FRP防水の重さはどのくらいですか?他の防水工法と比べて教えてください

更新日:2024年11月18日 BY 福島 慎介

FRP防水の重さについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

この記事の監修者
福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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FRP防水の重さについての質問と回答

【 質 問 】

FRP防水の重さはどのくらいですか?他の防水工法と比べて教えてください。

【 回 答 】

各防水工法の1㎡あたりのおおよその重量は以下のとおりです。

一般的な目安であり、使用するメーカーや工法によって重さも異なります。

工法重量/1㎡
FRP防水2~4kg
ウレタン防水1~2kg
塩ビシート防水2kg
ゴムシート防水1.5~2kg
アスファルト防水10~13kg
改質アスファルト防水8kg~14kg

FRP防水

FRP防水
<FRP防水>

・重量 2~4kg/1㎡

ガラス繊維と樹脂を組み合わせた材料のため、比較的軽量です。

ポリエステル樹脂が1層の1プライ、2層の2プライで重量が変わってきます。

ウレタン防水

ウレタン防水
<ウレタン防水>

・重量:1~2kg/1㎡

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を基本2回に渡り塗ることで防水層を作ります。

ウレタン樹脂そのものは、比較的軽量です。
通気緩衝シートやメッシュシートなどの組み合わせによって重量も異なります。

塩ビシート防水

塩ビシート防水
<塩ビシート防水>

・重量:2kg/1㎡

塩ビシートは軽量です。そのため建物への負担が少ないです。

ALCや鉄骨造などに向いている工法です。

ゴムシート防水

ゴムシート防水
<ゴムシート防水>

・重量:1.5~2kg/1㎡

ゴムシートも薄く軽量です。

アスファルト防水

アスファルト防水
<アスファルト防水>

・重量:10~13kg/1㎡

アスファルト防水は厚みがあるため、重量が大きく、建物への負担が大きくなります。

そのためRC造で大型な施設に向いています。

改質アスファルト防水

改質アスファルト防水
<改質アスファルト防水>

・重量:8kg~14kg/1㎡

標準のアスファルト防水よりは軽いですが、それでも2層張りなどはかなり重量があります。

アスファルト防水と同じで、RC造で大型な施設に向いています。

まとめ

工法により防水層の重さが変わってきます。

特にFRP防水は、1層にするのか、2層にするのかにより重量が変わってきますので、建物や使用用途によって工法を選択しましょう。

FRP防水の1プライ、2プライどちらを選んだらよいのか、他の防水工法との違いを詳しく知りたい方は、防水アドバイザーの福島までご相談ください。

カテゴリー :FRP防水/屋上防水/防水工事全般  タグ:FRP防水 アスファルト防水 ウレタン防水 シート防水