ベランダ・バルコニー防水工事の基礎知識!工法・費用・事例を防水工事アドバイザーが解説!

ベランダ・バルコニーの防水工事は、屋上や外壁と異なり、歩行があり、雨漏りもしやすく、狭い場所であることから、ベランダに特化した防水工事が必要です。
また、一般住宅やハウスメーカー、マンションなどでも選択する工法が異なり、基礎知識は抑えておく必要があります。
この記事では、ベランダ・バルコニー防水の基本から、工法、費用、事例を防水アドバイザーの福島が徹底解説します。

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
ベランダ・バルコニー防水工事の種類

ベランダ・バルコニーの防水工事は下記表の通り主に4種類の工法があります。
特徴 | ベランダ採用率 | 費用 | 耐用年数 | |
---|---|---|---|---|
ウレタン防水 | コストを抑えることが可能 | ★★★★☆ | 6,500~9,750円 | 10~12年 |
FRP防水 | 耐久性に優れている | ★★★★★ | 7,800~11,050円 | 10~12年 |
シート防水 | 下地を選ばずに施工可能 | ★★★☆☆ | 6,500~9,750円 | 12~15年 |
アスファルト防水 | 耐久性が高く、歩行にも強い | ★☆☆☆☆ | 6,500〜9,750円 | 10〜20年 |
ベランダ・バルコニーに採用されるこれらの防水工事工法を1つずつ詳しく解説します。
ウレタン防水

ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗り固めて防水層を作る方法です。
樹脂を塗って防水層を作るため、建物の形状を選ばず、複雑な形の面でも対応することができます。
ウレタン防水には下記の2つの工法があり、ベランダ・バルコニーの下地や雨漏り状況、建物の構造などの調査により、どちらの工法で施工するか決定されます。
ウレタン密着工法 | ウレタン通気緩衝工法 | |
---|---|---|
施工単価 | 6,500~7,800円 | 7,800~9,750円 |
耐用年数 | 10年程度 | 13~15年 |
工期 | 2~3日 | 3~4日 |
メンテナンス期間 | 5~8年ごと | 5~8年ごと |
メンテナンス方法 | トップコート塗り直し | トップコート塗り直し |
雨漏り有効度 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
伸縮性 | 伸縮性に乏しい | 伸縮性に乏しい |
耐久性 | 他工法と比較して耐久性に乏しい | 耐久性に優れている |
向いているベランダ・バルコニー | ・雨漏りしていない ・複雑な形状や凹凸が多い | ・雨漏りしている ・1回の工事でより長持ちさせたい |
ウレタン防水のメリット・デメリット
ウレタン防水のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・複雑な形状にも適している ・継ぎ目のない防水層を作ることができる ・メンテナンスしやすく、費用が比較的安い ・メンテナンスを行えば半永久的に重ねて工事可能 |
・職人の腕次第で塗膜面の均一性が変わる ・見た目では手抜き作業か分からない ・塗装にムラがあると劣化が急速に早まる ・5~8年ごとにトップコートを塗り直し |
これらメリット・デメリットを踏まえ、ベランダ・バルコニーにウレタン防水を採用するかどうかを決定していきます。
FRP防水

