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【2023年最新版】太陽光パネルの仕組み、全て教えます

更新日:2023年12月12日 BY 福島 慎介

太陽光発電の仕組み

太陽光パネルを設置して発電をすることが出来る、太陽光発電装置。
エコであり売電収入も見込める大変魅力的なシステムです。
今回は、その太陽光発電の仕組みについて、最新の知識をもとに解説していきます。

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太陽光発電は、近年は多くのお宅が取り組んでいる、大変注目されている発電機器です。

メリットだけに目が向いて採用される方が多くいらっしゃいますが、太陽光発電にはメリットもデメリットもあります。

メリットだけを見ていると多くの期待をしてしまいますが、デメリットにも目を向けてしっかりと考えた上で検討をするようにしましょう。

太陽光発電のメリットとデメリットの本当のところを、詳しくご紹介致します。

1-1.太陽光発電のメリット

太陽光発電は素晴らしいシステムであり、とても人気があります。
一気に需要が増え、太陽光パネルが屋根の上に乗った建物や敷地はとても増えました。

そんな便利な太陽光発電装置ですが、メリットもあればデメリットもあります。
太陽光発電の大きなメリットは、これらが挙げられます。

発電ができる

1番の大きなメリットは、太陽光発電の主な役割であり発電が出来る事です。
それまでは電気は電力会社から買う物でしたが、自らの建物により発電が可能となります。

▼ポイント!
一般的な太陽光発電は、設置してある建物の電気量をまかない、余った電気量を電力会社に買取ってもらいます。

売電ができる

太陽光発電のもう1つの大きなメリットと言えば、 売電ができる 事です。
ほとんどのお宅で、月2万円程度の売電収入となっております。

電気量が無料になり、しかも電力が余ったら買取ってもらえる、まさに理想的なシステムなのです。

電気代の節約

太陽光発電の環境によりますが、太陽光発電を設置した事で電気代金はグっと下がっているお宅が大半です。

月々の電気代が1万円位だったのが、1,000~3,000程度に下がったというお宅が多くあります。
また、2万円位の電気代だったお宅は、7,000円程度まで下がっている傾向が多くあります。

ほとんどのお宅が半額以下若しくは1万円程度下がっている事から、 間違いのない電気代の節約になる といえます。

環境への負荷が少なく省エネ

電気は大気汚染の排出が無いのが、大きな魅力です。

太陽光発電は太陽光パネルに太陽光を浴びる事で発電をさせる方式ですので、環境に優しく発電へと導く事ができます。
原発等のような環境破壊へと導く事は一切ありませんので、安心して採用できる発電方法となります。

地球温暖化の原因を作らず快適に暮らすことが出来るので、環境に大きく貢献している事と言えます。

停電の際に停電しなくて済む

常に太陽光より蓄電を行っておりますので、万が一停電になったとしても太陽光パネルからの蓄電分から非常用電源として使う事ができます。
その為、停電になっても電気は通常通り使えますので、安心です。

近年災害が多い世の中ですので、このように停電時に作動してくれるのは物凄く助かります。

太陽光パネルが断熱効果を発揮

太陽光パネルは断熱効果を発揮してくれるので、夏は涼しく冬は暖かい建物に導きます。

屋根裏温度で比較すると、夏場はマイナス10度程、冬場はプラス5度程と高い断熱効果を発揮します。
その為、光熱費削減に役立ちます。

節電への意識が高まる

太陽光発電を行っている建物には、発電量などが表示されるモニターが設置されます。
その為、どのように電気を使ったらどれだけ電気代がかかるのかが一目瞭然で分かるようになります。

節電をしようという意識が高まり、電気量を節約できるようになったお宅が物凄く増えています。

確実な実質経済効果を得る事ができ、確実な回収が可能

電気代の差額と売電収入をプラスすると、月30,000円程度となるお宅が大半です。

月々30,000円ですので、年間では360,000円の実質経済効果となります。
設備投資費を1,800,000円と仮定すると、回収期間は5年間でOKという計算となります。

▼ポイント!
売電期間は現在10年間となっておりますので、回収期間が終わった5年以降は月々30,000円が全て利益となります。

売電が不可能になっても発電は可能

今現在10年間の売電と決まっておりますが、10年以降に売電ができなくても発電は可能です。
その為、発電された電気は引き続き使う事ができます。

太陽光パネルの機器が壊れるまで発電させる事が可能ですので、発電できる分の電気代を節約して使い続ける事ができます。

ピークカット効果により貢献ができる

太陽光発電は、太陽光の日差しが強い時により高い発電を発揮します。
太陽光の日差しが高い時間帯には夏場はエアコンを使いますので、電気使用量が大きい時間帯により多くの発電により電気を得る事ができます。

電力会社のピークカットに貢献でき、世の中の電気不足を防ぐ事へとつなげる事ができる理想的な発電方法となります。

メンテナンスが長寿命で簡単

太陽光発電は壊れにくい性能を持っておりますが、全くメンテナンスがない訳ではありません。

システムの寿命は15年ほどと言われておりますので、15年はメンテナンスが不要となります。
また、メンテナンスの方法も簡単ですので、余計な手間がかかりません。

自治体の補助金を受けて設置する事が可能な場合がある

太陽光発電はクリーンな発電ですので、環境を向上へと導くという理由から自治体から設置への補助金を受けられる事があります。
補助金制度を行っている期間がありますので、いつでも受ける事が出来る訳ではありません。

