雨漏りを切り分けるためにはソーラーパネルを外さないとだめですか?

雨漏りを切り分けるためにソーラーパネルを外すべきかどうかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
雨漏りを切り分ける際のソーラーパネルについての質問と回答
【質問】
10年前、屋根にソーラーパネルを設置して、最近雨漏りしました。雨漏りを切り分けるためにはソーラーパネルを外さないとだめですか?
【回答】
結論から言うと、正確な原因を特定するには、ソーラーパネルを一部でも取り外す必要があります。
その理由について、簡単に解説します。
ソーラーパネルの取り外しが必要になる理由
ソーラーパネルは、防水層のある屋上に直接固定するのが一般的です。
その際、屋上(屋根)に直接ドリルで穴をあけ、専用金具をネジで固定します。
その部分に適切な防水処理がされていない場合、時間とともに劣化し、そこから雨漏りが起こる可能性が高まります。

雨漏りした箇所の特定には防水層や屋根下地の確認が不可欠ですが、ソーラーパネルが設置されているままでは雨漏りの原因を目視できません。
また、仮に特定できたとしても、防水処理の再施工ができないといった問題があります。
そのため、部分的にでもパネルを外して原因を切り分け、適切な修繕方法を判断するケースが一般的です。
ソーラーパネルを設置した業者さんに外せるかどうか相談をされてみてください。
まとめ
ソーラーパネル設置後の雨漏りは、防水層の劣化や施工ミスが原因のことが多く、的確な診断にはパネルの取り外しが必要となるケースがほとんどです。
まずは、防水の専門業者に相談し、屋根の状況に応じた適切な対応を取ることが、再発を防ぐ最善の方法です。
相談先に迷われている方は、ぜひ防水アドバイザーの福島までご相談ください。
ソーラーパネルと雨漏りの関係性については、下記の記事でも詳しく解説しておりますので、ご興味がございましたらぜひご覧ください。