FRP防水は、FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)を使用した防水工法です。ベランダー・バルコニー、建物の屋上などに多く採用されています。
液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加え、ガラス繊維と組み合わせることで、強度が高く耐久性に優れた塗膜による防水層を形成します。
FRP防水もウレタン防水と同様に下記の2つの工法があります。
FRP密着工法 | FRP通気緩衝工法 | |
---|---|---|
施工単価 | 7,800~9,100円 | 9,750~11,050円 |
耐用年数 | 10~12年 | 13~15年 |
工期 | 4~7日 | 5~10日 |
メンテナンス期間 | 5~8年ごと | 5~8年ごと |
メンテナンス方法 | トップコート塗り直し | トップコート塗り直し |
雨漏り有効度 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
伸縮性 | 伸縮性に乏しい | 伸縮性に乏しい |
耐久性 | 他工法と比較して耐久性に乏しい | 耐久性に優れている |
向いているベランダ・バルコニー | ・雨漏りしていない ・前回FRP通気緩衝工法で防水工事 ・工事をする部位が複雑な形状 | ・雨漏りしている ・1回の工事でより長持ちさせたい ・将来的に雨漏りさせたくない |
施工単価はウレタン塗膜などと比較しても高めになります。しかし、歩行する事が多いベランダ・バルコニーでは耐久性も必要となるため、FRP防水は屋上よりベランダ・バルコニーで採用されることが多いです。
FRP防水のメリット・デメリット
FRP防水のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・防水性能が高い ・複雑な形状に施工できる ・強度と耐荷重性が高い ・工期が短い |
・価格が比較的高額 ・施工条件が天候に左右される ・硬化するまで臭いがする ・伸縮性がないためひび割れしやすい |
これらメリット・デメリットを踏まえ、ベランダ・バルコニーにFRP防水を採用するかどうかを決定していきます。
シート防水
シート防水は、屋上の下地に塩化ビニールや合成ゴムのシートを敷き一体化させることで、建物へ雨水や湿気の侵入を防ぐ防水工法です。
広い面積でも一度に防水処理ができるので、屋上や陸屋根に採用されることが多い工法です。
防水効果を発揮するには、シートのつなぎ目や端を隙間なく接着する必要があるため、ベランダ・バルコニーが複雑な形状の場合は、施工が難しくなります。
シート防水は、塩ビシート防水とゴムシート防水の2種類があり、接着工法と機械固定工法の2つの工法があります。
接着工法はシートを躯体に接着剤で固定する工法です。機械固定工法は、専用の金具でシートを固定する工法です。接着は下地への追従性が高い一方、機械固定は下地の状態に左右されにくいのが特徴です。
塩ビシート防水の密着工法と機械固定工法

塩ビシート防水は、耐久性がある塩化ビニール(PVC)製のシートを使用し、大きな面積をカバーできる防水工法です。
接合部分を熱や接着剤で溶着することで、継ぎ目のない防水層を形成します。
ウレタン防水やFRP防水と比較すると、メンテナンスは最小限に抑えられる点がメリットです。
塩ビシート防水接着工法 | 塩ビシート防水機械固定工法 | |
---|---|---|
施工単価 | 7,800~9,100円 | 8,450~9,750円 |
耐用年数 | 12~15年 | 15~18年 |
工期 | 3~4日 | 3~5日 |
メンテナンス期間 | トップコート塗り替えのメンテナンスフリー | トップコート塗り替えのメンテナンスフリー |
メンテナンス方法 | ・つなぎ目や端部の補修 ・膨れ・剥がれ・破れの補修 ・ドレンの清掃・補修 | ・つなぎ目や端部の補修 ・膨れ・剥がれ・破れの補修 ・ドレンの清掃・補修 |
雨漏り有効度 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
伸縮性 | 伸縮性に富んでいる | 伸縮性に富んでいる |
耐久性 | 耐久性に優れている | 耐久性にとても優れている |
向いているベランダ・バルコニー | ・雨漏りしていない ・騒音を出さず工事をしたい | ・雨漏りしている ・1回の工事でより長持ちさせたい |
ゴムシート防水の密着工法と機械固定工法

