水 ガラスマットを組み合わせている アスファルトを熱で施工し、強固な防水層を形成
最適な施工場所 大規模な屋上、長期使用を想定 形状が複雑な屋上、短期使用を想定 一般的な屋上、環境に配慮したい場合 ベランダなど人が歩くところ 高い防水性能が求められる場面
最適な建物構造 ALC、鉄骨 RC、木造 特になし 木造、RC 大型のマンションビルなどのRC、SRC
メリット 耐久性に優れる、長期間の防水性が期待できる 施工が容易、複雑な形状に適用しやすい 環境負荷が低い、施工時の臭いが少ない 耐久性に優れ ており歩行に向いている 強固な防水層、非常に高い防水性能
デメリット 専門的な技術が必要、業者選びが重要 経年による劣化が早い 防水性にやや劣る 地震などの揺れで割れることもある 施工に火器が必要、安全管理が欠かせない

【参考記事】工法により単価が変わるため、詳しくは知りたい方はこちら▽

マンションの資産価値を維持するためには、信頼性の高い防水工事業者を選ぶことが欠かせません。
選んだ業者の施工品質が、将来発生するトラブルやメンテナンスコストに大きく関わるからです。

4-1.過去の実績と口コミをチェック

防水工事業者を選ぶ時に最初に行うのは、過去の実績や口コミをチェックすることです。
特に、同じようなマンションや建物での防水工事経験がある業者は、その建物の特性や問題点を理解している可能性が高いです。

同じマンションタイプでの防水工事経験がある業者を優先しましょう。

4-2.資格と認定の有無

防水工事の国家資格を持っているか、継続的な研修を受けているかも重要な判断基準です。
資格や認定は、業者が最新の技術や知識を持っている証拠とも言えます。

国家資格や認定を証明するものを業者に求めることで、その信頼性を確認できます。

4-3.直接対話して見極める

業者さんは自分の所に受注が欲しいので良いことばかり言いがちです。
注意ポイントや、お客さまのメリットデメリットを説明してくれ、情報を出来るだけ出してくれる業者が良い業者です。

〇業者を見極める為の例

▼良い業者
  • 「自分の所で決めなくてもいいけど、ここだけは注意して欲しい」と具体的に伝えてくれる。
  • デメリット(リスク)を教えてくれて、それに対する具体的な対応策を提示できる。
  • 何の保証かちゃんと教えてくれる。
「笠木の部分から雨漏りしちゃうから、カバー外して防水処理した方が良いですよ。」
「お金はかかるけど状態の悪い防水層を、一回撤去してから新しい防水層を作ったほうが良いです。」
「今は全体的な事はやらなくても大丈夫です。水が流れる排水溝のドレンの所だけまず直しましょうか。
 2~3年後にまた防水層については考えましょう。」
▼良くない業者
  • 他の業者の悪口を言う。
  • 理解もしていないのに、すぐに他の業者のダメ出しをする。
  • 折角聞いているのに、質問に答えてくれない。
「頑固な職人堅気の業者に多い傾向があります。」

最も重要なのは、実際に業者と話をすることです。
この対話を通じて、業者が顧客のニーズをしっかりと把握し、適切な提案ができるかを確認できます。

4-4.依頼者側が注意すべきこと

業者さんも人間ですので、気持よく仕事してもらうために、気をつけた方が良い注意点を紹介します。

  • ネットの知識を知ったかぶりしない
    聞き方次第で、業者さんの対応も変わってきます。
    業者さんへの聞き方:ネットにはこう書いてあったけど、実際はどうなんですか?
  • 聞いてるふりをしない
    「なるほど、なるほど」など、中身のない返事をすると、業者さんも説明をしたくなくなります。
  • 高圧的な態度をしない
    業者さんも人間なので、親切な人には親切にしてくれます。
  • 無料だから当然だろなど言わない
    業者さんの時間と労力を使って、見積もりまでは無料で対応してくれています。
    無料のサービスを当たり前と思わないようにしましょう。
  • 口うるさく言わない
    細かいことを都度確認するより、メモなどにまとめて聞いてあげると業者さんも返答がしやすいです。

依頼者側も対話をすることを意識して業者に確認してください。
依頼者側も業者に信頼される人であって欲しいです。

そういうお客さまには業者さんからも良い情報を教えてもらえるでしょう。
できるだけ、「やりやすいお客様」と思ってもらえることが成功の秘訣です。

お見積もり後は、できるだけ業者さんから説明をしてもらいましょう。
現地にて待ち合わせして、現場を見ながら見積内容を確認するとより説明が割りやすくなります。

値段の部分以外で確認しておいた方が良い点をまとめました。

〇値段以外で確認すること
  • 保証の記載があるか?
  • 施工時期はいつにするか?
  • どれくらい工事日数がかかるか?
  • 現場監督はいるのか?
  • 膜厚は計っているのか?

