ゴムシートと塩ビシートの違いはなんですか?
更新日:2025年1月28日 BY 福島 慎介
ゴムシートと塩ビシートの違いについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
この記事の監修者

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
ゴムシートと塩ビシートの違いについての質問と回答
【質問】
ゴムシートと塩ビシートの違いはなんですか?
【回答】
材料の質が違います。
またコストも耐久性も違ってきます。
ゴムシート
合成ゴム系(加硫ゴム)のシートを張り付けていく工法です。
メリット
- コストが安い
- 耐久性は約10年くらい
- 安価かつ10年くらい保たせたいということで選ばれる
デメリット
- シートを張り付けるだけなので、防水強度が低い
- ゴム製なので地震や強い風などで引っ張られたり、縮むことを繰り返すと切れてしまいやすい
- 扱い業者が少ない
塩ビシート
ポリ塩化ビニルでできたシートを張り付けていく工法です。
メリット
- 耐久性は、約15年~20年と長い
- 太陽の紫外線に強い塩化ビニールなので劣化スピードが遅い
- シートを熱・溶剤で完全に融着させるため防水性能が高い
デメリット
- 他の工法に比べると費用が高め
- 工事中、振動や音がある
- 扱える業者が少ない
ポイント
ゴムは10年数年前くらいは主流の工法でした。
但し、ゴムが切れてしまいやすくトラブル続出傾向になったので、現在は塩ビシートの採用がされることが多くなってきました。

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