FRP防水の2プライは単価いくらですか?1プライとの単価の違いも教えてください
FRP防水の2プライの単価と、1プライとの単価の違いについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
FRP防水の2プライの単価と、1プライとの単価の違いについての質問と回答
【 質 問 】
FRP防水の2プライは単価いくらですか?1プライとの単価の違いも教えてください。
【 回 答 】
FRP防水の相場は、施工場所、施工業者、工法、地域によっても変わります。
今回は、一般的な相場をお伝えします。
また分かりやすいように、屋上防水100㎡と、ベランダ10㎡とに分けて記載します。
まずFRP防水1プライと、2プライの違いを説明します。
1プライ工法
FRP防水の層を1回だけ構築する工法です。
下地にFRP樹脂とガラスマットを1層だけ施工します。
およそ2mm程度の厚さになります。
〇メリット
施工が短時間で済み、コストが比較的安いです。
〇デメリット
防水層が2プライよりも薄いため、やや耐久性が劣ります。
2プライ工法
FRP防水の層を2回形成する工法です。
FRP樹脂とガラスマットを2層に重ねることで、防水性と耐久性が大幅に向上します。
厚ミリは約4mm程度
〇メリット
耐久性が高く、長期的に防水効果が期待できる
特に屋上防水は、
太陽の紫外線も強く雨もあたるため向いている
〇デメリット
1プライよりも施工時間が長く、コストも高めです。
FRP防水 1㎡あたりの相場
1プライ工法/1㎡ | 2プライ工法の場合/1㎡ | |
屋上防水(約100㎡) | 10,000円〜12,000円くらい | 13,000円〜15,000円くらい |
ベランダ防水(約10㎡) | 16,000円〜20,000円くらい | 20,000円〜23,000円くらい |
*ベランダは面積が狭い分、材料費や施工の手間に対する単価がやや高めになります。
防水工事の工法についてや、他の工法との違いはこちらをご覧ください。
まとめ
FRP防水 1プライはコストを抑えらえます。
2プライは長く持たせることができます。
施行場所や、どれくらい持たせたいかで、1プライにするか2プライにするかの選択が変わってきます。
<補足情報>
一般的には、FRP 1プライ工法が選ばれる傾向にあります。
また、防水材の中でも最も硬い材料のため、人が歩行するベランダ防水で選ばれる機会が多いです。
FRP防水の1プライと2プライどちらが良いか迷われたら、防水アドバイザーの福島までご相談ください。