FRP防水の重さはどのくらいですか?他の防水工法と比べて教えてください
FRP防水の重さについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
FRP防水の重さについての質問と回答
【 質 問 】
FRP防水の重さはどのくらいですか?他の防水工法と比べて教えてください。
【 回 答 】
各防水工法の1㎡あたりのおおよその重量は以下のとおりです。
一般的な目安であり、使用するメーカーや工法によって重さも異なります。
工法 | 重量/1㎡ |
---|---|
FRP防水 | 2~4kg |
ウレタン防水 | 1~2kg |
塩ビシート防水 | 2kg |
ゴムシート防水 | 1.5~2kg |
アスファルト防水 | 10~13kg |
改質アスファルト防水 | 8kg~14kg |
FRP防水
・重量 2~4kg/1㎡
ガラス繊維と樹脂を組み合わせた材料のため、比較的軽量です。
ポリエステル樹脂が1層の1プライ、2層の2プライで重量が変わってきます。
ウレタン防水
・重量:1~2kg/1㎡
ウレタン防水は、ウレタン樹脂を基本2回に渡り塗ることで防水層を作ります。
ウレタン樹脂そのものは、比較的軽量です。
通気緩衝シートやメッシュシートなどの組み合わせによって重量も異なります。
塩ビシート防水
・重量:2kg/1㎡
塩ビシートは軽量です。そのため建物への負担が少ないです。
ALCや鉄骨造などに向いている工法です。
ゴムシート防水
・重量:1.5~2kg/1㎡
ゴムシートも薄く軽量です。
アスファルト防水
・重量:10~13kg/1㎡
アスファルト防水は厚みがあるため、重量が大きく、建物への負担が大きくなります。
そのためRC造で大型な施設に向いています。
改質アスファルト防水
・重量:8kg~14kg/1㎡
標準のアスファルト防水よりは軽いですが、それでも2層張りなどはかなり重量があります。
アスファルト防水と同じで、RC造で大型な施設に向いています。
まとめ
工法により防水層の重さが変わってきます。
特にFRP防水は、1層にするのか、2層にするのかにより重量が変わってきますので、建物や使用用途によって工法を選択しましょう。
FRP防水の1プライ、2プライどちらを選んだらよいのか、他の防水工法との違いを詳しく知りたい方は、防水アドバイザーの福島までご相談ください。