補助金が出ている時に太陽光パネルの設置ができると、とてもお得となりますのでオススメです。

自治体により補助金制度を行っている期間は違いますので、市町村サイトをチェックしてみると良いでしょう。

年々設置費用が安くなってきている

太陽光パネルは、発売当初から比べるとかなりお安くなってきております。
出始めの頃と比べると、1/5程度の費用となっております。

昔はお高い設備となっていましたが、今は手を出しやすい発電装置となっております。

1-2.太陽光発電のデメリット

太陽光発電のデメリットは、これらが挙げられます。

初期費用がまだ高い

1番のデメリットと言われているのが、初期費用がお高いという事です。

メーカーやパネルの面積にもよりますが、一般的に150~200万円程度が相場であり、屋根面積が広いお宅の場合は200~300万円もかかる場合もございます。
ざっと、車1台分の費用がかかってしまいます。
それらの費用を用意するは簡単ではないので、大きなネックとなってしまいます。

各販売店ではソーラーローンというローンも用意している所もあるようですが、あまり安い金額ではありません。

最終的には元を取ると考える太陽光発電ですが、まだまだ初期費用は高価です。
その為、なかなか踏み出せない方も多くいらっしゃいます。

広い屋根じゃなければ理想の発電がしにくい

もちろん、太陽光パネルの大きさにより発電量が大きく変わります。
その為、小さな屋根では理想通りの発電量は見込めません。

太陽光発電装置を検討する際に、業者さんが発電量をきちんと計算して提示してくれるのですが、仕事欲しさに多少オーバーに計算して提示してくる事があります。

それを信用して太陽光パネルを設置し、予想以下の電力量しか発電しないという苦情は残念ながら少なくありません。

小さい太陽光パネルシステムでは初期費用の回収が難しい

ある程度の太陽光パネルの面積が必要となりますので、小さい屋根では初期費用改修が難しくなってしまう事があります。

例えば、マンションのベランダでも太陽光発電パネルの設置は可能ですが、面積が小さいわりに初期費用が高いので、初期費用を回収できない場合もあります。

基本は、3kW~4kW以上の太陽光発電を取り入れる事が望ましいと言えます。
大きい程発電量が多くなりkWごとの単価もお安くなりますので、回収年数を短くできるというメリットとなります。

悪天候の際は発電しない

太陽光発電ですので、太陽光を受けて発電する事が大事になります。
しかし、天候は晴れだけではありませんので、太陽光を受ける事が100%常にある訳ではありません。曇りや雨等の太陽が出ていない時発電量にムラが出てしまうという事があります。
梅雨の時期は太陽が出にくいので、発電量がグッと抑えられてしまいます。

また、太陽の傾きにより太陽光パネルの太陽光が当たらない時間が長い場合も、発電にムラが出てしまう事があります。

太陽光パネルを設置する際は、それらも加味して設置を考えないと失敗してしまいます。

意外とメンテナンスが必要

太陽光発電にかかる費用は、初期費用だけではありません。
5年ごとの点検費用や火災保険、10年後故障した際に使う費用に積立等、様々な費用がかかります。

1度設置すると費用がかからないイメージがありますが、15年ほど経つと取り換えが必要な部品も出てくるので、意外とお金がかかってしまいます。

初期工事の際に取り替え部品のメンテナンスを含んだ上で契約する業者も居ますので、永年による部品交換については見積もりの際に問い合わせておきましょう。

取り付け方の不足により雨漏りを起こしてしまう事がある

太陽光発電装置を屋根上に取り付ける際、架台を屋根の野地垂木に留め付けます。
その際、コーキング等の防水措置をしながら取りつけるのですが、防水の仕方が良くなく雨漏りを起こしてしまう事があります。

また、太陽光発電装置を屋根上に取り付ける際に、瓦やスレート等の屋根材を破損してしまう事があり、雨漏りに繋げてしまう事があります。

どちらも、太陽光発電装置の取り付けの不慣れにより起きてしまいます。

屋根が隠れてしまう

太陽光発電装置は、屋根の上に取り付けます。

その為、せっかく選んだ板金の色が太陽光発電装置の影になってしまい見えなくなってしまいます。

屋根が傷んでしまう

太陽光パネルは屋根の上に取り付けるのですが、屋根に詳しい職人さんではなく、太陽光パネルと取り付ける職人さんが取り付けるので、屋根をいたわって施工をしようとしません。

その為、屋根の事を考えずにビスなどで打ち付けて留めてしまい、その留め付けが雨漏りの原因となってしまう事があります。
また、スレート屋根等の屋根の素材が弱い場合は、屋根の上に職人さんが乱暴に上がって作業をする事でスレート屋根を割ってしまい、雨漏りへと導いてしまう事があります。

太陽光パネル工事以降、雨漏りが発生したというお宅は残念ながら少なくありません。

耐震性の低い建物となってしまう

建物は、建物の上部が重いと揺れやすくなってしまう傾向があります。
太陽光パネルを屋根の上に設置すると屋根の重量が重くなってしまうので、建物に揺れが生じた場合に揺れが大きくなってしまう事があります。

