家を建ててからベランダの防水工事をずっとしていないのですが、やった方がいいですか?

家を建てた後のベランダの防水工事について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
家を建てた後のベランダの防水工事についての質問と回答
【質問】
家を建ててからベランダの防水工事をずっとしていないのですが、やった方がいいですか?
【回答】
防水工事は、やった方がいいです。
ベランダ防水の性能は10~18年ほどで切れるので、そのままだと雨漏りする可能性が高いです。
ベランダ防水の主要な工法の耐久年数について、簡単にご説明します。
ベランダ防水の主要な工法の耐久年数

ベランダ防水でよく用いられる防水工法は、ウレタン防水、FRP防水、塩ビシート防水の3種類です。
ウレタン防水は複雑な形状や凹凸の多い場所に施工できるポピュラーな工法で、耐久年数は10~15年です。
FRP防水はとても耐久性が高いため、歩行頻度が多いベランダ・バルコニーに用いられることが多い工法で、耐用年数は10~15年です。
塩ビシート防水はハウスメーカーのベランダで用いられることが多い工法で、耐久年数は12~18年です。
このように、どの防水工法が用いられているかによって、防水性能が衰える時期は多少異なります。
ベランダは庇がついているので、屋上より防水の経年劣化スピードは遅いですが、家を建ててから一度もメンテナンスや防水工事をしていないのであれば、一度業者さんにみてもらうことをお勧めします。
まとめ
比較的面積の小さいベランダも、ずっと防水工事をしていないと防水性能が衰えて、ゆくゆくは雨漏りに繋がります。
雨漏りしてから工事をすると、費用の負担が大きくなります。早めの点検と対処を行いましょう。
点検や工事を依頼する業者選びに悩んだ際は、お気軽に防水アドバイザーの福島へご相談ください。
また以下の記事では、ベランダの防水について、工事費用の相場や、工法ごとの耐久性・メンテナンス方法などを詳しく解説しています。ぜひこちらもご一読ください。