100㎡のウレタン防水が3日で終わる?防水工事の工期日数の目安は?
防水業者から見積もりを取ったところ、1社だけ工期日数が短いということがあります。
誰しも工事は早く終わってほしいと思いますが、工事が短いと逆に不安があると思いませんか?
ウレタン塗膜防水は、ウレタン塗膜を塗ったあとに乾かす時間があります。
最近ではウレタン塗膜を早く乾かすための硬化剤がありますが、あまりに短い工期日数は手抜き工事の恐れもあります。
こちらの記事では、防水アドバイザーの福島に寄せられたウレタン防水の工期日数と質問について回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
Q.見積もりによると100㎡の屋上防水をウレタン防水で工事期間3日となっています。短すぎませんか?
A.ウレタン防水・100㎡を工期3日で終わらせるというのは短すぎる印象です。
採用した工法によって工事日数は変わります。
一般的には、ウレタン防水・FRP防水は塗っていく工事なので、乾かす工程が必要です。
そのため、工期が長くなる傾向があります。
また、工事期間中に雨が降ることを考えて日数を出すことが一般的です。
塩ビシート防水は乾かすという工程がないため、比較的工期が短いです。
見積もりをとって、工事を決めた業者さんに「本当に3日で終わるのか?」を確認されることをおすすめします。
あまりにも工期が短い場合には乾ききる前に塗ってしまうケースがあります。
硬化不良を起こすと、密着度が低く、はがれやすくなってしまい見た目が汚くなってしまいます。
ウレタン防水の基礎的な知識を深めたい場合は「ウレタン防水の基礎知識」の記事をご覧くださいませ。
防水工事の工期日数の目安(種類別一覧)
防水工事の種類別の工期日数の目安は以下の通りです。
ウレタン防水の工期に加え、一般的な工法の工期も紹介します。
上記はあくまで目安となっており、建物の形状や雨漏りの状況によって異なります。
ただし目安の工期日数より目に余るほど短すぎる、または長すぎる場合、理由を確認した方が良いです。
ウレタン防水で短すぎる工期日数は手抜きの可能性も
ウレタン防水の最大のデメリットと言える点として、悪徳・手抜き業者に遭遇しても、表向きには見破ることが難しいことが挙げられます。
ウレタン防水は基本的に二層塗るところを、一層しか塗らなかったり、厚みも2ミリは必要なところを、1ミリ以下しか塗られていないなどです。
これらはトップコートを塗ってしまうと見破ることが難しいです。
詳しくは、「ウレタン防水のメリット・デメリット」の記事をご確認くださいませ。
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