ゴムシート防水とは、建築物の屋上や地下構造物などの防水対策として用いられる工法の一つです。
主に加硫ゴム系シートを使用し、高い耐久性と柔軟性を持つ防水層を形成します。
ゴムシート防水の接着工法と機械固定工法の違いは以下の通りです。
ゴムシート防水接着工法 | ゴムシート防水機械固定工法 | |
---|---|---|
施工単価 | 6,500~7,800円 | 7,150~8,450円 |
耐用年数 | 10〜12年 | 10~15年 |
工期 | 3~4日 | 3~5日 |
メンテナンス期間 | 5~8年ごと | 5~8年ごと |
メンテナンス方法 | ・シート割り増し ・トップコート塗り直し ・ゴムシートの上にウレタン防水 | ・シート割り増し ・トップコート塗り直し ・ゴムシートの上にウレタン防水 |
雨漏り有効度 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
伸縮性 | 伸縮性に富んでいる | 伸縮性に富んでいる |
耐久性 | 耐久性に優れている | 耐久性に優れている |
向いているベランダ・バルコニー | ・フラットで単純な形状 ・2回目以降の防水工事 ・コストを抑えたい | ・フラットで単純な形状 ・2回目以降の防水工事 ・コストを抑えたい |
シート防水のメリット・デメリット
シート防水のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・下地を選ばずに施工できる ・広範囲を一度に施工でき工期短縮が可能 ・伸縮性や耐久性に優れている ・塩ビシートはメンテナンスフリー |
・価格が比較的高額 ・施工条件が天候に左右される ・下地の状態が悪いと防水性能を発揮できない可能性がある |
これらメリット・デメリットを踏まえ、ベランダ・バルコニーにシート防水を採用するかどうかを決定していきます。
アスファルト防水
アスファルト防水は、加熱して溶かしたアスファルトと防水シートを重ねて防水層を形成するアスファルト防水熱工法と、シート状のアスファルトを貼り付けて防水層を形成する改質アスファルト防水の2種類があります。
耐久性・耐候性・柔軟性に優れているため、ひび割れしにくいのが特徴です。
改質アスファルト防水にはさらに、トーチ工法と冷工法の2つの工法があり、どちらもアスファルト防水の改修時に採用されることが多いです。
アスファルト防水熱工法は、主に公共工事や大型施設の新築工事で採用されることが多く、改質アスファルト防水はルーフバルコニーなどにも一部採用される場合があります。
一般的には面積が小さい場所にはあまり採用されない工法ですが、ハウスメーカーのベランダ・バルコニーで採用されることが多いです。
アスファルト防水熱工法

アスファルト防水熱工法は、アスファルトを200 ℃〜270℃の高温に熱して、溶かした状態で流し込んだ上に「ルーフィング」というシート状の防水材を重ねて防水層を形成する工法です。
日本では100年以上の歴史と実績がある信頼性の高い工法で、公共工事やマンション、大型施設などの新築工事で採用されています。
アスファルトがすぐに硬化するため、防水層の形成が簡単に行える点がメリットです。
アスファルト防水熱工法 | |
---|---|
施工単価 | 13,000~19,500円 |
耐用年数 | 5mm:15~20年 10mm:25~30年 |
工期 | 5〜10日 |
メンテナンス期間 | 5~8年ごと |
メンテナンス方法 | トップコート塗り直し |
雨漏り有効度 | ★★★★★ |
伸縮性 | 伸縮性に富んでいる |
耐久性 | 耐久性にとても優れている |
向いているベランダ・バルコニー | ベランダ・バルコニーでは採用率は低い |
改質アスファルト防水