他にも気になったことは、事前にメモにまとめて、業者に確認すると聞き漏れ・伝え忘れがなくなります。

季節ごとの特徴は下記の通りです。

春・秋 雨が少なく気温も適しているためスムーズ
高温で塩ビシートが伸びやすく品質と工期に課題
低温で材料が固まりにくく品質と工期に課題

春と秋は、雨が少なく気温も適しているため、工事がスムーズに進むでしょう。
この時期に工事を行うことで、品質を維持しながら効率的な作業が期待できます。

冬場は低温で材料が固まりにくい一方、夏は高温で塩ビシートが伸びやすいという問題があります。
特にウレタン防水などの塗膜系防水は、冬は材料が硬化する速度が遅くなる事があり、工事の進行が遅れることも考えられます。

工事にまつわる多くのリスクを回避し、品質を保ちながら効率的な工事を行うためにも、春と秋の間に防水工事を計画するのがオススメです。

防水工事が完了しても、その後のメンテナンスは欠かせません。
特にマンションの場合、その規模が大きいため、定期的な点検と維持が必須です。
工事が終わったからといって安心するのはリスクが高まります。

防水層には一定の耐用年数があり、気象条件や建物の状態によって劣化する可能性があります。

7-1.メンテナンスのタイミングと方法

基本的なメンテナンスとしては、業者によるアフターフォロー(1年・5年・10年)が推奨されています。
このタイミングで行われる専門業者の点検により、初期段階での雨漏りや劣化を発見し、早期対応が可能となります。

また、大雨や台風後に自分で確認することも大切です。
自分で確認して雨漏りや劣化を発見したら、業者さんに連絡を入れて見に来てもらいましょう。
専門知識がないと見落としがあるため、信頼できる業者に依頼することが重要です。

7-2.防水工事の頻度はどのくらい?

屋上の状態や使用頻度によりますが、一般的には5〜10年に一度のメンテナンスが推奨されています。
防水工法、材料により耐久年数がメーカーから明示されているのでそちらも参考にしましょう。

7-3.経済的なメリットと住民の安心

定期的なメンテナンスを行うことで、防水層を適切な状態に保つことができます。
これにより、大規模修繕時の費用を削減することが可能です。
さらに、継続的なメンテナンスはマンションの資産価値を維持し、入居者の安心感にも繋がります。

以上のポイントを踏まえ、防水工事後のメンテナンスの重要性を理解し、適切な対策を立ててください。

良い見積もり

<良い見積もり>

防水工事はマンションオーナーにとって、重要な投資の一つです。
防水工事に失敗して無駄な損失を出さない為に必要なのは、下記の2点です。

  • 正確な見積もりの取り方
  • 見積もり比較と交渉のスキル

この章では、正確な見積もりを取るための流れと、比較と交渉の方法について解説します。

8-1.防水業者選びと情報収集

業者選びの前に情報収集することが大切です。
自分のマンションに最適な工法で、防水工事を施工できる業者を選ぶ事が大切です。

やるべき事:インターネットやチラシ、Google口コミ、知り合いの紹介、GoogleMapを使って業者をリストアップする。

ポイント:3〜5社を選ぶのが理想です。見積もりは、多すぎても、少なすぎても比較ができません。

〇見積もりの比較に必要な業者の例
  • 管理会社
  • 工務店
  • 塗装業者
  • 防水専門業者

8-2.現地視察

見積もり業者の専門性と対応力をチェックしましょう。
施工についての専門的アドバイスがもらえるか確認すると分かりやすいです。
現地視察の時の大切なポイントをまとめました。

やるべき事:選んだ防水業者に問い合わせ、現地視察の日程を調整する。

ポイント:専門性と対応力をしっかりチェックする。

〇専門性の評価ポイント
  • 資格・認証: 防水業者が持つ資格や認証を確認する。
  • 過去の実績: 以前に手掛けた防水工事や、クライアントからの評価を確認する。
  • 提案力: 問題解決への具体的な提案があるか確認する。