太陽光パネルには様々な種類があり、枚数を多く設置する際は軽い太陽光パネルの設置を検討してみると良いでしょう。

建物が古く元から揺れが激しい建物には、太陽光パネルの設置はオススメできません。

1-3.太陽光発電は魅力的だからこそよく検討しよう

太陽光発電は素晴らしいシステムですが、メリットもあればデメリットもあるという事を覚えた上で採用するのかの検討を行いましょう。

上手く活用すれば、省エネ効果と環境への負荷を無くす事を行いながら発電が出来るシステムです。

太陽光パネルでの発電は、様々なご家庭で大変人気のある発電システムです。
その為、お宅でもご利用してみたいと思われる方も多いのではないでしょうか。

しかし、太陽光パネルシステムはお安い物ではございませんので、費用の面で不安に思われて二の足を踏んでいらっしゃる方も多いと思います。

太陽光パネル設置時の費用の目安やポイントなど、知っておくと便利な知識などを詳しくご紹介致します。

2-1.太陽光パネル設置費用の目安

太陽光パネルは色んなメーカーがあり色んな価格も目に付きますので、どの金額が妥当なのかわかりにくい方も多いと思います。

不当に高く見積もってくる業者もいますので、高い金額に納得できない場合はお断りをするようにしましょう。

▼ポイント!  

 

おおよその目安として、工事費込みで 1kW当たり41万円 が目安となります。
1kW当たり41万円をベースに考え、それ以上の金額を提示してくる業者がいる場合は、高くなった理由を聞きましょう。

2-2.ローンの場合は支払い計画をきちんと立てよう

物を買う時とは違い、太陽光パネルの場合は設置費用支払い後に電気を生むことができる生産財となります。

▼ポイント!
設置費用とその後に発生する費用に目を向けて、バランスの良い支払い計画を立てるようにしなければいけません。  

 

これらの費用に目を向け、計算をして月々の支払い計画を立てていきましょう。

・月々の電気代
・売電による収入
・月々のローンの費用

これらの費用のやりくりにより、毎月の出費はどれ位になるのかなどを細かく計算し、妥当な支払いなのかを細かく検討をしていきましょう。

これらの計算は業者の方でも行ってくれますので、気軽にご相談をしてみましょう。

きちんと納得した収支により、納得のできる太陽光発電となるよう検討するようにしましょう。

2-3.太陽光パネル工事の費用の内容

太陽光パネルの設置の際は、どういった工事内容なのかを把握しておくと非常にわかりやすくなります。

▼ポイント!
太陽光パネル設置の費用の内訳は、このような3つの内容となります。  

 

・機器費用
太陽光パネルや付随した材料の費用。
・工事費
太陽光パネル設置の際にかかる取り付け費用。
・諸経費
太陽光パネル取り付けを行う際に生じる、交通費や労災保険などの経費。

この3つの合計で、太陽光パネル工事の費用となります。

2-4.気を付けて欲しい「激安広告」

太陽光パネル工事でよく見かける広告といえば、激安広告です。
「太陽光パネル激安60万円」等の激安広告があり、これは物凄くお安い工事費となりますので、是非依頼してみたいと思いますよね。

しかし、このような安価な広告の場合、太陽光パネル自体の金額のみという事が多くあります。

実際には、工事費や諸経費等を加算し、大幅に費用が増えてしまう事がありますので、注意が必要です。

2-5.初期費用が安いから良いとは限らない

太陽光パネルはお安い物ではございませんので、お安い合計費用ですと目が行ってしまうかもしれません。
お安い費用でできるのであれば、頼みたくなってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、太陽光パネルの場合、安いからといって良い物という訳ではありません。
太陽光発電の見積もりを複数の業者から取ると、金額に差が出ているのがわかります。
パネルやその他の材料の費用はさほど差はありませんが、技術面に差がある事を見受けられます。

技術面の差は作業の速さではなく、技術力の差となってしまう場合がありますので、注意しなければいけません。
技術面の違いにより、背負ってしまうデメリットが大きくなってしまう事があります。

▼ポイント!
工事費や諸費用が安い場合は、きちんとした技術力で設置がされない場合がありますので、万全ではない太陽光パネルとなってしまう事があります。
アフターフォローが一切ない業者もありますので、後々困ってしまう事にもなりかねます。  

 

工事費や諸経費が高い業者の場合、品質の良い部材を使って手厚く取り付けてくれる業者がほとんどであり、アフターフォローや保証も万全であり付加価値を提供してくれる業者もあります。

2-6.発電量が大きいシステムの太陽光パネルの方が、多い発電量でお得

同じ屋根の形と環境で、2kWで100万円、3kWで140万円という2つのプランが合った場合、2kWで100万円の方がお得と思い目に付いてしまうと思います。

確かに、初期費用としては100万円の方がお得となります。
しかし、太陽光パネルというのは発電量の大きさがカギを握ります。

2kWよりも3kWの方が発電量は多いので、多くの発電量となり月々の電気代がお安くなります。

大きなシステムを採用する事で発電と売電がより多くなりますので、初期費用の投資回収期間を短くさせる事が可能となります。

▼ポイント!
太陽光パネルの見積もりを見る際、全体の大きな金額だけに目が行きがちですが、大きなシステムの方が後に大きな利点となりますので、システムの際に必ず目を向けるようにしましょう。

2-7.きちんと屋根を診てもらった上で検討する専門業者に依頼しよう

太陽光パネルは、屋根の環境や材質により適したメーカーや工事の仕方が変わります。
適した材料と工法で設置しなければ、理想通りの発電効果を生めなくなってしまいます。

太陽光パネル設置の検討の際は、屋根を細かく点検して検討してくれる専門の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。
屋根に見向きもせずに従来の太陽光パネルの設置に準じて見積もりをしてくる業者は、屋根環境に合わせた太陽光発電とならない場合がありますので、絶対に依頼してはいけません。