改質アスファルト防水は、改良されたシート状のアスファルトである改質アスファルトシートを貼り付けて防水層を形成する工法です。
改質アスファルトシートをトーチで炙りながら貼り付けるトーチ工法と、粘着材付き改質アスファルトシートを貼り付ける冷工法(常温粘着工法)の2種類の工法があります。
既存のアスファルト防水の上に被せることができるため、アスファルト防水の改修時に採用されることが多いです。防水性・耐久性・柔軟性が高く、アスファルト防水熱工法よりも工期が短縮できる点がメリットです。
改質アスファルトシート防水トーチ工法 | 改質アスファルトシート防水冷工法 | |
---|---|---|
施工単価 | 8,450~9,750円 | 6,500~7,800円 |
耐用年数 | 単層4mm:12~15年 複層6mm:15~20年 | 単層2mm:10~12年 複層4mm:13~18年 |
工期 | 5~7日 | 5~7日 |
メンテナンス期間 | 5~8年 | 5~8年 |
メンテナンス方法 | トップコート塗り直し | トップコート塗り直し |
雨漏り有効度 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
伸縮性 | 伸縮性に富んでいる | 伸縮性に富んでいる |
耐久性 | 耐久性にとても優れている | 耐久性に優れている |
向いているベランダ・バルコニー | ベランダ・バルコニーでは採用率は低い | ベランダ・バルコニーでは採用率は低い |
アスファルト防水のメリット・デメリット
アスファルト防水のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・歴史があり信頼性が高い
・耐候性、耐久性、伸縮性に優れている ・マンションや大型施設の実績が多い |
・面積が小さい建物には向いていない ・非常に重いため建物の負荷になる ・熱工法とトーチ工法では工事中に臭いや煙がでる ・定期的にトップコートをする必要がある |
これらメリット・デメリットを踏まえ、ベランダ・バルコニーにアスファルト防水を採用するかどうかを決定していきます。
ベランダ・バルコニーの防水工事が必要な劣化症状

ベランダやバルコニーは、雨風や紫外線にさらされやすく、防水層の劣化が進みやすい場所です。以下のような症状が見られたら、防水工事を検討しましょう。
ひび割れ

防水層の表面に細かいひび割れが発生している場合、そこから雨水が浸入する可能性があります。放置すると、内部の構造体を腐食させる原因となるため、早めの補修が必要です。
接続部の亀裂

ベランダやバルコニーの壁面との接続部分や、異なる素材同士の接合部に亀裂が入ると、雨水が浸入しやすくなります。シーリング材の劣化や、下地の動きが原因となることが多いです。
膨れ

防水層が部分的に膨らんでいる場合の原因は、下地に含まれた水が熱により水蒸気化し、内側から防水層を膨らませることです。膨れた部分を放置すると、防水層が破れてしまうこともあります。
剥がれ

防水層が剥がれてしまっている場合、その部分の防水機能は失われています。早急に防水工事を行う必要があります。
ドレンの劣化

排水口(ドレン)が詰まっていたり、破損している場合、雨水をスムーズに排水できず、水たまりの原因となります。また、ドレン周辺の防水層が劣化している場合も、雨漏りの原因となります。
水たまり

雨上がりにベランダやバルコニーに水たまりができる場合、防水層の勾配不良や排水不良が考えられます。放置すると、常に湿った状態が続き、防水層の劣化を早める原因となります。
ベランダ・バルコニー防水工事の工法別相場価格帯
ベランダ・バルコニーの工法別の価格相場を以下の表にまとめました。
工法の種類 | 単価 | 耐用年数 | 工期 |
---|---|---|---|
ウレタン防水 | 6,500~9,750円 | 10〜15年 | 2〜4日 |
FRP防水 | 7,800~11,050円 | 10~12年 | 3〜7日 |
塩ビシート防水 | 7,800~9,750円 | 12~18年 | 3〜5日 |
ゴムシート防水 | 6,500~8,450円 | 10~15年 | 3〜5日 |
アスファルト防水 | 13,000〜19,5000円 | 5mm:15~20年 10mm:25~30年 | 5〜10日 |
改質アスファルト防水 | 6,500〜9,750円 | 単層:10〜15年 複層:13〜20年 | 5〜7日 |
上記の単価とは別に、高圧洗浄や撤去する場合の産廃費、足場代など、費用が追加されます。
既に雨漏りしている場合や、劣化症状、下地の状態により費用が変動するので、実際に見積もりを取ってみないと分からないものではあります。
ベランダ・バルコニー防水工事の建物タイプ別相場価格

※ベランダ15㎡辺り
ベランダ・バルコニーの工事費用は、一般木造住宅、ハウスメーカー物件、マンション・アパートで大きく差が出ます。
特に、ハウスメーカーのベランダ・バルコニーは、一般住宅と比較して防水工事費用が大幅に高くなります。
ただし、ハウスメーカーの防水工事を、ハウスメーカーに依頼して行う場合と、ハウスメーカー以外の防水工事業者に依頼する場合で、以下のように大きく差が出ます。

