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防水工事ぼったくり事例|馴染みの業者の見積もりが怪しい!専門家に相談して解決

更新日:2024年1月21日 BY 福島 慎介

※実際のお話を元に取材し、ご本人様に内容についてご了承いただいた上で当協会にて制作しております

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はじめまして。伊藤といいます。
妻の父から、自宅兼店舗を相続で受けとり夫婦で運営しています。
建物は大成ユーレック壁式プレキャストの鉄筋コンクリート造です。
1階のテナントは美容院さんにお貸ししており、長年のお付き合いがあります。

実は、数年前から繰り返す雨漏りに、夫婦ともども困っていました。
「この前工事をしたのに、また雨漏りか…。」
「また、管理会社さんに連絡しないといけないな…。」
その度に管理会社に工事をお願いしていたのですが、雨漏りは止まらず、さらに駐車場からの漏水も発生していました。

とうとう、美容院さんからもクレームが入ってしまいました。
美容院オーナー「この繰り返す雨漏り、どうにかなりませんか?営業に支障が出ています!」
伊藤「何度か直してもらっているんですが…。申し訳ありません。すぐに対応します。」
雨漏りがしている店舗で接客をしたくない、美容院のオーナーさんの気持ちは痛いほど分かります。

「オーナーさんのためにも何としてでも雨漏りを直したい!けど、本当に直るのか…?」
そんな疑いがぬぐい切れないまま、再び管理会社に見積もりを依頼しました。

見積もりを取ったところ、屋上防水を含む大規模な防水工事を提案され、費用はなんと 約1600万円
想像以上の高額な見積もりに困惑してしまいました。

さらに、肝心の漏水の原因については不明で、工事してみないと雨漏りは止まるかどうか分からないとのこと。

「高いお金を払って雨漏りが止まらなかったらどうしよう…」
ここで私たち夫婦は、別の業者から見積もりを取ることを考えはじめます。

妻の父から受け継いだ大切な建物、納得のいく形でしっかり工事をしたい!
けれど、妻の父の代からとてもお世話になっている管理会社さんの提案を断るのは気が引けるし、防水工事のことなんかさっぱり分からない。
いつものようにお願いした方が良いような気がする…。
しかし約1600万円はこれからの運営に支障をきたすような金額だったため、非常に迷っていました。

自分たちで業者を探したり、インターネットで防水工事について勉強したりしてみるも、右も左も分からない状態でどうしたらよいかよく分からない…。

そもそも、管理会社でも分からないのに漏水の原因を突き止められる業者なんているのか?
見積もりを頼んでしまったばっかりに新規の業者さんにしつこい営業をかけられたり、
金額の安さで選んだ業者に工事を失敗されたりしたらどうしよう?と、悩む日々が続きました。

そうしている間も止まらない雨漏り。

1階の美容院さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そんな中、ネットで検索してヒットしたのが、 「防水工事見積もり.com」 のホームページでした。

「求めていたサービスにぴったりだ!でも、相手のことが分かりにくいネット上で、新規の業者さんに見積もりを取ってもらうなんて大丈夫だろうか…。騙されたり、しつこかったりしないだろうか?」
半信半疑でしたが、ホームページの記事の内容が分かりやすく、口コミの評価も良かったことから、恐る恐る電話をしてみることに。

藁にもすがる思いで協会に悩みを相談したところ、担当者さんに管理会社から出ていた見積もりを見てもらえることになりました。

「防水工事見積もり.com」 の代表福島さんから、ZOOMを使って丁寧に
なんと2時間も!見積もり診断をしていただきました。
ひとつひとつの項目について、なぜその工事が必要なのかの説明や、一般的な工事にかかる費用を教えていただきました。

その結果、管理会社の見積もりが高い理由は主に二つあることが分かりました。

  • 下請け を使って工事をする
  • 仮設工事や管理費など、実際の工事費以外の 経費が高すぎる

工事の中身については、下請けの見積もりを引用しているためか、相場どおりだったのです。
しかし、直接工事に関係のない、安全対策費やもろもろの管理費などが異常に高いとのことでした。

「直接工事と関係ない不明瞭な経費で利益を取ろうとしています。いやらしい手法ですね。」

さらになんと、一番重要である雨漏り部分の見積もりが不透明なことも判明!「協会が推薦する優秀な専門業者に見積もりを依頼してはいかがですか?」と管理会社とは別の業者に見積もりを取ってみることをおすすめされました。