このような部分に目を向けて検討をすると、間違いない費用での太陽光パネルの工事とする事ができます。

▼ポイント!
太陽光パネルの工事は急激に発達した工事ですので、あまり内容を理解できていない業者まで参入しております。
そのような無知な業者に工事を行ってもらった場合、多くのリスクを背負うのはお客様となってしまいます。  

 

そのような業者につかまらないよう、きちんと見積もりの金額を見極めて太陽光パネルの工事を依頼するようにしましょう。

ここ10年ほど、大地震や環境問題の事を考えて太陽光発電装置を設置するお宅がとても増えました。

太陽光発電装置を取り付けようと思う方は、発電した電気を自宅で使用したり電力会社に売ったりする事で元を取って利益にしたいと思う方が大半です。

太陽光発電で間違いなく元を取って電力売買に結びつける為には、これらのポイントが大事となります。

3-1.屋根が小さいお宅の太陽光パネルは元が取れない事もある

屋根が小さくて太陽光パネルを屋根に数少ない量しか乗せられていないお宅は、残念ながら発電量が少ないので売電料金を多くする事が出来ません。

その為、初期費用をゼロにして元を取るのは大変と言えます。

3-2.設置後10年以内に初期費用を回収する計画が大事

最初の10年間は電気の売買価格は決まっているので、初期費用を対比して元が取れるのが素人さんでも計算が可能なので把握できます。

▼ポイント!
太陽光発電装置は、10年程度で設置費用を回収する事が理想です。

10年というのはなかなか厳しい数字なのですが、15年後パワーコンディショナーの交換が必要な事を踏まえて、15年よりは少ない年数で元を取る事が基本となります。

15年を超えるようでは、金額的に太陽光設置した事のメリットが無くなってしまいます。

3-3.初期費用の目安はkw当たり30~42万円

▼ポイント!
太陽光発電装置の初期費用の目安は、 kw当たり30~42万円程度 です。

もちろん、kw当たりの単価が高くなる程、初期費用の元を取るのが大変難しくなります。

出来れば、初期費用のKW当たりが40万以下になる業者と契約をしましょう。

3-4.必ず発電出来る屋根なのかを確認

太陽光での発電なので、太陽がきちんと当たる屋根じゃなければ発電はしません。

南向きの日当たりのよい屋根である事が、大きなポイントです。

▼ポイント!
沢山のパネルが乗る大きな屋根が、太陽光発電が十分に出来、採算が取れる屋根となります。
屋根が大きく南向きの屋根は、太陽光発電に最適な素晴らしい屋根と言えます。  

 

この様な最適な屋根ではないのに太陽光発電を勧めてくる業者が居ますので、気を付けましょう。

3-5.昼間電気を使わないお宅が適している

専業主婦で小さい子が居る等の日中も色々電気を使うお宅は、太陽光発電には向きません。
日中の太陽光を得ている時に電気を使っているので、溜まりにくい傾向があります。

その為、夜や太陽が出ていない日等の蓄電が間に合わなくなり、電力会社の電気を使ってしまう事があります。

3-6.お宅の屋根に太陽光発電は適していますか?

これらの細かい事を踏まえて、太陽光発電が本当に必要で建物の屋根に適しているかどうかを考えて採用を検討しましょう。

太陽光発電は、きちんとした計画の下で行うと、必ず利益に繋がる快適な太陽光発電へと繋がります。
その為には細かく吟味して適しているのかを調べて、太陽光発電を採用するようにしましょう。

太陽光発電は補助金制度を利用しよう

また、太陽光発電装置は、都道府県や市町村により補助金制度を行っている所があります。
補助金を使う事で初期費用を抑える事が出来ますので、その分早く元を取る事に繋げる事が出来ます。

太陽光発電設置を考える際は、補助金制度を調べてみると良いでしょう。
出来れば、補助金制度の期間に合わせて太陽光発電装置設置の計画を行いましょう。

太陽光パネルは、屋根に設置するだけで発電が可能ですので、とても便利で注目されている発電方法です。
屋根上は何も使いませんので、使わなく空いている屋根上に取り付けて発電出来るなんて、こんなに魅力的な事はありません。

4-1.太陽光パネル設置に不向きな屋根とは?

その魅力が皆さんに支持されて年々増えてきているのですが、どのお宅でもスムーズな発電を得られるのかといえばそうではありません。

屋根の向きや形状により、太陽光パネル設置に向かない屋根もございます。

どのような屋根は不向きなのか、ご紹介致します。

南に向いている屋根が無い

片流れ屋根等、南面に雨や雪を落としたくない事を考え、南面以外に屋根が傾いているお宅があります。

この場合、南面に屋根が向いていないので、太陽光を効率的に屋根に当てる事が出来なくなってしまいますので、太陽光発電には向いておりません。

▼ポイント!
太陽光発電は、南側に設置された太陽光パネルが1番効果を発揮し、100%の発電となります。
対側である北側の場合は、60%程度しか発電しません。

よって、南側に向いていない屋根でも発電は可能なのですが、40%も発電能力が落ちてしまいますので、初期設置費用を加味して考えると、初期費用改修までに大きな時間を要してしまいます。