防水工事見積もり.comでは、数多くのハウスメーカーのベランダ・バルコニーの工事を行っております。

上記以外にも数多くの削減事例がある為、ハウスメーカーの防水工事費用でお悩みなら、お気軽にご相談ください。
ベランダ・バルコニーの工法別の防水工事工程(写真付き)
ベランダ・バルコニーの防水工事の工程を、工法別でご紹介します。工事の工期、騒音、においについても下記を参考にしてください。
防水工法 | 工期 | 騒音 | におい |
---|---|---|---|
ウレタン防水 | 2〜4日 | なし | ★☆☆☆☆ |
FRP防水 | 3〜7日 | なし | ★★★☆☆ |
塩ビシート防水 | 3〜5日 | 接着工法:なし 機械固定法:あり | ★☆☆☆☆ |
ゴムシート防水 | 3〜5日 | 接着工法:なし 機械固定法:あり | ★★☆☆☆ |
アスファルト防水 | 5〜10日 | あり | ★★★★☆ |
改質アスファルト防水 | 5〜7日 | トーチ工法:あり 冷工法:なし | トーチ工法:★★★★☆ 冷工法:★★☆☆☆ |
それでは1つずつ紹介していきます。
ウレタン防水工事の工程(工期:2~4日)
耐用年数 | 工期日数 | 費用 | 雨漏り有効度 |
---|---|---|---|
10〜15年 | 2~4日 | 22万円~23万円 | ★☆☆☆☆ |
※ベランダ20㎡辺り 足場代は含みません。
ベランダ・バルコニーのウレタン防水工事工程を紹介します。
工程1:下地処理

下地を清掃し、その後、プライマーが付きやすくなるよう下地の補修・平滑化を行います。
工程2:下地にプライマーを塗る

下地と防水層を接着させるためのプライマーを塗ります。
工程3:ウレタン塗膜を塗る

ウレタン塗膜を2層、均一に塗ります。厚ミリが均一になっていないと防水層の膨れや破れの原因の一つになります。
工程4:トップコートで仕上げる

トップコートは紫外線からウレタン塗膜を守ってくれます。標準のアクリルトップコートの他に、耐熱性のあるシリコン、最も長持ちするフッ素、遮熱性の高い遮熱トップコートがあります。
FRP防水工事の工程(工期:3~7日)
耐用年数 | 工期日数 | 費用 | 雨漏り有効度 |
---|---|---|---|
10~12年 | 3~7日 | 22万円~25万円 | ★★★☆☆ |
※ベランダ20㎡辺り 足場代は含みません。
ベランダ・バルコニーのFRP防水工事工程を紹介します。
工程1:下地処理

下地を清掃し、その後、プライマーが付きやすくなるよう下地の補修・平滑化を行います。
工程2:プライマー塗布

プライマーを均一に塗布して密着性を持たせます。
工程3:ライニング1層目

- ガラスマット敷設
- ポリエステル樹脂塗布
- 樹脂含浸
- 脱泡処理
- 硬化
ガラスマットを敷き、ポリエステル樹脂を塗って脱泡し硬化させます。
工程4:ライニング2層目

- ガラスマット敷設
- ポリエステル樹脂塗布
- 樹脂含浸
- 脱泡処理
- 硬化
2プライの時は、工程3と同様にガラスマットを敷き、ポリエステル樹脂を塗って脱泡し硬化させます。
工程5:中塗りしサンディング

中塗りし、トップコートを密着しやすくするためサンダーなどで研磨します。
工程6:トップコート塗布

トップコートを塗布します。
塩ビシート防水工事の工程(工期:3~5日)
耐用年数 | 工期日数 | 費用 | 雨漏り有効度 |
---|---|---|---|
12~18年 | 3~5日 | 23万~27万円 | ★★★★☆ |
※ベランダ20㎡辺り 足場代は含みません。
ベランダ・バルコニーの塩ビシート防水工事工程を紹介します。
工程1:下地の清掃と補修

