太陽光パネルを設置した後は、外さないと防水工事ができないって本当ですか?

防水工事時の太陽光パネル取り外しの必要性について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
防水工事時の太陽光パネル取り外しの必要性についての質問と回答
【質問】
太陽光パネルを設置した後は、外さないと防水工事ができないって本当ですか?
【回答】
結論から言うと、そんなことはありません。
防水工事の際に太陽光パネルを外すべきかどうかの判別基準についてご説明します。
防水工事で太陽光パネルを外すべきかの判断基準

太陽光パネルが設置されている場所の防水工事をする場合は、実際に現場を見て以下のような条件が揃っていれば、太陽光パネルを外さずに工事できる場合があります。
- 防水層の傷みが軽度
- 架台の構造の適正
- 装置が設置されたままでも人が入って工事できる
また、採用する防水工法によっても、太陽光パネルの取り外しの必要性が変わります。
ウレタン防水という、樹脂を塗って防水層を作る防水工法であれば太陽光パネルを取り外さずに工事をすることができます。
一方、塩ビシート防水というシートを敷いて防水層を作る防水工法の場合は、太陽光パネルを外さなければ工事ができません。
防水工法は、既存防水層の状態や施工する場所の形状など、さまざまな条件に合わせて選ぶ必要があります。
ご自身の建物にはどのような防水工事が必要なのか、まずはそこから防水工事業者に相談してみましょう。
まとめ
太陽光パネルを設置した後の防水工事では、建物の状態や条件によってパネルの取り外しの必要性が変わります。
防水工事の専門業者に実際の現場を見て貰えば、太陽光パネルを外さなければいけないかどうかが明確になります。
誤った防水工事をしてしまうと逆に雨漏りを引き起こすこともありますので、必ず専門家に相談して決めましょう。
もし相談先に悩んだり困っている場合は、ぜひ防水アドバイザーの福島までご相談ください。
また、太陽光パネルについては以下の記事で詳しく解説しておりますので、そちらもご覧ください。