とあるお宅では、南側に全く向いていない屋根に太陽光パネルを設置した事で、初期費用の回収に18年もかかったというお宅があるほどです。

太陽光発電は発電すればよいという訳ではなく、多く発電させないと投資として意味が無くなってしまいます。

費用対効果を考えると、南側に向いている屋根がないお宅には太陽光パネルの設置はオススメ出来ません。

影が出来やすい屋根

周りの建物の影響で、屋根に影が出来やすい環境の屋根は、屋根自体に太陽光が当たる時間が短くなってしまいますので、多くの発電を期待する事が出来ません。

また、二階建ての建物で、二階部分が一階屋根に影を作ってしまった場合、その一階屋根の影部分に太陽光パネルがあると発電は難しくなってしまいます。

▼ポイント!
影が出来てしまう部分を考慮し、太陽パネルの設置部分を考えるようにする事が大事です。
影になる部分に関しては、業者に調べてもらいシミュレーションを作ってもらい、理想通りの発電となるのかを検討してみるようにしましょう。

屋根の形が複雑な場合

屋根が複雑な形をしている場合は、太陽光パネルを連続して設置する事が不可能となってしまいます。
細かい太陽光パネルの設置となってしまい、太陽光パネルの面積が少なくなってしまう事で、大きな発電を得る事が難しくなってしまいます。

また、複雑な屋根が他の屋根部分に影を作ってしまうパターンの場合、その陰の部分に太陽光パネルを設置しても発電しにくくなってしまいます。

屋根の形状が複雑であればあるほど、太陽光パネルの設置には不向きとなります。

ベランダへの設置

マンションやアパート、住宅等のベランダに太陽光パネルを設置したいという方がいらっしゃいます。
コンパクトなスペースに少ない費用で設置する事で、少しでも発電へと導きたいというのが考えですが、狭いスペースでの太陽光パネル設置はほぼ採算が合わないと言えます。

コンパクトな太陽光パネルの設置をオススメ出来るポイントといえば、気持ち程度の節電か災害用の電力として使う事が出来る程度です。

初期費用の回収や売電は、残念ながら望む事が出来ません。

4-2.太陽光パネル設置に意外と向いている屋根とは?

逆に、適していなさそうで適している屋根形態は、これらが挙げられます。

南向きの屋根だけれど面積が狭い

南向きの屋根であっても面積が狭いと十分な発電とはならないのでは、と思ってしまう方も多いと思います。

面積が狭い場合システムが大きな太陽光パネルを設置する事で、多くの発電を得る事が出来ます。

一般的な広い面積の太陽光パネルと比べると発電量は劣ってしまいますが、シミュレーションをしてみると良い結果が出る事もあります。

▼ポイント!
まずはシミュレーションをして、結果の内容により検討をしてみると良いでしょう。

多雪地帯

多雪地帯の場合、冬場は太陽光パネルに雪が乗ってしまいますので、その分発電を得る事は出来なくなってしまいます。

屋根の向きにもよりますが、南向きの屋根の場合のほとんどの場合2日ほどで屋根上の雪は落ちるか溶けてしまいますので、発電効果を発揮させる事が出来ます。

豪雪地帯の場合は、多くの雪が屋根上に残ってしまいがちですので、オススメ出来ません。

ある程度の多雪地域であれば、それも加味したシミュレーションを作ってもらった上で、検討してみると良いでしょう。

4-3.太陽光発電に向いている屋根かどうかを検討しよう

発電に適さない屋根のお宅の場合は、残念ながら太陽光発電はオススメ出来ません。
太陽光発電というのは太陽の光をパネルが浴びる事により発電するサイクルですので、見ているお宅と不向きなお宅が発生してしまいます。

業者は、不向きな建物にも強引に勧めてくる事があります。
しかし、業者が太陽光パネルの設置を勧めてきても、安易に決定してはいけません。
ご自分のお宅の屋根は太陽光発電が可能なのか、これらの項目をチェックした上で設置の検討をするようにしましょう。

太陽光発電は、とても良い発電方法です。
しかし、どんな屋根でも満足のいく発電になるとは限らないという事を、覚えておくようにしましょう。

 

太陽光発電装置は、メンテナンスフリーで使えると思っている方が多いと思います。

しかし、太陽光発電装置は精密に作られた装置なので、建築建材や家電のように部材の寿命が来てしまいます。
その為、メンテナンスというのはどうしてもかかってしまい、避ける事は出来ません。

どのような維持費がかかるのか、まとめてみました。

5-1.定期点検の費用

太陽光発電装置に不具合が起きていないか、定期的に点検をしてもらいます。

▼ポイント!
定期点検を怠ってしまうと、太陽光発電装置の大きな部分の故障につなげてしまう事があり、大きなメンテナンス費用がかかってしまう事があります。

そうならないよう、定期的に点検を行うのです。

また、太陽光パネルの上に鳥の糞や落ち葉などの汚れがある場合、お掃除をしてくれる業者も居ます。
ゴミ等により受ける事が出来る太陽光の量が変わるので、発電に大きく影響を与えてしまうからです。
そこまで目を向けてくれる業者さんなのか不明解な場合は、点検の前にお掃除もお願いしましょう。

定期点検の費用は、かかる業者と無料の業者がありますので、工事の際に問い合わせておくと良いでしょう。
別途点検費用がかかる場合は、3,000~10,000円位かかると言われています。

5-2.パワーコンディショナーの電気代

パワーコンディショナーは、太陽光パネルより蓄電した直流の電力を交流に変換し、分電盤に送る装置です。

作動させる為には電気を使うので、その分の電気代がかかってしまいます。
発電の際は60W程度の電力消費であり、待機電力の際は0.5W 程度です。

5-3.パワーコンディショナーの交換

パワーコンディショナーは発電の際に稼働する装置ですので、10年ほどで寿命を迎えてしまいます。

寿命が来たら新しい物に取り替えないと発電出来なくなるので、速やかに取り換えを行わなければいけません。

もちろん、保証期間内であれば無料の修理や交換を行ってくれます。

▼ポイント!
現在のパワーコンディショナーの取り換え費用の相場は、10万円程です。
修理の場合は、2~3万程度で行う事が出来ます。  

 

