太陽光パネルを設置後、屋上のメンテナンス費用が3倍って本当ですか?

太陽光パネル設置後の屋上メンテナンス費用について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
太陽光パネル設置後の屋上メンテナンス費用についての質問と回答
【質問】
太陽光パネルを設置後、屋上のメンテナンス費用が3倍って本当ですか?
【回答】
結論としては、本当です。
太陽光パネルの設置方法によってメンテナンス金額が変わりますが、約2~3倍かかる場合もあります。
屋上メンテナンス費用が高額になる理由を簡単にご説明します。
屋上メンテナンス費用が高額になる理由

主な理由は、雨漏りした場合の工事が大掛かりになるためです。
雨漏りしていなければ、メンテナンスは一部補修のみで良く、費用は高額になりません。
しかし雨漏りしていた場合は、雨漏りの原因となっている箇所を特定し、防水工事を行う必要があります。
その際、架台基礎が地中に埋め込まれていれば、それを撤去しなければいけません。
架台(がだい)をつけて太陽光パネルを設置している場合、防水工事を行うには
- 太陽光パネルや架台、基礎の撤去
- 撤去したものを他の場所へ移動
- 架台基礎、架台、パネルの再設置
など、手間と費用がとてもかかります。
これ以外にも、場合によっては足場やクレーン車が必要になることもあり、これらは防水工事本体よりもお金がかかってしまう可能性が高いです。
まとめ
太陽光パネルを設置した後の屋上メンテナンス費用が3倍になり得るのは、主に雨漏りしてしまった場合です。
定期点検を行い、雨漏りが発生する前に対処することで、屋上のメンテナンス費用が高額になるのを防ぐことができます。
太陽光パネルを設置して10年を目安に、専門業者に屋上を点検してもらいましょう。
点検をどこに依頼すればいいか悩んだ際は、防水アドバイザーの福島までご相談ください。
また、太陽光パネルについての詳しい解説は以下の記事でしていますので、こちらもご一読ください。