しかし、頭に浮かぶのは妻の父の顔…。
お世話になっている管理会社の見積もりが高いことは分かったけれど、悪徳業者ではないことはこれまでの付き合いでよく分かっているし、何より 他の業者にお願いすることが申し訳ない 気持ちがどうしてもぬぐい切れません。
けれど1階をお貸ししている美容院さんからのクレームには今すぐにでも対処しなければいけないし、1600万円の出費はかなり懐が痛い…。
見積もり自体取ることに気が引けていましたが、協会代表の福島さんの、

「比較してみないとメリット・デメリットが分からないと思います。見積もりを取るだけでも大丈夫ですよ。
納得頂けない場合、決める必要は全くありません。

という言葉を信じて、協会の推薦する3社に見積もりを依頼することにしました。
福島さんに業者さんと日程の調整を行ってもらい、3社とも、かなりスムーズに現場視察が終了しました。

3社の見積もりが揃い…金額を見て驚愕!
1600万円どころか、3社ともに1000万円以下の見積もりでした。

A社 865万円
B社 960万円
C社 920万円

どこに依頼しても 3分の2以下!! 驚きが隠せません。

なぜこんなに安くなったのか?それは、大規模な防水工事を一気に行うのではなく、漏水している箇所から解決していったらどうか?という提案だからでした。
目先の利益を考えて大きい金額を見積もってくるのではなく、今回の自分たちの困りごとに合わせた提案をしてくれたのです。

クレームが入っているという私たちの現状に寄り添って、業者さんはこう話してくれました。

「店舗のために、雨漏りの部分だけ先に対処されたらどうでしょう、屋上防水などの大規模な工事はその後になっても大丈夫です!」

このあたりから、協会が推薦してくれたこの3社に対する安心感が芽生えてきていました。さらに驚きなのが、 漏水の原因を3社とも明確に提示してきた ことでした。
雨漏りは、建物の内側から発生しており、そこから工事すれば漏水は止まるでしょう、とのこと。
管理会社は分からないと言っていたのに…。

私たち夫婦は決断しました。
「この3社の中から決めよう!」

焦点は屋上防水の工法についてでした。
屋上には断熱ブロックが敷いてあり、それをどうするかで見解が分かれました。

断熱ブロックの上から シート防水 をするというA社とC社の提案と
断熱ブロックを撤去し、 ウレタン機械固定工法フッ素遮熱トップ を使用するB社の提案。
シート防水の2社のうち、より耐久性が高い提案をしたA社と、ウレタン機械固定工法を提案したB社の2社に絞り、細かく比較をしました。

工法 メリット デメリット
A社
(シート防水)
・圧倒的な 耐久年数30年
・使用するドイツ製のシートには経年劣化の原因である可塑剤が一切入っていない
保証が25年 と最長
・材料を取り扱える業者が少ないため 施工会社以外がメンテナンスできない
・25年保証も会社が倒産すると無効
B社
(ウレタン機械固定)
・断熱ブロックを撤去することで今後悩まなくて済む
・十数年に一度ウレタンを塗っていけば 効果を半永久的に維持できる
・十数年に一度にウレタンを塗っていくメンテナンスが必要
メンテナンスのコストがかかる
・工事中の振動音が激しい

それぞれのメリット・デメリットを福島さんとともに整理しました。

その結果、耐久年数・保証の長さが決め手となり、一番工事内容に納得できたA社に工事をお願いすることにしました。

そのためには、大きなハードルを乗り越えなければいけません。
妻の父に、このことを報告する…。
A社の見積もりを持って、住まいがある長野に向かいました。
「そんな不義理なことは許さない」と言われたらどうしよう…。
怒られることも覚悟で見積もりを見せ、相談します。

「駐車場から雨漏りがしていて、それを直すために、いつもと違う業者さんにお願いしようと思っています。どうでしょうか?」

見積もりを見てくれた妻の父が口を開きます。
「…確かに付き合いの深い管理会社さんにお願いしたい気持ちはある。しかし、あの建物はもうお前たち夫婦のものだ。ふたりで決めればいい。」
「見積もりを見たが、 内容は充実しているし、金額も抑えられている。これは良い業者だ。 あとは任せる。」
妻の父の後押しをもらい、心につっかえていたモヤモヤが取り払われたように感じました。