ここ数年で太陽光発電を採用したお宅であれば、パワーコンディショナーの取り換えは数年後になりますので、その際は今よりパワーコンディショナーの価格が安くなっている可能性もあります。

パワーコンディショナーは年々価格が下がっていますので、今後10万を切り安価になる可能性があります。

5-4.太陽光パネルが保証期間を超えた際の補修費

太陽光パネルは、保証期間内は無料でパネルの交換や修理が可能です。
そのメーカーにより保証期間は違いますが、10年のメーカーもあれば15年、20年と色々あります。

保証期間が過ぎるとお客様の負担で補修を行わなければいけません。

太陽光パネルは安価な物ではありませんので、なるべく保証期間内に不具合を見つけて取り替えてもらうようにすると良いでしょう。

▼ポイント!
おおよその太陽光パネルの寿命は15~20年と言われており、最近の太陽光パネルは20年以上も持つ優れた耐久性を持っている物もあります。

5-5.売電メーターの取り換え

太陽光発電には、買電メーターと売電メーターの2つのメーターを付けます。

▼ポイント!
どちらのメーターも、10年周期で取り換えなければいけないと義務付けられています。
買電メーターは電力会社の負担で取り替えてくれますが、買電メーターは東京電力以外の場合はお客様の方で取り替えなくてはいけません。  

 

買電メーターの交換費用は、保証期間内であれば保証で取り替えられる場合もありますので、事前に問い合わせてみましょう。

5-6.太陽光発電装置は定期的な点検・メンテナンスをしよう

意外と、結構な維持費がかかると思うかもしれません。
維持費にかかる費用は、保証期間であればゼロにする事が可能です。

▼ポイント!
保証期間終了を見据えて、その前に様々な点検や交換等を行ってもらう事が大きなカギとなります。

保証期間が超えてしまうと全てお客様持ちになってしまいますので、費用がかさんでしまう事があります。

定期的な点検と必要なメンテナンスをきちんと行い、いつまでも沢山発電する太陽光パネルを維持しましょう。

太陽光発電装置は太陽光により電気を発電する事が出来る、とてもエコで便利なシステムです。

太陽光発電パネルを建物に設置する場合は屋根上に設置しますが、その際に屋根に穴を開けて架台を取り付けるので屋根に大きな負担をかけてしまいます。

6-1.太陽光発電によって雨漏りに繋がる場合もある!

太陽光発電装置を設置する場合、雨漏りの影響まで考える方は残念ながら少ないと思います。

しかし、太陽光発電装置を取り付けた事で雨漏りに発展した相談は年々非常に増えています。

なんと、5年前と比べて3倍以上もの苦情や相談が発生しています。
もはや、太陽光発電装置と雨漏りは切っても切れない仲ともいえるでしょう。

6-2.太陽光発電がなぜ雨漏りの原因となるのか

屋根の下地の野地垂木という部材に、太陽光発電装置の架台を強固に留め付ける為にビス止めをします。

その際、屋根仕上げや下地の防水紙等に穴を開けてビス留めを行うので、ビス止めの際にコーキング等の防水処理を行い水の浸入を防ぎます。

しかし、建築屋さんと太陽光発電取り付け業者とは、建物に対する知識が全く違います。

その為、結果的に防水処理が不十分であり結果的に雨漏りに繋げてしまいます。
建築に対する知識が大きく欠けており、ただコーキングを注入してビス留めを行うだけの考えしか無いため、万全な防水処理を行う事が出来ていないのが現状です。

また、太陽光発電装置設置の際に、屋根の上に乱暴に上った事で屋根仕上げ材を破損させてしまう事が多くあります。
瓦屋根が割れる、ずれる、スレート屋根にヒビが入った等、太陽光発電装置取り付けの際に屋根材を痛めてしまう事での雨漏りもよくある事です。

6-3.太陽光発電設置で雨漏りを防ぐための業者選び

このような太陽光発電装置を設置する際に雨漏りを防ぐ為には、業者の選定次第で防ぐ事が可能です。
太陽光発電装置の施工業者は、大きく分けて2つの業者があります。

販売と取り付けを同じ会社で行う業者

自社施工で工事を行う業者は責任感が強いので、防水や屋根上に上った際の丁寧さに関してもとても慎重に工事を行います。

太陽光発電装置を取り付ける場合は、自社施工の会社に工事をお願いする事をオススメします。

販売と取り付けが別の業者

自社施工ではなく下請け等に施工させる場合は、責任の所在が曖昧になってしまう関係上、良い施工を行わない傾向があります。

ただ屋根上に取りついていればよい等の考えをする業者が多く、細かい部分にまで配慮が出来ないので最終的に不具合が発生してしまいます。

6-4.太陽光発電の実績がある業者に依頼しよう

また、太陽光発電装置の経験や実績が高く、しっかりとした保証を提示してくれる業者に取り付けをお願いするようにしましょう。

自社施工で施工の実績が高い業者に依頼すると、ほぼ問題は起こらず済みます。

太陽光発電の工事は、国家資格が必要な工事ではありません。
その為、幅広い業種で販売や施工を行っている関係上、トラブルが絶えないというのが現状です。

6-5.太陽光発電装置によって起こる雨漏りへの保証は?

