夏場は工事が早く終わりそうなイメージですが、工事の日程がのびることがあるって本当ですか?

夏場の防水工事の工期について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
夏場の防水工事の工期についての質問と回答
【質問】
夏場は工事が早く終わりそうなイメージですが、工事の日程がのびることがあるって本当ですか?
【回答】
本当です。
むしろ、夏場の方が冬場よりも工期が長くなることもあります。
なぜ夏場の工事期間が長くなりやすいのか、その理由をご説明します。
夏場の工期が長くなる理由

夏場は、塗料や接着剤は早く乾くのですが、一番暑い日中の時間帯には作業しないため、作業できる時間が意外と少ないです。
そのため、夏場の工事では熱中症対策も含めて工期を長く取っていることが多いです。
地域にもよりますが、冬場よりも工期が長く取ってあることもあります。
また、雨が多い時期は雨漏り工事の依頼が急増するため、防水業者の繁忙期です。
忙しい時期に工事を依頼すると、工事の質が落ちる可能性もあるため、できれば雨が少ない時期での工事をお勧めします。
最近の夏場は特にゲリラ豪雨が発生しやすくなっており、台風の時期にも重なるため、7月〜9月の夏場は防水業者が最も忙しい時期です。
もしすでに雨漏りしている場合は早急な工事を行った方が良いですが、そうでなければ夏場以外の時期を選んだ方が良いでしょう。
まとめ
夏場は塗料や接着剤が乾きやすくなる反面、最も暑くなる時間帯を避けて作業するため1日の作業時間が短くなり、他の時期に比べて工期が長くなることが多いです。
もしできるだけ短い期間で防水工事を行いたいと考えている場合は、夏場は避けた方が無難です。
防水工事に一番適しているのは春・秋です。3月~5月や10~12月前半の雨が少なく気候も良い時期がオススメです。
また以下の記事では、防水工事を実施すべきタイミングの見極め方など、防水工事について徹底解説していますので、ぜひご一読ください。