〇対応力の評価ポイント
  • コミュニケーション: 質問に対して明確な回答があるか。
  • 柔軟性: 予期せぬ問題や変更にどれだけ柔軟に対応できるか。

8-3.見積もり提出

見積もりには重要なことが沢山詰まっています。
見積もりの詳細な中身をしっかり確認し、費用と計画を把握することが大切です。

やるべき事:業者からの見積もりを詳細に確認。

ポイント:費用の内訳、使用する材料、工事期間に注目。

〇その他の注目すべきポイント
  • 工事範囲: どの部分に防水処理を施すのかが明確であるか。
  • 工事方法: 防水工法(例:シート防水、塗膜防水など)が記載されているか確認。
  • 保証期間: 防水工事には保証期間があることが多いので、その詳細を確認。
  • 追加費用: 途中で発生する可能性のある追加費用や条件。
  • 支払い条件: 支払いは一括か、または分割が可能か。支払いのタイミングも確認。

8-4.各社比較

防水工事を成功させるために最も重要なのは見積もりを比較をすることです。比較をせずに値段だけで決めてしまうと後悔することになります。見積もりを比較して最適な業者を選出しましょう。

やるべき事:複数の見積もりを比較。

ポイント:価格だけでなく、提案内容や対応力も考慮。

見積もりの比較についてはとても重要なので、次の章で詳細にお伝えします。

8-5.確認事項と費用交渉

優良な業者を選び、見積もりの内容を精査した後、最期に工事内容や、確認事項、費用交渉をしましょう。

やるべき事:見積もりの項目で用途が不明な点や、相場よりも費用が高い場合は業者と交渉。

ポイント:費用以外にも、工程や材料について最終確認。

〇工程で注意すべき点
  • 工程表の詳細: 何日目に何の作業を行うのかが、明確にされているか。
  • 遅延対応: 予期せぬ遅れが発生した場合の対応策はあるか。
  • 品質保証: 各工程でどのような品質検査があるか。
  • 進捗報告: どの程度の頻度で工程の進捗が報告されるか。

〇材料で注意すべき点
  • 品質: 使用される材料が工事内容に合っているか、信頼できるメーカーからのものか。
  • 耐久性: 材料がどれくらいの期間の耐久性があるのか。

8-6.契約

選定業者が決まったら、公式に業者との契約を締結します。
契約はとても重要です。言った言わないが無いようにしっかり契約書を確認しましょう。

やるべき事:合意した条件であるか契約書を確認。

ポイント:契約内容をしっかり確認。細かい文字も見逃さないように。

〇契約書の細かい部分にも注意
  • 罰則条項: 違約したときの罰金やペナルティ。
  • 解除条件: 契約解除の条件や手続き。
  • 保証・保障: 製品やサービスの品質保証。
  • 支払条件: 支払方法、期限、遅延金利。
  • 納期と遅延: 商品の納期やサービス提供時期。
  • 責任範囲: トラブル発生時の責任分担。
  • 機密保持: 機密情報の取り扱い。

ここでは、業者を選び見積もりを取るところから、契約までの流れをご説明しました。
次の章では、取った見積もりの内容の確認ポイントについてご説明します。

見積もり確認

<見積もり確認>

見積もりは以下のポイントに注意して確認しましょう。

  • 費用の内訳を確認
  • 工事される項目が網羅されているか。
  • 工程計画と期間
  • 保証・保障内容
  • 過去の実績や評価

この章をチェックリストとして失敗しない防水工事を計画してください。
見積もりに上記5つのポイントがない場合は、必ず追加で書いてもらいましょう。
後から追加料金を請求されるリスクを下げることができます。

9-1.費用の内訳を確認

✅ 工事費、材料費、その他の費用(運搬費や諸経費など)が明示されているか。

面積ごとの相場

相場を知ると見積もりの内容が理解しやすくなりますのでご参照ください。

面積が広ければ広いほど、材料単価は安くなります。
ベランダや、ルーフバルコニー、戸建ての屋上は、職人は1~2人で施工可能です。中規模マンションになると3人程度で施工可能です。

そのため、施工面積が小さくても、大きくても、職人さんの人工代はあまり変わらないため、面積が狭い場所の方が割高になります。

場所 面積 価格
ベランダなど 10㎡ 15万円~30万円
ルーフバルコニーや戸建ての屋上 50㎡ 40万円~60万円
小規模マンション(6世帯) 120㎡ 100万円~180万円
中規模マンション(10~30世帯) 300㎡ 200万円~350万円
大規模マンション(50世帯以上) 500㎡ 400万円~600万円