あまりにも太陽光発電装置設置による雨漏り被害が多いので、国土交通省では「太陽光発電パネルの設置工事に係わる施工・検査基準の策定と講習会」というものを実施しています。
設置業者向けの講習会を定期的に行う事で、適切な太陽光発電設置工事が行われるようになってきました。

太陽光発電装置設置の影響で雨漏りが起きてしまった場合、メーカーによりますが保証を用意している企業があります。

残念ながらまだまだ少ないのが現状なのですが、サンテックパワー、長州産業、シャープ、この3つの企業は雨漏りが起きた場合保証をしてくれます。

しかし、保証の内容は様々ですので、内容の詳細を事前にきちんと確認しましょう。

▼ポイント!
太陽光発電装置の工事前に、雨漏り保証の確認を業者に行いましょう。
きちんとした業者であれば、即答で答えてくれます。

即答で答えられない業者であれば、太陽光発電装置の仕事に慣れていない可能性がありますので、工事をお願いするのは避けましょう。

太陽光発電は安い工事ではありませんので、お客様が比較する事といえば工事金額の違いではないでしょうか。
出来れば安い金額の業者にお願いしたいのでしょうが、あまりにも安すぎる業者は材料や施工に手を抜かれてしまう場合があります。
せっかく大金をはたいたのに理想の太陽光発電にならない事がありますので、注意しなければいけません。

また、取り付けに手を抜くようになり、万全な防水処理を行ってもらえない場合もあります。
安い金額の場合は、安い金額の工事しか行ってもらえないと受け取るようにしましょう。

工事金額ではなく、しっかりとした施工を行ってくれる業者にお願いしなければいけません。
評判が高く、太陽光発電装置の工事を多く行っている業者に依頼しましょう。

太陽光発電装置を検討する際に、どこのメーカーのパネルが良いのかが気になるかもしれませんが、業者選びも大きく重要となります。

7-1.太陽光発電の設置を安心して任せられる業者とは?

太陽光発電装置を自分の理想通りの工事に繋げる為には、どのような業者が理想なのでしょうか。

どのような業者であれば安心してお任せ出来るのかを、まとめてみました。

太陽光発電の取扱メーカー正規資格と施工保険がある業者

太陽光発電装置の施工は、 取引メーカーの正規資格を持っていなければメーカーの保証を効かせる事が出来ません。

太陽光発電業者は、太陽光発電メーカーが認めた業者に販売IDや施工IDを発行しております。
このIDを持っていなければシステム保証を受ける事ができませんので、必ずIDを持っている業者に施工を依頼するようにしなければいけません。

また、施工保険に入っていなければ、瑕疵の保証も付ける事が出来ません。
正規資格や施工保険に入っていない太陽光発電の業者は、意外といます。

▼ポイント!
・取扱メーカー正規資格
・施工保険  

まずは、この2つの有無がどうなのかを問い合わせる事から始めましょう。 即返答が返ってこない業者は、信用出来ません。

太陽光発電工事の実績が多い業者

太陽光発電工事の実績が多い業者は、経験豊富で、発電のシミュレーション等の正確性が高いので、初期費用の回収等理想的な太陽光発電を行う事が出来ます。

発電効率の良さは太陽光発電にとって1番大切なので、実績が高い業者に正確な発電量の目安の数字を出してもらった上で信頼できる業者にお願いしましょう。
その地域の施工実績を多く持った業者であれば、間違いない施工へ導いてくれます。

実績が無い業者は、オーバーな発電シミュレーションを行ってくる場合があります。
その為、初期費用を回収できない所か発電量自体乏しくなってしまう事があります。

名前も聞いた事がないような業者には、いくら良いように言いくるめられても絶対にお願いしてはいけません。

自社施工で工事を行う業者

太陽光発電装置工事の業者は、請け負う業者と施工の業者が違う場合があります。

▼ポイント!
自社施工を行っていない業者は、太陽光発電の施工能力を持っていないので、施工を行う際に細かく監理する事が出来ません。
技術力に乏しいので、結果的に不具合を起こしてしまう事があります。

万が一トラブルが起きた際でも、元から詳しくないので万全なメンテナンスも行う事が出来ない場合があります。

外部に取り付ける物なので、何らかのトラブルはあって当たり前です。
その際にきちんと対応してもらう為には、自社施工を行っている業者に頼んだ方が安心です。
特に屋根上なので、太陽光発電装置を付けた事で雨漏りに繋げてしまう事があります。

責任感がある業者以外には、お任せしてはいけません。
自社の職人さんか、常に使っている協力会社に依頼する業者に、依頼するようにしましょう。

その為には、HPでチェックしたり評判を聞いたりして判断する事が大事となります。

屋根環境に合わせた太陽光パネルメーカーを選択してくれる業者

屋根には大きさや向き、様々な形がありますので、それに合わせた太陽光パネルを選択しなければいけません。
メーカーにより、価格や性能、アフターサービスの有無などが全く違います。

▼ポイント!
業者によってはメーカー1社の特売店になっている場合もあり、その場合は1社からしか選ぶ事ができません。
そのような業者ではお宅の屋根に適した太陽光パネルを選ぶ事ができませんので、オススメできません。

複数のメーカーの太陽光パネルを扱っている業者が適しており、そのような業者は屋根や環境に応じて適した太陽光パネルを選んでくれます。

現地調査を行って図面や見積もりを作る業者

太陽光発電は、きちんと発電出来なければ意味がありません。
その為、屋根周辺の障害物の有無などの現地調査をし、どのようにパネルを配置するのかの図面を書いた上で見積もりを提出してくれるのが鉄則です。

