ウレタン防水密着か通気緩衝工法どちらにしようか迷っています

更新日:2024年9月5日 BY 福島 慎介

ウレタン防水密着か通気緩衝工法どちらが良いかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザーが回答します。

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福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

防災工事推進協会 代表理事 紹介ページへ

ウレタン防水密着か通気緩衝工法どちら良いかについての質問と回答

【質問】

木造在来工法(外壁サイディング)戸建て

2階ベランダ床は、現在ウレタン防水密着工法。

現況、気泡等発生中、大きな亀裂、屋内外雨漏り(染み)等はないです。

ウレタン密着かウレタン通気緩衝工法どちらにしようか悩んでします。

物件が古く、気泡発生等がある為、再発を防止したいです。

予算的なものも悩みます。アドバイスください。

【回答】

確実に10年以上もたせたい。気泡などをなくしたい。

ということであれば、「ウレタン通気緩衝工法」が一番オススメです。

ウレタン密着工法は、防水層に溜まった蒸気を逃がすことが出来ません。

膨れ(気泡)を起こしたくない場合は、蒸気を逃がしてくれる、ウレタン通気緩衝工法が最適です。

ウレタン防水通気緩衝工法とは

ウレタン通気緩衝工法では、蒸気を逃すために通気シートを張り、脱気筒を設置します。

脱気筒の役目は、防水層に水分がある時に蒸気を逃します。

中筒本体は穴が空いておらず、上部に蒸気が少し出るようなゆるみを付けていいるため、雨水などの水分は中に入ることはありません。

脱気筒の構造
<脱気筒の構造>

既に気泡がある(防水層に水分がある)雨漏りしている建物にはウレタン防水通気緩衝工法をおすすめしています。

ウレタン通気緩衝工法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

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