屋上の断熱材の入れ替えは、どのくらいが目安ですか?

屋上の断熱材の入れ替え時期について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
屋上の断熱材の入れ替え時期についての質問と回答
【質問】
屋上の断熱材の入れ替えは、どのくらいが目安ですか?
【回答】
屋上の断熱材の入れ替えの目安は20~30年に一度です。
また屋上のメンテナンスでは、断熱材の入れ替えのほかに、防水工事もとても重要です。
屋上のメンテナンスについて、簡単にご説明します。
屋上のメンテナンスについて

屋上のメンテナンスで必要になるのは、断熱と防水の点検・工事です。
先に述べた通り、断熱材は一般的に20~30年に一度入れ替え工事を行う必要があります。
一方防水工事は、既存防水の工法ごとに工事が必要となるタイミングが異なりますが、およそ10〜18年ほどで工事を行う必要があります。
防水層は経年劣化すると雨漏りが発生し、建物が大きく傷んでしまうため、雨漏りを防ぐためには定期的に屋上防水の点検をし、適切な防水工事を行いましょう。
そして、この防水工事のタイミングに合わせて断熱材の入れ替えをすると、まとめて工事ができるので工事費用を抑えることができて効率的です。
まとめ
屋上のメンテナンスは、断熱と防水をセットにして考えておくことがお勧めです。
どちらか一方の性能が下がってしまうと居住性が損なわれますし、防水に至っては劣化すると雨漏りが発生して建物の寿命を縮めてしまいます。
それぞれ違うタイミングで工事をすると手間もお金も増えてしまいますので、事前に一緒のタイミングで点検や工事をするように計画しておくと良いでしょう。
屋上の点検や工事の依頼先に悩んでいる場合は、防水アドバイザーの福島までご相談ください。
また、屋上防水の耐用年数については以下の記事で詳しく解説していますので、ご参考にしてください。