【参考記事】工法により単価が変わるため、詳しくは知りたい方はこちら▽

9-2.費用の内訳を確認

✅ 材料名・工法名が書かれているか
✅ 既存の防水をどうするのか
✅ 下地調整は何をどうするのか
✅ 平場と立ち上がりが分かれているか
✅ 笠木の部分について書かれているか
✅ ドレンの設置について書かれているか(ドレン塗装はNG!)
✅ 平場の入隅シーリングについて書かれているか
✅ ウレタンの場合、トップコートは何を使っているか(シリコン・フッ素仕上げが良い)
✅ 数量がざっくりとしすぎていないか
✅ 保証年数の記載があるか
✅ 見積有効期限の記載があるか?
✅ 金額重視のパターン、長く持つパターンの2パターン出してくれるか?
✅ サービス点検の記載があるか(あくまでサービスなので、あるとなお良い)

良い見積もり例

良い見積もり例

<良い見積もり例>

〇屋上防水の部位名称
見積もりには、屋上のどの部分の工事か記載があります。
見積もりを見るうえで理解を深めるためにご参考にしてください。

屋上防水の部位名称

お持ちの見積もりを確認してみて、分からない点がありましたら、見積もり解説サービスにてご相談ください。

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9-3.工程計画と期間

✅ 工事の流れ、作業の進行状況、予定される完成期間は妥当か。

施工会社から工程表を貰ったら、内容をしっかり確認します。
いつ何をするのか、どれくらいの期間がかかるのか、誰が責任者なのかなど確認し、分からない点があれば施工会社に質問をしましょう。

5-4.保証・保障内容

✅ 工事後の保証期間や、どのような保障があるのか。

工事後の保証期間や、何の保証なのかを確認しておきましょう。
特に、保証内容には天災などは含まれない、など細かい記載があります。

保証書の発行の目安は、工事後の清算後に領収証と一緒に貰うのが一般的です。
施工会社やメーカーにより保証書の発行が遅れる場合もありますので、いつ頃保証書を発行してもらえるかも確認しましょう。

9-5.過去の実績や評価

✅ 業者の以前の工事実績や、口コミ・評価を確認。

口コミ、ホームページに実績があるからと言って、本当の実績とは限りません。
特に業者さんのホームページは更新が何年もされないこともあるので、できれば第三者からのお墨付きがあると一番信憑性があります。

>防水工事の第三者機関

以上の項目に目を通して、疑問点や不明点があれば、必ず業者に確認を取りましょう。

見積もりいっぱい

<防水工事の見積もり書>

マンションの防水工事は高額な投資であり、見積もりの取り方には特に注意が必要です。
その中でも、適切な業者数の選定、書面での確認、そして業者の総合評価など、抑えておくべき注意点について解説します。

10-1.業者数は3~5社に絞る

見積もりを取る際の、業者の適切な数は3〜5社がおすすめです。この範囲であれば、各業者の提案をしっかりと比較できます。
業者数が多すぎると、各見積もりの詳細な比較が困難になるだけでなく、各業者とのコミュニケーションもおろそかになる可能性が高まります。

見積もりは多様な業種に分散させる

多様な業種や、母体の大きさが違う会社に依頼すると、それぞれの特徴が分かる見積もりが出てきます。
したがって、より総合的な判断が可能になります。

〇具体的な業者例
  • 管理会社
  • 工務店
  • 塗装業者
  • 防水専門業者
  • 一括見積もりサービス

10-2.一括見積もりの運営会社選び

一括見積もりもおすすめですが、その運営会社の信頼性が問題になる場合があります。
特に、インターネット企業が運営している場合、業者のことを良く把握しないまま加盟させていることもあるので専門性が不足している可能性が高いです。
さらに、多数の営業電話がかかってくることで、お客様が不快に感じるケースもありますので注意が必要です。

10-3.視察の時に同じ条件の具体的な要望の伝える

防水工事を成功させるためには、業者に対して何を達成したいのか、どのような結果を期待しているのかをしっかりと伝える必要があります。
具体的な工事範囲、使用する防水材、予算などを明確に設定することで、後々の誤解やトラブルを避けることが可能です。

