防水工事ってどんな工事なのか教えてください。
更新日:2025年4月17日 BY 福島 慎介

防水工事はどのような工事なのかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
この記事の監修者

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
防水工事はどのような工事なのかについての質問と回答
【質問】
防水工事ってどんな工事なのか教えてください。
【回答】
結論、防水工事とは大切なマンションやビルを長く保つために必要な工事です。
防水工事の工程や種類について、簡単に紹介します。
防水工事の大まかな工程と種類
防水工事は、大まかに次のような工程で進めます。
- 表目の汚れを高圧洗浄で洗う
- 古い防水層を取り除く
- 凸凹した下地をなだらかに整える。
- 新しい防水層を塗ったり、貼ったりして作る
- 排水溝を新しいものに設置
目に見えない工程が多い工事ですが、1つ1つがとても大事な工程なのです。
また、防水工事と一言でいっても、その種類は様々です。

それぞれの種類を表にまとめると、次のようになります。
種類 | 特徴 |
---|---|
ウレタン防水 | ・液体なので、複雑な形状部分でも対応できる ・継ぎ目のない均一な仕上がり ・軽量のため建物に負担をかけにくい ・密着工法と通気緩衝工法がある ・コストがやや高め |
シート防水 | ・既存の防水層の種類に関係なく上に被せることが可能 ・防水材を乾燥させる時間が不要なため、工期が短い ・広い面積を一気に施工できる ・複雑な形状には採用しにくい |
アスファルト防水 | ・既存のアスファルト防水の上に被せることが可能 ・寿命が他の種類に比べて長め ・伝統的な工法で信頼性が高い ・木造や複雑な形状には不向き |
FRP防水 | ・強度が強く耐水性、耐熱性、耐久性に優れている ・すぐに乾くので工期が短い ・トップコートの種類が豊富 ・やや臭いが出る |
この中から建物の構造(鉄骨、木造、RCなど)や既存の防水の種類、現在の状況を考慮した上でふさわしいものを選択し、防水工事は進められます。
まとめ

防水工事は、建物を雨や水の侵入から守り、長持ちさせるために欠かせない工事です。
工法はウレタン防水・シート防水・アスファルト防水・FRP防水などがあり、建物の状態に応じて使い分けます。
お持ちの建物にあった防水工事を知りたい方は、防水アドバイザーの福島までご相談ください。
また、より詳細に防水工事について知りたい方は、下記記事でも解説しておりますので、ぜひご覧ください。