ゴムシート防水の「かぶせ工法」とは何ですか?
更新日:2024年10月12日 BY 福島 慎介
ゴムシート防水の「かぶせ工法」について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
この記事の監修者
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
ゴムシート防水の「かぶせ工法」についての質問と回答
【 質 問 】
ゴムシート防水の「かぶせ工法」とは何ですか?
【 回 答 】
ゴムシート防水の「かぶせ工法」とは、
既存の防水層を撤去せずに、その上から新しいゴムシートを被せる工法です。
既存の古い防水層(ゴムシートやウレタン防水など)を完全に撤去するのではなく、その上に新しいゴムシートをかぶせます。
メリット
- トータル工事費を抑えられる
- 防水層撤去費、産廃処分費が抑えられる
- 環境に優しい
- 工期が短くなる
デメリット
- 塩ビシートに比べ耐久性が短い
>塩ビシート 15年~18年
>ゴムシート 10年~12年 - 雨漏りに強い工法ではない
ゴムシート防水について詳しく知りたい方は、「ゴムシート防水とは?」をご参照ください。
かぶせ工法と撤去する工法の違いについては、こちらをご覧ください。
まとめ
「かぶせ工法」は既存の防水層を残したまま、ゴムシートをかぶせることで、トータルコストと工期の削減ができる、効率的な防水工法の1つです。
但し、最近はゴムシートよりもメリットが大きい塩ビシートのほうが選ばれる機会が多くなっています。
かぶせ工法について詳しい解説をご希望の方は、防水アドバイザーの福島までご相談ください。