重要
事前に要望や条件をメモにまとめ、それを各業者に渡すことで、スムーズな進行が期待できます。
〇メモに記載する内容の例
  • 雨漏りの状況:どこから雨漏りしているか。
  • 工事範囲:屋上だけなのか、ベランダや外壁も含むのか。
  • どれくらい持たせたいのか:数年で物件を売却する予定なのか、それとも10年以上使用する予定なのか。
  • 見積もりの提出方法:メールで受け取る、郵送で受け取る、または直接手渡し。
  • 工事の希望時期:すぐに工事をしたいのか、それとも希望の時期があるのか。

このように具体的な要望を明確にすることで、業者も作業を効率よく進められ、あなた自身も納得のいく結果を得られるでしょう。

〇お金の話をいきなりするのはかなり難しいですよね。
そんな時に使えるテクニックを動画で1分で教えます。

<業者さんに「それとなく」予算を聞き出す方法>

10-4.見積もりを比較する

見積もりを貰ったら、業者に来てもらい説明を受けましょう。
気になった業者2社くらいをピックアップして、直接説明に来てもらうと比較しやすいです。

ご自身で見積もりを見比べたり比較をするのはなかなか大変です。
防水工事見積もり.comでは見積もり解説を得意としているため、無料解説を受けて見てください。
LINEでも解説しています。

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10-5.業者選定のポイント

業者選定は一番悩まれる点ですが、安さだけで決めてしまうのは危険です。
サービスの質、過去の施工例、信頼性など、総合的な評価が必要です。

費用と相場

防水工事には相場があるので、「高くても、安くても」ダメです。
工法、広さにより相場が違うため、下記の相場表をチェックしてみてください。

詳しくはこちら▽
>防水工事の相場と費用は?|見積もりを公開中。3ステップで簡単!不正な見積りの見抜き方

費用以外の業者選定のポイント

  • 専門性があるか:国家資格を持っている
  • 提案力があるか:具体的な提案を何パターンか提示できる
  • 対応力があるか:質問に明確な回答が出来る

〇インターネットでは出てこない本音を1分の動画で公開しています。

<金額以外の所で、良い業者選びのポイントはありますか?>

もし業者選定で迷ったら、防水見積もり.comにご相談ください。
お見積もりの内容と合わせて業者選定の助けになるアドバイスが受けられます。

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以上が、見積もりを取る際の注意点です。
特に、業者数と見積もりの確認は最も重要なポイントと言えるでしょう。
これらをしっかりと実施することで、後の工程もスムーズに進めることができます。

業者を選定した後の手続きと、契約書における重要な3つのポイントを解説します。

  • 書面での確認は必須
  • 納得した上で契約
  • 書面の保存

重要
口頭での合意はトラブルの元です。必ず書面での確認と保存を行ってください。この文書は後に何か問題が発生した際の重要な証拠にもなります。

11-1.書面での確認は必須

  • 書面が長いからと言って、読まずにハンコを押すのは避けましょう。
    例:契約書には罰則規定が含まれている場合があります。
  • 分からない点は、必ず防水業者に説明を求め、不明な点を残さないようにしましょう。
    例: 支払い条件や違約金については特に注意が必要です。

11-2.納得した上での契約

書面の内容に納得してからハンコを押しましょう。
但し、不必要に細かい質問や、同じようなことを繰り返し聞くのはNGです。
メモにまとめるなど、効率的なコミュニケーションを心掛けましょう。

〇確認すること
  • 発注者、受注者
  • 工事名
  • 工事場所
  • 工期
  • 工事金額
  • 支払方法
  • 点検サービス
  • 工事完了報告書(工程写真)
  • 保証書
  • 約款
    保証対象外の内容、金銭を支払わなかったときの違約金、施工中の損害について
  • 工事の変更

以上が業者を選定した後の契約手続きと注意点です。
書面での確認は非常に重要であり、後々のトラブルを防ぐためにもしっかりと確認しましょう。

11-3.書面の保存

トラブルになった時は、書面による裏付けで解決されることがほとんどです。
万が一、書面を無くしてしまうと、裏付けがなくなることになります。

相手側が書面を保存していても、トラブルになった時は、相手は書面を簡単には見せてくれません。
書面は厳密に保存しましょう。

防水工事は十数年に1回の工事のため、ご自身の経験も少なく疑問に思われることも多い工事です。
工事費も高額になりがちなため疑問などはしっかり解消して工事に臨みましょう。