下地を清掃し、その後、プライマーが付きやすくなるよう下地の補修・平滑化を行います。
工程2:プライマー(下地接着剤)の塗布

下地と防水層を接着させるためのプライマーを塗ります。
工程3:接着剤の塗布

接着剤を塗布します。接着剤は均一にムラなく塗ります。
工程4:塩ビシートの貼り付け

塩ビシートを貼り付けます。
工程5:ローラーなどでシートを押さえ、空気を抜く

ローラーなどでしっかり押さえ、空気を抜きます。
アスファルト防水の工程
アスファルト防水工事の工程(工期:5~10日)
耐用年数 | 工期日数 | 費用 | 雨漏り有効度 |
---|---|---|---|
10~30年 | 5~10日 | 30万円~45万円 | ★★★★★ |
※ベランダ20㎡辺り 足場代は含みません。
ベランダ・バルコニーのアスファルト防水工事工程を紹介します。
アスファルト防水熱工法
工程1:下地清掃

高圧洗浄などで汚れや不純物を取り除きます。
工程2:プライマー塗布
下地清掃後に下地が乾燥したら、プライマーを塗布して防水シートの密着性を高めます。
工程3:アスファルトを加熱する

専用の加熱機でアスファルトを適切な温度まで加熱して溶かします。
工程4:防水層を作る

下地に加熱したアスファルトを均一に塗布し、アスファルトが熱いうちに防水シートを重ねます。
シートの継ぎ目はシート同士が重なるようにし、アスファルトを追加で塗布して密着させます。

その後、シートをローラーで圧着し、密着性を高めます。
これを繰り返して2~4枚のルーフィングシートを積層させて、標準の場合は4ミリ、高耐久の場合は6ミリの防水層を形成していきます。
工程5:トップコート仕上げ
防水シートの上にもう一層アスファルトを塗布し、必要に応じて砂や石を撒いて保護層を作ります。
改質アスファルト防水トーチ工法
工程1:下地清掃
施工面の汚れや不純物を徹底的に取り除き、下地に防水層がぴったりと接着できるようにします。
工程2:下地処理およびドレン設置

下地の状態を整え、適切に補修を行った後、雨水の排水のためにドレンを設置します。
工程3:プライマー塗布
下地に防水シートを接着させるために、プライマーを均一に塗布します。
工程4:立ち上がり部分にシートの貼り付け

立ち上がり部分は水漏れが発生しやすい箇所のため、特に慎重にシートを貼り付けます。
工程5:アスファルトシート貼り付け

トーチバーナーでシートの裏面と下地を加熱し、アスファルトを溶解させながらシートを下地に接着します。
工程6:トップコート塗布
紫外線や悪天候から防水層を守るため、トップコートを塗って完成。
改質アスファルト防水常温粘着工法(冷工法)
工程1:下地清掃
施工面の汚れや不純物を徹底的に取り除き、下地に防水層がぴったりと接着できるようにします。
工程2:下地処理およびドレン設置

下地の状態を整え、適切に補修を行った後、雨水の排水のためにドレンを設置します。
工程3:プライマー塗布
下地に防水シートを接着させるために、プライマーを均一に塗布します。
工程4:立ち上がり部分にシートの貼り付け

立ち上がり部分は水漏れが発生しやすい箇所のため、特に慎重にシートを貼り付けます。
工程5:アスファルトシートの貼り付け

粘着材付きの改質アスファルトシートを下地に貼り付けます。
工程6:繋ぎ目のシーリング

シートの接合部にシール材を充填し、水の浸入を防ぎます。
工程7:トップコート塗布
紫外線や悪天候から防水層を守るため、トップコートを塗って完成。
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