塩ビシート機械固定の提案に、脱気筒の項目がありません。ウレタン防水には入っていますが、塩ビシートは必要ないと言われました。 大丈夫ですか?

更新日:2025年4月15日 BY 福島 慎介
塩ビシート機械固定の提案に、脱気筒の項目がありません。ウレタン防水には入っていますが、塩ビシートは必要ないと言われました。 大丈夫ですか?

塩ビシート機械固定での脱気筒の有無について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

この記事の監修者
福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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塩ビシート機械固定での脱気筒の有無についての質問と回答

【質問】

塩ビシート機械固定の提案を受けたのですが、脱気筒の項目がありませんでした。他社のウレタン防水には入っていましたが、塩ビシートは必要ないと言われました。

大丈夫ですか?

【回答】

結論から言いますと、既存の防水層の状態やお客様の使う用途に合わせて、脱気筒の有無を判断します。

脱気筒を付けた方がいいケースと、脱気筒の役割について簡単に解説します。

塩ビシート機械固定で脱気筒を付けた方がいいケース

脱気筒はシート下の湿気を逃がしてくれる優れもの
<脱気筒はシート下の湿気を逃がしてくれる優れもの>

脱気筒は、防水層と下地の間に溜まった水蒸気を外へ排出するステンレス製の筒です。

塩ビシートの場合、塩ビシート自体が小さな気泡が抜ける仕様になっているため、脱気筒は必ず付ける必要はありません。

ただ、既存防水層や下地に水が浸透してしまってる場合に、脱気筒をつけることがあります。

また、ドレン(排水溝)などからも外出可能ですが、脱気筒があったほうが、より湿気を逃がしやすく膨れるという現象が起きにくくなります。

まとめ

下地の状態によっては脱気筒の設置がおすすめ
<下地の状態によっては脱気筒の設置がおすすめ>

塩ビシート工法では、脱気筒は必ずしも必要ではありませんが、下地の状態によっては設置が推奨されます

湿気がこもりやすい場合には、膨れなどのリスクを防ぐためにも脱気筒の設置をおすすめします。

このほかに塩ビシート機械固定に関するご不明点がございましたら、防水アドバイザーの福島までご相談ください。

下記の記事でも塩ビシートに脱気筒をつける基準について解説しておりますので、ぜひご確認ください。

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