実際に当サイトをご利用いただいている方から寄せられた、防水工事のよくある質問をまとめました。

価格が適正かどうかを判断するためには、複数の業者から見積もりを取って比較することが有効です。また、過去のケースや口コミ、第三者機関の意見を参考にするとよいでしょう。
工法の選定は、屋上の状態や形状、予算、期間など多くの要素に依存します。専門家の意見を求めることが重要です。視察してくれた業者に聞いてみて、2パターンほど見積もりを作ってもらいましょう。
但し、技術の無い業者の場合、ウレタンのみの提案などになることがありますので、2~3社から見積もりを取って比較してみましょう。
保証の有無は業者によって異なります。契約前にしっかりと確認しましょう。協会推薦業者は、施工会社保証、メーカー保証のW保証を出しています。
塗装は見た目を美しくすることが目的で、防水は雨漏りを防ぐ機能があります。用途に応じて選ぶ必要があります。塗装は比較的安価なため、安さだけで選ぶと雨漏りを防ぐことが出来ません。
工事の規模(広さ)や、工法、業者のスケジュールによって異なりますが、一般的には1週間程度とされています。
昇降用足場などがあり、室内を通る必要が無い工事の場合は、在宅は必須ではありません。
内階段などを使用しないと作業できない場合は在宅をお願いしています。
また、業者とのコミュニケーションがスムーズに行えるため、できれば在宅が望ましいです。
一度雨漏りすると、雨漏りは自然には直りません
雨が弱かったり、気温などにより目に見えるところまで漏れてきていないだけです。
台風やゲリラ豪雨などの時に、また漏ってきます。災害の後は、業者も込み合うので、その時に慌てないように、早めに防水工事をやりましょう。
一般的に、屋上防水の寿命は10~15年とされていますが、使用する材料や施工の品質、気候条件などによっても大きく変わります。
材料や工法別に、メーカーから耐久年数の目安が出ていますのでそちらを参考にしましょう。

また、定期的なメンテナンスが行われている場合、さらに寿命を延ばすことが可能な場合があります。

例えば、同じウレタン防水通気緩衝工法でもトップコートがフッ素入りの場合は、フッ素無しのトップコートより長持ちします。
他にも、5年ごとに点検し、トップコートの塗り替えや、防水層1層だけのメンテナンスをすることでより効率的に長持ちさせることも可能です。
工事後のメンテナンスについては、施工業者さんと相談をしておきましょう。
防水工事は、乾燥している季節(春や秋)に行うのが最適です。
塗料系の材料は、湿度が高いと材料が適切に固まらず施工不要になる場合があります。
また、シート系の材料は、気温の差で伸びたり縮んだりする場合があります。
見積もりを取る際には、5章で詳しく説明していますので、そちらもご参考にしてください。
  • 費用の内訳を確認
  • 工事される項目が網羅されているか
  • 工程計画と期間
  • 保証・保障内容
  • 過去の実績や評価
これらを確認することで、後でトラブルが発生するのを避けられます。
防水工事の業者選びは非常に重要です。
自分のマンションに最適な工法で、防水工事を専門的に施工できる業者を選ぶ事が大切です。
3〜5社から選び比較することが理想です。
6-3章で詳しく説明していますのでそちらもご参考にしてください。
  • 費用が相場の範囲であるか
  • 専門性があるか
  • 提案力があるか
  • 対応力があるか
はい、防水工事後のメンテナンスは非常に重要です。
定期的な点検を行うことで、早期に問題を発見し、小さな修理で済む場合もあります。
メンテナンスを怠ると、大きなダメージが生じ、結果的に修理費用が高額になる可能性があります。
点検の際は、気になることはメモして業者さんに共有しましょう。その際、今後のメンテナンスの流れなどを確認しておくと安心です。また、台風などの災害の後は、もし可能ならご自身で屋上を確認し、気になる点があれば業者さんに連絡して見に来てもらいましょう。

屋上防水はマンションやビルの維持において非常に重要な要素です。
防水工事にはそれぞれ特性があり、一概に「これがベスト」とは言えないため、自分の建物に最も適した方法を選ぶ知識が必要です。

さらに、防水工事における見積もりの取り方も非常に重要です。

  • 1.見積もりを比較する
  • 2.費用以外の大事な部分(工法や業者の対応など)を確認する
  • 3.値段だけで決めない

総じて、防水工事は一見単純に見えますが、多くの要因を考慮する必要があり、そのすべてがうまく組み合わさった時に初めて成功と言えます。
今回の記事を参考に、最適な防水工事を計画し、長期的に安心して建物を維持できるようにしていきましょう。

