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ウレタン防水と塩ビシート防水、雨漏りしているときはどちらが良いですか?

更新日:2023年12月10日 BY 福島 慎介

【質問】

屋上防水の見積もりを取ったのですが、ウレタン防水と塩ビシート防水、それぞれ提案が違う業者がいます。

元々はウレタン防水加工が原因で雨漏りしている。

また天井腐敗が起こっていたことも分かりました。

それも踏まえ、どちらがのほうが良いと考えるべきでしょうか?

【回答】

結論を言いますと、今回は、「塩ビシート機械固定工法」がオススメです。

既存ウレタン防水の状態が大変悪いようなので、本来ならば全部撤去することが好ましいです。

しかし、既存防水層を全撤去すると、躯体自体も傷がつくこともあったり、撤去している間、大雨が降ってしまいますと、雨水が建物に入ってしまうリスクがございます。

塩ビシート機械固定ですと、現状の悪いところのみ撤去するだけで、あとは緩衝シート(水分を吸ったり、不陸を調整する万能シート)をはり、最後に塩ビシートを専用のアンカーで止めていく方法なので、リスクが大幅に軽減されます。

今回は、ウレタン防水のほうがデメリットも多いため、塩ビシート機械固定を推奨します。

◆ポイント

防水工法は100種類以上あります。

その中から、建物の構造や、既存の防水の種類、雨漏りしている箇所、どれくらい建物を持たせたいかなど、様々な要因を考慮し、一番マッチする工法を選定します。

経験や知識がないと、ミスマッチの提案を採用してしまい、余計なトラブルも発生します。

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カテゴリー :防水工事よくある疑問100選 

福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして10,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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