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【2024年版】ウレタン防水の4つの工法と施工手順(工程写真付き)|防水工事の専門家が解説

更新日:2024年7月23日 BY 福島 慎介

ウレタン防水の工法と施工手順・工程

ウレタン防水は主に4つの工法があり(2024月時点)、工法ごとに工程(施工手順),工期、単価が異なります。

ウレタン防水の種類は、密着工法、通気緩衝工法(絶縁工法)、メッシュ工法の3種類と認識しがちですが、2024年現在ではメッシュ工法は立ち上がり部分など限定的に使われるようになっています。

本記事では、ウレタン密着工法とウレタン通気緩衝工法(絶縁工法)、そして新しいウレタン防水工法であるオルタックバリボード工法と、ウレタン高強度工法の工程も含め、4種類の工法の工程・施工手順を紹介します。

防水工事アドバイザーである福島が、ウレタン防水の工法ごとの違いと特徴、施工手順を工程写真とともに紹介していくので、イメージがつかめるはずです。

この記事の監修者
福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

防災工事推進協会 代表理事 紹介ページへ



ウレタン塗膜を塗る
<ウレタン防水の4つの工法>

ウレタン防水には主に4つの工法があり、工法別の日数は以下の通りです。

耐用年数工期日数費用雨漏り有効度
ウレタン密着工法10年程度5日~8日80万円~120万円★☆☆☆☆
高強度ウレタン工法10年~12年5日~8日80万円~120万円★★★☆☆
ウレタン通気緩衝工法(絶縁工法)13~15年7日~12日120万円~180万円★★★★★
ウレタンバリボード工法15~18年7日~12日150万円~200万円★★★★★

工法ごとに特徴がありますが、「下地の上にウレタン塗膜を塗る工法」と「下地とウレタン塗膜の間にシートを入れる工法」の2つに分類できます。

シートを入れることにより、防水効果や耐用年数が異なり、作業工程と材料が増えることで金額も上昇します。

下地の上にウレタン塗膜を塗る工法

下地の上にウレタン塗膜を塗る
<下地の上にウレタン塗膜を塗る>

下地の上にウレタン塗膜を塗る工法は以下の2つです。

  • ウレタン密着工法
  • 高強度ウレタン工法

下地の上にプライマー(接着材)を塗り、その上からウレタン塗膜を重ねて塗っていきます。

この工法は費用が安いことがメリットにありますが、既に雨漏りをしている場合、下地に含まれている水分を外に逃がすことができないため、雨漏りしている場合はこれらの工法を施工すべきではありません。

下地とウレタン塗膜の間にシートを入れる工法

下地とウレタン塗膜の間にシートを入れる工法
<下地とウレタン塗膜の間にシートを入れる工法>

下地とウレタン塗膜の間にシートを入れる工法で、代表的な工法はウレタン防水通気緩衝工法(絶縁工法)です。別名として、ウレタン絶縁工法とかX-1工法とも呼びます。

  • ウレタン通気緩衝工法(絶縁工法)
  • オルタックバリボード工法

他にウレタンメッシュ工法もメッシュシートを貼り、ウレタン塗膜を塗る工法ではありますが、ウレタンメッシュ工法は雨漏りをしてしまうため、近年、採用されることがほとんどなくなっています。

トップコートの仕上げは全ての工法に共通

トップコートを塗る
<トップコートを塗る>

ウレタン防水はどの工法を選択しても、仕上げにトップコートを塗ります。トップコート自体に防水効果はありませんが、ウレタン塗膜防水層を外部刺激から保護する役割を持っています。

強風による落下物や紫外線はウレタン塗膜防水層を劣化させる原因になるため、トップコートで保護をします。ウレタン防水のメンテナンスはトップコートの塗直しがメインとなる作業です。

耐用年数工期日数費用雨漏り有効度
10年程度5日~8日80万円~120万円★☆☆☆☆

工程1:下地にプライマーを塗る

下地と防水層を接着させるためのプライマーを塗ります。

ウレタン密着工法 工程1:プライマーを塗る
<プライマーを塗る>

工程2:ウレタン塗膜を塗る

ウレタン塗膜を2層、均一に塗ります。

厚ミリが均一になっていなと防水層の膨れや破れの原因の一つになります。

ウレタン密着工法 工程2:ウレタン塗膜を塗る
<ウレタン塗膜を塗る>

工程3:トップコートで仕上げる

トップコートは紫外線からウレタン塗膜を守ってくれます。標準のアクリルトップコートの他に、耐熱性のあるシリコン、最も長持ちするフッ素、遮熱性の高い遮熱トップコートがあります。