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ソーラーパネル設置後の雨漏りトラブル(苦情)が増加中!未然にトラブルを防ぐ方法を教えます。 https://bousuikouji.info/amamori/trouble_with_rain_leaks_when_installing_solar_panels/ Sun, 15 Oct 2023 06:23:13 +0000 https://bousuikouji.info/?p=3259

現在、国の補助金や電気料金の高騰化により、太陽光発電が注目を集めています。ご存知の通り、太陽光発電は屋根に設置したソーラーパネルで、太陽の光を電気エネルギーに変えるシステムです。

作られた電気は、家庭で利用できる電気に変換して使用可能で、余った電気は電力会社へ売ることもでき、経済的メリットが大きいことが最大の魅力です。

しかしその一方で、ソーラーパネル設置に伴うトラブルが増加していることはご存知でしょうか。国民生活センターだけに寄せられる相談件数(2012年)には、4005件にのぼりました。

ソーラーパネル設置の増加が強まったと言われる2007年、それから5年後には約4倍の相談件数になりました。 これは氷山の一角と言われているため、実際は10倍以上のトラブルがあると言われています。 トラブルの中でも最も多いのが、「雨漏り」のトラブルです。

「ソーラーパネルと雨漏りがなぜ関係あるの?」と思われる方も多いかと思いますので、簡単にご説明いたします。

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太陽光発電の装置は主に屋上(屋根)に取り付けます。

屋上には必ず防水層がありますので、パネルを設置する際、 雨や風などで落ちないようソーラーパネルを防水層のある屋上に直接固定させます。

固定する際は、屋上(屋根)に直接ドリルで穴をあけ、専用金具をネジで固定する方法が一般的です。 しかし、その穴もしくはその近辺に防水処理をしていないと、隙間から雨漏りしてしまいます。

最近は防水層(屋根)に穴を空けずに設置できるタイプのパネルも出てきていますが、太陽光発電の設置するパネルは、1枚約10kgと重さがあるため、 屋上に上がって、設置作業するだけで、防水層(屋根)そのものにダメージを与え、強度や防水性は格段に落ちてしまいます。

また、とても重いソーラーパネルは、一度設置すると、簡単に取り外すことはできません。 年月が経ち、劣化した防水層の状態のままソーラーパネルを設置すれば、すぐに雨漏りする…というトラブルが発生するのは当然のことなのです。

そのため、太陽光発電の導入を決める前に、必ず防水工事を検討してください。 木造でも、鉄筋コンクリート製の屋上であっても必要です。 下記の記事では、防水工事について初心者の方に向けて詳しく解説していますので、防水工事について知りたい方は読んでみてください。

防水工事とは?工事の種類・耐用年数・単価まで徹底解説

あまり知られていないことですが、ソーラーパネル設置会社は、防水工事に関しては素人です。

餅は餅屋。少し考えてみれば、太陽光発電の設置会社が防水工事をできないのは、当たり前の話ですよね。 しかし昨今、防水業者に相談せず、ソーラーパネル設置業者が見様見真似で施工(防水工事ではありません)し、雨漏りトラブル が発生しています。

防水工事は本来、とても技術力が必要です。 しかし、「塗る」という作業から塗装と勘違いされることが多く、「それならなんとかなるのではないか」と工事をした結果、防水層に穴を貫通させてしまうのです。 防水層に穴が空くのですから、当然、そこから雨漏りします。 これでは、最近のゲリラ豪雨などで想定を越えた雨の場合、防水性能が十分に発揮できない可能性があり雨漏りします。

さらに悪いことに、通常、貫通させた時点で既存の防水層の保証は無効 になります。 また、防水の知識が乏しい業者ですと、貫通させた部分のみ防水処理を施すことが多いようです。 これでは、最近のゲリラ豪雨などで想定を越えた雨の場合、防水性能が十分に発揮できない可能性があります。

本来ならば、屋上(屋根)全体の防水処理が必要なのです。

以上のことから、太陽光発電パネル設置の際は、必ず防水専門業者に相談され、しっかりと話を聞いてみることをお勧めします。

どこに頼んで良いかわからないと言う方は、 当サイトをご利用いただければ、ソーラーパネル設置前の防水工事を得意としている専門業者を無料でご紹介いたします。

これから設置予定の方は、ソーラーパネル業者と連携を取りながら、施工内容の相談にものっていただけます。

既にパネルを設置してしまったと、不安に思われた方もご安心ください。 もちろん、ソーラーパネル設置してしまった方も、相談にのっていただけます。

ソーラーパネルは、正しく設置することで安心して使うことができます。 自然にも経済にもエコのつもりで設置したら、経済的には最悪だった、ということにもならないようにしたいものですね。

