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塩ビシートの立ち上がり部分の仕上がりに浮きがあるという方の質問について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザーが回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
塩ビシート防水工事の立ち上がりの仕上りついての質問と回答
【質問】
10cmほどの立ち上がりに一部塩ビシートが密着しておらず、
1cmほど浮いている部分が、複数あります。正常ですか?
■防水工事施工の基礎データ
既存の防水層 | 塩ビシート |
---|---|
今回の防水工事 | 塩ビシート機械固定法 |
【回答】
結論から申しますと、ご指摘いただいた現象は、品質・耐久性に問題はございません。
問題ない理由として、新規塩ビシートの浮きは、既存の塩ビシートをフォローしたに発生しているものです。
塩ビシート機械固定工法は、既存の塩ビシート防水の上に新しい塩ビシートを1枚増し張りします。
既存の塩ビシート防水は、経年劣化や夏冬の気温差が原因で塩ビシートにシワが入ってしまうケースがあります。
そのため、既存の塩ビシートの上に新規塩ビシートを張る際は、既存の状態によって張り方を変えていきます。
今回の防水層には、既存の塩ビシートにワ寄りした箇所が複数ございました。
追従性を持たせるようあえて、少し(1㎝)ほど、シートにゆとりをもたせております。
追従性がある事で、地震などの揺れや夏冬の気温差での破断を防ぐためです。
【まとめ】
新規シート防水に浮きがあるのは、少したわみを持たせることで、既存シートをフォローし、地震の揺れや高低気温にも影響が受けにくくなる状態を作っているためです。
塩ビシートの厚みについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザーが回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
塩ビシートの厚みについての質問と回答
【質問】
「塩ビシートは、厚さが違うと聞いてことがあります。
厚さはどれくらい差があるのでしょうか?
また、耐久年数が変わりますか?」
【回答】
塩ビシートは、主に1.5mmと2.0mmの2種類が使われています。
厚さがある方が、耐久性が長いと言われています。
■塩ビシートの厚さと耐用年数
- 1.5mm→耐久年数は約15年ほど
- 1.2mm→耐久年数は約17年~20年ほど
塩ビシートの3トップメーカーは、田島ルーフィング、アーキヤマデ、ロンシール工業です。
田島ルーフィング、アーキヤマデは、非歩行用1.5mm、歩行用 2.0mmとしています。
ほとんど屋根(屋上)に行くことがないのであれば、1.5mmを採用することが多いです。
ロンシール工業も基本的に1.5mmと2.0mmですが、ロンプルーフエーという特注のシートがあり、2.5mm厚ミリのシートがあります。
しかし、実際の工事で使われているほとんどが、1.5mm~2.0mmの塩ビシートです。
厚さがある方、シート防水の単価も高くなりやすいです。
※業者の仕入れ状況により、価格が変わらない事もあります
相見積もりで差が分かりますので、ご確認ください。
塩ビシートの厚みについて動画でも解説しています。
天災で被害を受けたときについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
天災で被害を受けたときについての質問と回答
【質問】
防水工事した後、天災で被害受けました。どうすれば良いですか?
【回答】
天災で被害受けた場合、火災保険で被害申請すると保険金が出るケースがあります。
現在、加入している火災保険(証券)をご確認の上、下記の項目に入っているか確認してみてください。
- 風災項目
- 破損項目
両方の項目に入っていれば安心です。
もし証券を見ても分からなければ契約している火災保険会社に確認してみてください。
火災保険に関してはこちらもご参照ください。
塩ビシートのメンテナンスについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
塩ビシートのメンテナンスについての質問と回答
【質問】
塩ビシート防水をしてからどの位の期間、また金額でメンテナンスするのでしょうか?
【回答】
塩ビシート防水は耐久性が一番長い材質で、10年位では問題が出にくいです。
10年後の点検
10年経過後のメンテナンスは、5年毎ごとに点検してもらう事をオススメしています。
5年ペースであれば、おそらく被害も最小限のうちにとどまります。
作業や費用の目安
再防水工事とならなければ、シートのつなぎ目の箇所に接着材をいれ強度を増していきます。
職人1人、約1日の作業量です。
職人の日当+材料費と考え、大体、数万見ておけばよいかと思います。
塩ビシートについて詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
ウレタン密着工法の漏水について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
ウレタン密着工法の漏水についての質問と回答
【質問】
ウレタン密着工法は、施工後に膨れが発生すると聞きました。
将来、漏水の原因になりますか?
また、膨れの大きさの目安(膜厚次第で変わる?)はありますか?
【回答】
膨れの大きさではなく膨れの数が無数に広がっている場合は、漏水する危険度が上がります。
膨れが無数に広がるということは、水がかなり全体に入りこんでいるということになります。
ウレタン密着工法を選択した場合、1~2年に一度、屋上に上って膨れが無数に広がっていないかを確認していただくことはお勧めしています。
それでも、防水専門業者が施工するウレタン密着工法は、かなり上質な防水層を作ってくれるので、比較的長く良い状態をキープできます。
また、将来的な膨れが気になるようでしたら、やはりウレタン通気緩衝工法は、膨れの心配はなくなりますのでオススメ工法です。
膨れの参考画像を参照くださいませ。
ウレタン通気緩衝工法を迷われている方はこちらもご覧ください。
塩ビシートの厚さによる違いについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
塩ビシートの厚さについての質問と回答
【質問】
見積もり取った際、塩ビシートの厚さが1.5mmと2mmと違う業者がいます。
どれくらいの差があるんでしょうか?
