太陽光パネルを設置すると雨漏りするって本当ですか?

太陽光パネルを設置すると雨漏りするのかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
太陽光パネルを設置すると雨漏りするのかについての質問と回答
【質問】
太陽光パネルを設置すると雨漏りするって本当ですか?
【回答】
本当です。
太陽光パネルを設置して雨漏りが発生する原因を2つご説明します。
太陽光パネルを設置して雨漏りが発生する2つの原因

1つ目の原因は、設置工事時の防水施工不良や屋根材の破損です。
施工業者がパネルの取り付けに不慣れな場合、防水施工不良が発生したり、工事の際に屋根材を破損してしまい、雨漏りが発生することがあります。
2つ目の原因は太陽光パネルの重さによる屋根の劣化です。
太陽光パネルや架台を乗せることで屋根の負担となり、雨漏りの原因となることもあります。
太陽光パネルは1枚約15キロあるため、一戸建てで約20枚設置すると、300キロのものがずっと屋根の上に載っていることになります。
次第に屋根がパネルの重さに耐えられなくなり、防水層の劣化に繋がり、雨漏りの原因となります。
まとめ
太陽光パネルを設置する場合、設置工事のミスやパネルの重さによる屋根の劣化によって雨漏りが発生する可能性があります。
太陽光パネルの設置工事を行う際は、防水工事専門業者と連携して工事を行うように太陽光パネルの専門業者へ依頼しましょう。
また、無事設置工事が終わった後は、定期的に屋根のメンテナンスを行いましょう。
実際に雨漏りしてしまってからでは、工事費用が高額になってしまいます。
最悪の事態に陥ってしまう前に、約10年に一度はメンテナンスを行うことをお勧めします。
また、以下の記事では太陽光パネルの仕組みをわかりやすく解説していますので、併せてご覧ください。