防水工事の見積もりを2社取ったのですが、安い業者と高い業者のどちらを選んでいいかわかりません。

更新日:2025年4月22日 BY 福島 慎介
見積もりを2社取ったのですが、安すぎる業者と高すぎる業者のどちらを選んでいいかわかりません。

見積もりが高い業者と安い業者、どちらを選ぶべきかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

この記事の監修者
福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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高い業者と安い業者のどちらを選ぶべきかについての質問と回答

【質問】

見積もりを2社とって、安い業者と高い業者のどちらを選んでいいかわかりません。どう判断すればいいのでしょうか?

【回答】

結論から言うと、防水工事は費用だけに注目して、施工業者を選ぶのは雨漏りや建物劣化のリスクがあります。

防水工事は、建物の構造や、防水層の状態、雨漏りしているかにより、選ぶべき工法が変わります。

防水工事には大きく分けて4つの種類があります。

工法おすすめの建物・状況単価/㎡耐用年数
ウレタン防水・凹凸や複雑な形状の建物
・一般住宅の屋上
・コストを抑えたい
5,000~7,500円10年~15年
塩ビシート防水・広くフラットな屋上
・防水効果を長持ちさせたい
・メンテナンスの手間を減らしたい
5,000~7,500円12~18年
FRP防水・耐久性を重視
・歩行程度に使用するベランダ
6,000~8,500円10~15年
改質アスファルトシート防水・大型物件の屋上
・メンテナンスの手間を減らしたい
5,000~7,500円10~15年
※単層の場合

各防水工法も細分化しており、特に雨漏りしている建物には下記の2つの工法をおすすめします。

  • ウレタン防水通気緩衝工法
  • 塩ビシート防水機械固定法

見積もりの内容をよく確認して、値段だけに惑わされずに、建物、状況に合わせた防水工法を選択しましょう。

実際にあった事例で「価格が安い」という理由だけで選んだ業者に防水工事を依頼したところ、悪徳業者被害に遭ってしまったトラブルもあります。

こちらの実際のトラブル事例もご参考にしてください。

まとめ

防水工事の業者選びは、金額だけで判断すると失敗する可能性があります。

それぞれの工法や施工内容の妥当性を、プロの専門機関にチェックしてもらうのが安心です。

防水工事見積もり.comでは、実際の見積もりを見ながら、見積もり内容が信憑性が高いかどうか、無料診断・解説をしています。防水アドバイザー福島までお気軽にご相談ください。

なお、防水工事の相場と費用については、下記記事でも解説しておりますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

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