【回答】
塩ビシートは主に2種類あります。
人歩く機会が多い場合は、歩行可能な2㎜シートを採用。
人がほとんどで歩かない場合は非歩行用の1.5mmシートを採用。
厚みがあるほうが耐久年数が長いと言われています。
ほとんど屋根(屋上)に行くことがないのであれば、1.5mmで十分かと考えます。
▼補足情報
目安の耐久年数を記載しておきます。
耐久年数 | |
---|---|
1.5ミリ | 約13年~15年 |
2ミリ | 約15年~18年くらい |
塩ビシート防水についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
笠木を外す、外さないどちらが良いかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザーの福島が回答します。
■福島 慎介
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笠木を外す、外さないどちらが良いかの質問と回答
【質問】
屋上のパラペット箇所に笠木があるのですが、笠木を外したほうが良いという業者もいれば、外さなくても問題ないという業者もいます。
どちらのほうが良いのでしょうか?
【回答】
前回の防水工事から10年以上経過、または笠木箇所の防水処理をしたことはないということであれば、一度、笠木を撤去し防水加工をすることをオススメします。
(笠木は復旧しなくても防水加工すれば問題ないケースも有)
笠木の下には必ず防水層があります。
経年劣化や地震・台風などの影響で防水層が劣化し、雨漏りの原因になる可能性があります。
笠木カバーを外してみないと、防水の状態が分からないですので、一度笠木を外して、防水処理をすることで将来の雨漏りが防げます。
雨漏りの原因のトップ3に入るくらい笠木箇所は大事です。
注意すべき点は、笠木カバーの経験が少ない業者が工事をすると、笠木が折れたり、復旧するのが困難になり、他社に依頼しなくてはいけない状況になったりします。
当然、途中からの工事を引き継ぐのは、業者にとってもハイリスクとなるため、敬遠がちになります。
あとで困らないためにも建物の構造体を熟知している業者に依頼してください。
笠木も含めて雨漏りの原因のトップ10も、合わせて確認してみてください。
防水工事の足場の必要性について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
防水工事の足場の必要性についての質問と回答
【質問】
積水ハウス、3階建てですが、防水工事の際に足場は必要ですか?
【回答】
屋上に登るための外階段などが設置されているのであれば足場は必要ありません。
屋上に上がれる手段がない(階段が設置していない場合)、
または、ハシゴなどで上がるしかない場合などに足場が必要となるケースがあります。
足場が必要な場合も、家全体の足場を掛ける必要はありません。
昇降用足場(屋上に上がるためだけの足場)だけで十分なケースも多いです。
ハウスメーカーは、安全対策という理由で家全体の足場を掛ける提案も多いんです。
以下の記事では、防水工事の基礎知識についてわかりやすく解説しておりますので、よろしければご一読ください。
当サイトのサービスがなぜ無料で利用できるのかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
なぜ無料で利用できるのかについての質問と回答
【質問】
なぜ、無料で利用できるのですか?
【回答】
当サイトでは、防水工事を検討している方から、多数のお問合せや、一括見積り依頼を承っております。
見積りの内容や費用のこと、業者のことなどの情報をご提供し、あなたにとって、納得のいく防水工事業者に施工していただくことを目的としております。
これらのサービスを全て無料でご提供しておりますが、「なぜ無料なの?」というご質問を非常にたくさんいただいております。
加盟業者側から月額決まった運営費用を収入源としてサイトの運営しております。
*他、お忙しい業者の代表の方に支援業務なども行っております。
また、後から当サイトの利用料などを請求したり、有料のサービスへ勧誘したりといった行為は一切しておりません。
当サイトがお客様からお金をいただくことはありませんので、安心してご利用ください。
外装タイルの見積もりにおける見解の違いについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
外装タイルの見積もりにおける見解の違いについての質問と回答
【質問】
築18年 3階 鉄骨造 外壁正面のみタイル仕上げの賃貸マンションです。
外壁工事を予定しています。2社に見積りをとったところ、タイルの貼り直しを勧める業者と、タイル用の塗装だけをすれば大丈夫です。という業者に見解が分かれます。
どちらのほうが良いのでしょうか?
【回答】
結論から言うと、どちらも正しい提案です。
タイルは、一番丈夫で長持ち、経年劣化もほとんどありません。
なにもなければ20年はメンテナンスフリーでも保ちます。
- どれくらい建物を保たせていきたいか
- また災害のあいやすい地域なのか
2点考慮したうえでどの提案にするか決めると良いかと思います。
以下の記事では、外壁塗装でオススメの塗料やその価格などをご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。