ウレタン密着工法 工程3:トップコートを塗る
<トップコートを塗る>
耐用年数工期日数費用雨漏り有効度
10年~12年5日~8日80万円~120万円★★★☆☆

工程1:下地にプライマーを塗る

下地と防水層を接着するプライマーを塗ります。

高強度ウレタン防水  工程1:下地にプライマーを塗る
<下地にプライマーを塗る>

工程2:高強度ウレタン塗膜を塗る

通常のウレタン塗膜と同様に均一に塗ることで、膨れや破れにくくなります。

高強度ウレタン防水  工程2:高強度ウレタン塗膜を塗る
<高強度ウレタン塗膜を塗る>

工程3:トップコートで仕上げる

通常のウレタン防水と同様にトップコートの種類で、トップコートの耐久年数が変わります。

高強度ウレタン防水  工程3:トップコートを塗る
<トップコートを塗る>
耐用年数工期日数費用雨漏り有効度
13~15年7日~12日120万円~180万円★★★★★

工程1:下地にプライマーを塗る

下地と防水層を接着させるためのプライマーを塗ります。

ウレタン通気緩衝工法 工程1:下地にプライマーを塗る
<下地にプライマーを塗る>

工程2:通気緩衝シートを敷く

通気緩衝シート(絶縁シート)を貼ります。

通気緩衝シートには自着性があります。脱気筒を設置することで、水蒸気を外に逃がすことがでます。

ウレタン通気緩衝工法 工程2:通気緩衝シートを敷く
<通気緩衝シートを敷く>

工程3:脱気筒を取り付ける

脱気筒を設置することで、通気緩衝シートからの水分や蒸気を逃してくれます。

ウレタン通気緩衝工法 工程3:脱気筒を取り付ける
<脱気筒を取り付ける>

工程4:ウレタン塗膜を塗る

ウレタン塗膜を2層、均一に塗ります。

ウレタン通気緩衝工法 工程4:通気緩衝シートの上にウレタンを塗る
<通気緩衝シートの上にウレタンを塗る>

工程5:トップコートで仕上げる

トップコートを塗り紫外線などから防水層を守ります。

ウレタン通気緩衝工法 工程5:トップコートを塗る
<トップコートを塗る>
耐用年数工期日数費用雨漏り有効度
15~18年7日~12日150万円~200万円★★★★★

工程1:バリボード(アスファルトパネル)を敷く

既存防水の上に、バリボード(アスファルトパネル)を敷きます。

防水層を撤去しないため、工事中の雨による雨漏り被害が抑えられます。

ウレタンバリボード工法 工程1:バリボード(アスファルトパネル)を敷く
<バリボード(アスファルトパネル)を敷く>

工程2:オルタックシートを敷く

オルタックシートを敷、専用のテープで止めます。

ウレタンバリボード工法 工程2:オルタックシートを敷く
<オルタックシートを敷く>

工程3:ウレタン密着工法か通気緩衝工法(絶縁工法)で施工する

ウレタン防水密着工法、または、ウレタン防水通気緩衝工法(絶縁工法)を施工します。

ウレタンバリボード工法 工程3:ウレタン防水通気緩衝工法:通気シート(絶縁シート)を敷く
<ウレタン防水通気緩衝工法:通気シート(絶縁シート)を敷く>
ウレタンバリボード工法 工程3:ウレタン防水通気緩衝工法:ウレタンを1層目を塗る
<ウレタン防水通気緩衝工法:ウレタンを1層目を塗る>

工程4:トップコートで仕上げる

トップコートを塗り紫外線から防水層を守ります。

ウレタンバリボード工法 工程4:ウレタン防水通気緩衝工法:トップコート
<ウレタン防水通気緩衝工法:トップコート>

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カテゴリー :ウレタン防水  タグ:ウレタン防水 工程