ただ数字だけの見積もりを出して曖昧な状態で太陽光発電の工事を勧めてくる業者では、確実な発電量や屋根のパネルの雰囲気等が全く把握出来ません。

見積もりの内容を詳しく説明してくれる業者

太陽光パネルの場合、その業者により見積もりの内容がマチマチな場合があります。

より正確な見積もり内容が大事なのですが、目安としては1kWにつき41万円程度です。

それよりはるかに安い場合は、施工の状態に問題がある場合があります。
はるかにお高い場合は、必要以上に高い単価で見積もっている場合があります。

▼ポイント!
見積書の内容は、  

・材料費(パワーコンディショナーやパネル)
・工事費(設置手間)
・諸経費

以上の3つから成り立っておりますので、最低でもこの3つの詳細が記載されていなければいけません。

この様な工事によくある良くない見積もりの作り方で、「一式」という見積もり内容の作り方があります。

見積書というのは、お客様にどのような材料で工事を行っていくかの内容を伝える為の書類です。
しかし、大幅な利益を含めた歩合計算で見積金額を作る悪徳業者は少なくなく、そのような業者が細かい見積書を作らずに一式で見積もりを作って提出するパターンがあります。

一式見積もりしか作れない業者は、信用できません。

メンテナンスがしっかりしている業者

外部の屋根に取り付ける物なので、様々なトラブルが起きてしまう事は避ける事が出来ません。
その為、アフターケアやメンテナンスが行き渡っている業者かどうかは、とても大事となります。

長い保障を行っている業者は、10年の保証を行っている業者もあります。

業者によっては、保証を設けていない業者や、1年の保証という業者もあります。

▼ポイント!
その業者によりマチマチですので、メーカーの保証や業者の保証は何年でどこまでの範囲が該当するのかを、あらかじめ確認した上で業者を選びましょう。
メーカーも、保証があるメーカーと無いメーカーがあります。

お客様の疑問や要望に応える業者

お客様は太陽光発電に全く詳しくないので、疑問が沢山あって当たり前です。
その疑問や要望に対して出来るだけ応えてくれるのは、プロの業者として当たり前の事です。

目先の利益しか考えていない業者は、そのような疑問や要望は面倒がり応えてくれない傾向があります。
お客様がお客様のお金を使って行う高価な工事ですので、疑問や要望に応えない業者は失格です。

広い地域に対応している業者

転勤やお引越しの際、転居先でも対応してくれる業者ですと、後々物凄く助かる事があります。
一定の地域にしか対応していない業者は避け、広い地域に対応している業者に依頼するようにしましょう。

7-2.訪問業者には依頼してはいけない!

太陽光パネルの施工を、訪問販売で行っている業者もあります。
訪問販売を行っている業者の多くは技術力に欠けておりますので、万全な太陽光発電とならない場合がありますので、危険です。

訪問業者の場合どこの業者なのかわからない場合も多く、遠い地域の業者の場合もございます。

そのような業者に設置してもらうと、万が一の際に対応の遅れや、ずさんな対応となってしまう事があります。

7-3.太陽光発電の理想的な業者を選ぶためにお客様が出来ること

理想的な業者を選ぶためにお客様にしてもらいたい事といえば、これらが挙げられます。

太陽光パネルについて勉強をする

太陽光発電の効率やメリット・デメリットなど、ご自分で前もって勉強しておく事で、業者選定や見積もりのチェックに役立ちます。

複数の業者から見積もりをもらって比較する

太陽光パネルの事を細かく勉強をしても、いきなり1社の業F者決めてしてはいけません。
必ず複数の業者に見積もりを依頼して、適切な業者を選定するようにしましょう。

見積書や業者の内容を比較し1社に絞る

見積書の正確さや業者の内容を比較し、適切な1社を決めます。
金額だけに目が行かないよう、総合的に考えて決定するようにしましょう。

この際、急いで決める等という事は絶対にせず、時間を掛けて細かい部分まで比較して検討するようにしましょう。

太陽光パネルはお安い工事ではありませんので、綿密に考えた上で業者を決める事をオススメします。

7-4.太陽光発電の施工業者を見極め、見積を取ろう

このように、ベストな太陽光発電装置工事に繋げるためには、これらの部分は全てチェックするようにしましょう。
外部の屋根上に取り付ける物ですので、適当に工事を行ういい加減な業者には絶対に頼んではいけません。

▼ポイント!
見積書の内容を比較したい場合は、 3社程の業者から見積書を取ってみる と良いでしょう。
三者三様、全く見積書の作り方が違います。

中でも細かく見積書を作ってくれて、きちんと説明してくれる組織のしっかりした業者に依頼するようにしましょう。

訪問業者のようなどこの業者なのか解らない業者に依頼するのではなく、地元に根付いた業者にお任せする事をオススメします。

太陽光発電について、様々な観点からの知識を解説させていただきました。
いかがだったでしょうか。

太陽光発電は、上手に活用すれば非常に素晴らしいシステムです。
メリット・デメリットを知り、よく考えた上で導入を検討することをオススメします。

また、業者選びの際にも、ご紹介したポイントをしっかりおさえ、安心して任せられるプロに理想的な工事を行ってもらいましょう。

カテゴリー :太陽光パネル  タグ:維持費 費用・価格 雨漏り 

福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして10,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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