そして工事がスタート。
工事が開始する時、終了する時には、業者さんは毎日ご挨拶に来てくれました。
1階に店舗をかまえている美容院の方をはじめ、近隣の方にも挨拶を欠かさず、気を遣っていただけました。

些細なことかもしれませんが、工事中は騒音などが原因でトラブルが起こることも考えられます。周りへのご配慮にとても感動しました。
また、私が一番嬉しかったのは、1階の美容院さんへの対応です。
まず、大がかりな足場を立ててからスタートするのではなく、漏水を止めてから足場を立てることで、美容院さんにかかるご迷惑を最低限に抑えてくれました。

さらに、看板を道路の方に出して、営業機会を失わないように配慮してもらえました。
一般的に、足場をかけるような工事中は、店舗の売上は2,3割減少してしまうらしいのですが、結果、売上はほぼ変わらなかったようで、安心しました。
これも業者さんが気を遣ってくださったおかげです。

漏水箇所を含め、防水工事は無事に終了!
高品質の工事を適正価格で発注 することができ、本当に良かったです。
A社さんはじめ、真摯に対応してくれた業者さん、防水工事見積もり.comの方たちには感謝しかありません。
本当にありがとうございました!

今回の防水工事はとても満足のいく結果となりました。
ここで、なぜ成功を収めることが出来たのか?
ポイントを振り返ってみたいと思います。
まず、 「管理会社の見積もりに疑問を持った」 ところ。
クレームが出て焦りもあるなか、金額は高いのに漏水が止まるか分からない、というあいまいな対応。

防水工事が失敗する条件にぴったりあてはまっていますよね。
そこで「防水工事見積もり.com」に見積もり診断をお願いし、転機が訪れます。
管理会社の見積もりはやはり少しおかしいと気付かされ、
見積もりを比較することを提案されます。

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もう一つのポイントは
「防水工事の専門家に工事を依頼出来た」
ところ。
防水工事業者をうたっている会社の中でも、下請けに工事を発注する会社は少なくないそうです。
下請けや孫請けを使う業者に依頼すると、中間マージンを取られて工事金額が高くなったり、トラブルが起きても責任の所在があいまいになったりすることもあります。

しかし、今回推薦された業者はいずれも自社で施工する専門会社。

保証はもちろん、価格も抑えられるハッピーな結果となりました。

防水工事が無事に終わり、安心していたさなか、美容院のオーナーさんから「空いているテナントをお借りすることは出来ますか?」
と嬉しい問い合わせが!

契約を進めていくなかで、
「店舗の規模を大きくしたいとずっと思っていたんです。今のところは雨漏りもしているなぁ…と、実は他の物件も探していました。けれど、雨漏りの修理をすぐにやってくれた伊藤さんの素晴らしいご対応や、工事をしてくれた業者さんの気遣いに心打たれ、伊藤さんのところでお世話になることにしたんです。」

工事中は、進捗状況を常に報告するよう心掛けていました。
また、業者さんの毎日の挨拶、工事中の配慮に感動し、このような新たなご縁に結び付くことになるとは!
防水工事で建物の管理をすることの大切さを実感した出来事でした。

防水工事から約半年、ショックなことがありました。
建物の壁に生卵をぶつけられ、ひどく跡が残ってしまったのです。
協会は外壁工事も専門分野であることを知っていたので、連絡をしてみました。
「壁に生卵をぶつけられて…ショックで落ち込んでいます。」

すると、
「それ、火災保険で治せるかもしれませんね」と思いがけない返答が。

火災保険で卵の跡が治せる…?想像もしていませんでした。
火災保険の査定に使う資料は、協会の方で準備してくれました。

結果、 保険は満額降りることに! 無料で外壁を直すことができました。
防水工事はとっくに終わっているのに、ここまでしてくれるなんて…と感激してしまいました。
もし、また何かあれば協会に助けを求めてみよう、と思った出来事でした。

工法名: POLYFINシート機械固定工法

平米数:150㎡

金額:220万(屋上のみ) 25年保証付き

工期:2週間

施工前

施工後

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カテゴリー :防水工事の基礎知識/防水工事失敗事例  タグ:雨漏り 

福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして10,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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