太陽光パネルを設置後、屋上のメンテナンスはどのようにやるのですか?

太陽光パネル設置後の屋上のメンテナンスについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
太陽光パネル設置後の屋上のメンテナンスについての質問と回答
【質問】
太陽光パネルを設置後、屋上のメンテナンスはどのようにやるのですか?
【回答】
太陽光パネルを設置する目的によって選択する工法も変わってきます。
また、防水の種類によってメンテナンス方法は変わります。
一般的なメンテナンスのパターンについて簡単にご説明します。
太陽光パネル設置後の一般的なメンテナンス方法

ここではウレタン防水、塩ビシート防水、2種類の屋上防水のメンテナンスについてご説明します。
太陽光パネルを設置した場合の屋上防水の耐久性は、太陽光パネルが設置されていない場合と変わりません。
メンテナンスは、太陽光パネルを外さずに行える方法を採用することが一般的です。
ウレタン防水の場合、その耐久年数は10年程度のため、10年くらいに1度はウレタン防水の塗り直しが必要となります。
塩ビシート防水の場合は、10年後くらいに点検することをおススメします。
塩ビシート用の塗膜系の防水を10~15年ほどでメンテナンスしないと雨漏りする可能性があります。
塩ビシートの張り直しは、太陽光パネルを外さないといけないためあまり現実的ではありません。
まとめ
屋上防水には耐久年数があるため、必ずメンテナンスが必要になります。
ご自身の建物に採用されている防水の種類を把握しておき、防水の種類に合わせたメンテナンスを行いましょう。
屋上防水の耐久年数については以下の記事で詳しく解説しています。
工法ごとの劣化症状や、耐久年数の延ばし方なども解説しておりますので、こちらも是非ご一読ください。