トラブルを未然に防ぐためにも、防水工事をぜひご検討ください。

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ウレタン防水密着か通気緩衝工法どちらにしようか迷っています https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq0015/ https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq0015/#respond Tue, 10 Oct 2023 21:19:02 +0000 http://bousuikouji.info/?p=1859

【質問】

木造在来工法(外壁サイディング)戸建て

2階ベランダ床は、現在ウレタン防水密着工法。

現況、気泡等発生中、大きな亀裂、屋内外雨漏り(染み)等はないです。

ウレタン密着かウレタン通気緩衝工法どちらにしようか悩んでします。

物件が古く、気泡発生等がある為、再発を防止したいです。

予算的なものも悩みます。アドバイスください。

【回答】

確実に10年以上もたせたい。気泡などをなくしたい。

ということであれば

「ウレタン通気緩衝工法」が一番オススメです。

「ウレタン通気緩衝工法」が一番オススメです。

ウレタン通気緩衝工法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ウレタン防水通気緩衝工法の施工手順(絶縁工法)
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https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq0015/feed/ 0
塩ビシートの工事の仕上りについて https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq001/ https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq001/#respond Fri, 07 Jul 2023 02:38:00 +0000 http://bousuikouji.info/?p=1936

【質問】

10cmほどの立ち上がりに一部シートが密着しておらず、

1cmほど浮いている部分が、複数あります。正常ですか?

●基礎データ

既存の防水→塩ビシート

施工した防水工法→塩ビシート機械固定工法

【回答】

結論から申しますと、ご指摘いただいた現象は、品質・耐久性に問題はございません。

【問題ない理由】

新規シートの浮きは、既存シートをフォローしたためです。

塩ビシート機械固定工法は、既存のシート防水の上に、新しい塩ビシートを1枚、増し張りします。

既存のシート防水は、経年劣化や夏冬の気温差が原因でシートにシワが入ってしまうケースがあります。

そのため、既存シートの上に新規シートを張る際は、既存の状態によって張り方を変えていきます。

今回の防水層には、既存シートにワ寄りした箇所が複数ございました。

追従性を持たせるようあえて、少し(1㎝)ほど、シートにゆとりをもたせております。

追従性がある事で、地震などの揺れや夏冬の気温差での破断を防ぐためです。

【まとめ】

新規シート防水に浮きがあるのは、少したわみを持たせることで、既存シートをフォローし、地震の揺れや高低気温にも影響が受けにくくなる状態を作っているため

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https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq001/feed/ 0
塩ビシートの厚さの違いの差について https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq002/ https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq002/#respond Fri, 07 Jul 2023 02:32:53 +0000 http://bousuikouji.info/?p=1929

【質問】

塩ビシートは、厚さが違うと聞いてことがあります。

どれくらい差があるのでしょうか?

また、耐久年数が変わりますか?

【回答】

塩ビシートは、1.5mmと2.0mmの2種類あります。

厚さがある方が、耐久性が長いと言われています。

塩ビシートの厚ミリ

  • 1.5mm→耐久年数約15年ほど
  • 2mm→約17年~20年くらい

厚さがある方、シート防水の単価も高くなりやすいです。

※業者の仕入れ状況により、価格が変わらない事もあります

相見積もりで差が分かりますので、ご確認ください。

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https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq002/feed/ 0
塩ビシートの補強を無償でやってもらえますか? https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq003/ https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq003/#respond Fri, 07 Jul 2023 02:27:05 +0000 http://bousuikouji.info/?p=1924

【質問】

10年保証付きの塩ビシートを施工しました。

ジョイントが剥がれないよう、補強を無償でやってくれる業者はありますか?

【回答】

保障は、あくまで雨漏り保障となります。

軽い補修・補強であれば、無償でやってくれる業者もあるかもしれませんが基本的には、雨漏りしなければ、ジョイントの補修はしないと思ってください。

また、天災(大型台風や地震)で被害にあった場合は、業者の保証対象外となります。

しかし、火災保険に入っていれば、保険金で補える可能性があります。

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https://bousuikouji.info/bousui-netabere/faq003/feed/ 0