アスファルト防水の厚さはどれくらいありますか?

更新日:2024年7月30日 BY 福島 慎介

アスファルト防水の厚さについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザーが回答します。

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福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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アスファルト防水の厚さ・厚みについての質問と回答

【質問】

アスファルト防水は、工法によって厚さが違うと聞いたことがあります。

厚さはどれくらい差がありますか?

また、耐久年数が変わりますか?

【回答】

アスファルト防水は主に3種類あり、工法により厚さが違います。

  • アスファルト防水熱工法の厚み:5mm~10mm
  • 改質アスファルトシート防水トーチ工法の厚み:4mm~6mm
  • 改質アスファルトシート防水常温粘着工法:2mm~4mm

それぞれの厚みと耐久年数は以下の通りです。

厚み耐久年数
アスファルト防水熱工法5mm~10mm5mm→15~20年
10mm→25~35年
改質アスファルトシート防水トーチ工法単層:4mm
複層:6mm
4mm→12~15年
6mm→15~20年
改質アスファルトシート防水常温粘着工法単層:2mm
複層:4mm
2mm→10~12年
4mm→13~18年

補足として、改質アスファルト防水の単層仕上げと複層仕上げについて解説します。

■単層仕上げ

単層仕上げは、防水層を1層のみで構成するシンプルな工法です。

トーチ工法 単層仕上げの画像
<トーチ工法 単層仕上げ>

〇メリット

  • 工程が少なく施工が早く終わる
  • 材料費や施工費が抑えられる

〇デメリット

  • 複層に比べて耐久性が劣る

■複層仕上げ

複層仕上げは、防水層が2層以上で構成されます。

トーチ工法 複層仕上げの画像
<トーチ工法 複層仕上げ>

〇メリット

  • 複層の防水層により、防水性能が向上する
  • 一部が損傷しても他の層が保護するため、漏水リスクが低減

〇デメリット

  • 施工時間やコストが増加し、建物への負荷も増える

アスファルト防水の工法について詳しく知りたい方は、アスファルト防水とは?の記事をご覧ください。

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