防水工事が必要な場所とはどこですか?

更新日:2025年4月2日 BY 福島 慎介
防水工事が必要な場所とはどこですか?

防水工事が必要な場所について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

この記事の監修者
福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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防水工事が必要な場所についての質問と回答

【 質 問 】

防水工事が必要な場所とはどこですか?

ビル・マンション・戸建てそれぞれ教えてください。

【 回 答 】

防水工事
<防水工事>

防水工事とは、雨漏りを防止・または雨漏りを直す工事のことを指します。

建物の構造や種類によって異なりますが、主に水が侵入しやすい箇所を対象にしています。

ビル・マンション・戸建て、それぞれの主要な防水工事箇所を解説します。

ビル・マンションの場合

ビル・マンションは、大規模で平坦な屋上や多機能設備があるため、防水工事したほうがよい箇所は多岐にわたります。

一般的に、塗膜防水や表面保護材を塗ることが多いです。

マンションの防水工事についてはこちらの記事でも解説しておりますので、よろしければご覧ください。

それでは、ビル・マンションの主要な防水工事箇所を解説します。

屋上防水・棟屋・庇

マンションの屋上・塔屋・庇
<マンションの屋上・塔屋・庇>

陸屋根と呼ばれる屋根タイプが多く、雨や太陽の紫外線があたる部分ですので必須の工事です。

また階段室やエレベータの機械室と呼ばれる塔屋の防水工事も必須です。

庇や小屋根がある場合はそちらも防水工事が必要です。

バルコニー防水

マンションのバルコニー
<マンションのバルコニー>

屋上に比べ、面積は小さいものの、直接雨水が当たる場所のため防水工事は必要です。

屋上ほど雨や太陽の紫外線が当たりにくい場所のため、屋上防水ほど分厚い防水層は必要ありません。

外壁・窓枠近辺

マンションのシーリング
<マンションのシーリング>

コンクリート鉄骨パネル接合部の隙間(目地)や、窓サッシ周りからの雨漏り対策が必要です。

廊下・階段

マンションの廊下・階段 長尺シート
<マンションの廊下・階段 長尺シート>

廊下・階段も防水工事が必要です。

頻繁に歩行する場所であり、雨で濡れることもあるため、使用する防水素材はスリップ防止や強度の高さを考慮する必要があります。

地下駐車場・立体駐車場・機械室

マンションの地下駐車場
<マンションの地下駐車場>

地下は、周囲の土壌から水圧がかかるため、雨漏りしやすい箇所です。

どこから雨漏りするかの想定が難しいのも特徴です。

ビル・マンションの防水方法

ビル・マンションの防水工事をする際には、建物の形状や雨漏り具合、予算などによって、100種類くらいの防水工法から適切な工法を選んで工事をします。

ビル・マンションの主な防水方法を、施工箇所ごとにまとめました。

施工場所防水方法
屋上防水・棟屋・庇・塗膜系防水(ウレタン防水など)
・シート系防水(塩ビシート機械固定など)
バルコニー防水・塗膜系防水(ウレタン密着工法など)
・トップコート(表面保護塗装)
外壁・窓枠近辺・シーリング材の注入(コーキング)
・外壁塗装(防水機能性がある塗料)
廊下・階段・滑り止めのチップが付いた防水塗料
・強度が強い長尺シート
地下駐車場
立体駐車場
機械室
・地下:内部からの止水材の注入
・床面:塗膜防水(ウレタン防水やアスファルト防水)
・立体駐車場床面や外部通路:ひび割れ防止処置

ウレタン防水と塩ビシート防水の違いについてはこちらをご覧ください。

戸建て住宅

次に、戸建て住宅の主要な防水工事箇所を解説します。

屋根・屋上

戸建ての屋上と屋根
<戸建ての屋上と屋根>

屋根や屋上箇所は、雨や太陽の紫外線が一番あたる場所なので防水工事は必須です。

一般的な切妻屋根タイプは、屋根屋か板金屋と呼ばれる職種の業者が対応します。

陸屋根と呼ばれる平らな屋根は、防水屋と呼ばれる職種が対応します。

このように、屋根の形状によって防水工事を依頼する業者の種類や工法が変わります。

ベランダ・バルコニー

戸建てのベランダ
<戸建てのベランダ>

屋上に比べ、面積は小さいものの、直接雨水が当たる場所のため防水工事は必要です。

基本的には、ベランダ防水で行う工事は屋上防水と変わりません。

違いとして、ベランダは太陽の紫外線や雨に直接あたりにくい場所が多いため、屋上ほど劣化はしづらい場所です。

外壁・窓枠近辺

窓枠のシーリング
<窓枠のシーリング>

マンション・ビルと同じく、サイディングボード接合部の隙間(目地)や窓サッシ周りからの雨漏り対策が必要です。

外壁・窓枠付近の防水には屋上防水のような厚みがないため、塗り直しサイクルが短いのも特徴です。

施行箇所耐久年数
屋上防水15年~20年
外壁塗装12年~15年
目地・サッシ周りのシーリング12年~15年

防水工事の耐久年数について、詳しくはこちらをご覧ください。

戸建て住宅の防水方法

戸建て住宅の防水工事も、ビル・マンションと同様に、建物の構造や予算・用途に応じ、100種類以上の工法の中からベストな防水工法を選択します。

戸建て住宅の主な防水方法について、以下にまとめました。

施工場所防水方法
屋上防水・棟屋・庇・屋根:屋根材を交換
    屋根専用の塗料を塗る
    カバー工法(ガルバリウム銅板等高耐久屋根素材)
・雨漏り発生時:防水シート交換
・屋上防水:塗膜系防水(ウレタン防水など)
      シート系防水(塩ビシート防水など)
バルコニー防水・塗膜系防水(ウレタン防水やFRP防水)
・シート系防水(塩ビシート防水など)
外壁・窓枠近辺・シーリング材の注入(コーキング)
・外壁塗装(防水機能性がある塗料)

まとめ

防水工事が必要な場所は、建物の構造や種類施工箇所によって異なります。

また、雨漏りを防止するために工事をするのか、雨漏りしてから工事をするのかによっても変わってきます。

雨漏りする前に、ご自分の建物にあった方法で防水工事することが大切になります。

どの部分にどの防水方法が良いか迷われたら、防水アドバイザーの福島までご相談ください。

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