シート防水で浮きが起こる原因は何ですか?

更新日:2024年9月20日 BY 福島 慎介

シート防水で浮きが起こる原因について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

この記事の監修者
福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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シート防水で浮きが起こる原因についての質問と回答

【 質問 】

シート防水で浮きが起こる原因は何ですか?

【 回答 】

シート防水で浮きが起こる原因は、さまざまな要因が考えられます。

主な原因を説明します。

施工不良(接着不足)

接着剤をムラなく塗る
<接着剤をムラなく塗る>

シート防水を貼る際、下地とシートがしっかり接着していないと、浮きが発生します。

接着剤が十分に塗られていなかったり、均一に広がっていない場合に多く見られます。

下地の状態不良

下地を均一にする
<下地を均一にする>

 下地がデコボコしていると、シートが均一に接着されず、部分的に浮く可能性があります。

湿気や水分の侵入

シートの膨れ
<シートの膨れ>

湿気の膨張: シート防水の下に湿気が入り込んでしまうと、気温の変化によってその湿気が膨張し、シートが浮いてしまいます。

漏水した水分がシートの下に入り込むと、水分が蒸発し、気体になることで浮きが発生します。

温度変化や熱膨張

シートの浮き
<シートの浮き>

ゴムシートや塩ビシートなどの材料は、気温が上昇すると膨張し、冷えると収縮します。

繰り返しの温度変化が起こると、シートが緩み、浮きが発生することがあります。

 建物の動き

シートのズレ
<シートのズレ>

建物が地震や強風などで動くと、下地とシートの間にズレが生じ、接着が弱くなり、浮きが発生します。

経年劣化

シートの経年劣化
<シートの経年劣化>

シート防水自体や接着剤が時間とともに劣化し、接着力が低下すると、シートが浮きやすくなります。

特に紫外線や気候変化の影響を長期間受けることで、材料が弱くなり浮きが発生することがあります。

まとめ

  • 施工時の問題
  • 下地の不均一さ
  • 温度変化や湿気の膨張
  • 建物の動きや振動
  • 経年劣化による接着力の低下

これらが主な原因です。

浮きが発生すると、雨漏りのリスクが高まるため、早期に修理が必要です。

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