防水工事見積もり.com(以下、ワン)が、防水業者にインタビューをしました!
防水業者でもない、お客でもない、中間の立場である私たちだからこそ聞けたお話です。
防水工事を検討するうえで、参考にしてくださいね。
悪徳業者に騙されたくないという方は、まず下記動画を見るのをおすすめします。
防水工事の見積もりについて教えてください!

防水工事って、業者によって大きく見積もり金額に差があると思うんですが、どうしてですか?
塗料は基本的に同じですよね?

防水業者
実は、防水は色々とごまかせる業種なんだ。
例えば、 ウレタン防水は代表的だよ。
表面を綺麗に塗ってしまえば、下は適当に工事してもわからないんだよ。

そうなんですか!?
見えないからって手を抜いてしまうんですね。

防水業者
こちらも商売だから、利益が出ないと分かったら手を抜くしかないよね。
沢山の現場で利益を上げないといけない商売だから、施工のスピードも重視するんだよね。
ウレタンだけじゃなくて、他の防水工事もごまかせるよ。
だから、やっつけ仕事でやってしまう防水業者も出てきちゃうんだよね。
材料メーカーから決められた量を使わなきゃいけないんだけど、実は量って濃くも薄くも調整できるんだよね。

えー!?ショック!!
塗料を少なくして工事をするってことですか!?

防水業者
防水層の厚さとか、本当は基準があるんだけど、防水に相当詳しい人でもない限り、防水のことなんてあまり分からないでしょ?

確かに…。
素人だと正直わかんないですよね。

防水業者
本当は5缶使わないといけないところを3缶でやっちゃうとかね。
専用シートを入れなきゃいけないのに入れていない。なんてことはザラにあるよね。
ネットの情報も悪くないんだけど、そういうところまでは分からないよね。
信頼できる業者を見つけるコツ

怖いですね。大切な建物なのに。。。
どうやって信頼できる防水業者を見分ければいいんですか?

防水業者
まずは比較をすることだよね。
1社だけだと分からないから比較することかな。
値段が高すぎるのはもちろん論外だけど、安すぎるのも必ず理由があるよね。

なんで安い業者はだめなんですか?
安い方が助かるじゃないですか?

防水業者
そうだね、気持ちは分かる。
誰だって、安い方がいい。
でも、防水業者は絶対に赤字にはしたくないから、見積もり金額を安くするということは、それだけ削られた部分があるということだからね。
人件費以外の部分だと、工事を手抜きするしかない。もちろん、見えない部分でね。
品質を維持したまま予算を削る方法は?

安かろう悪かろうでは意味がないですもんね。
でも、節約したいし。。。
品質を維持したまま、予算を削れる方法ってありますか?

雨漏りして無ければ、工事の時期をずらして交渉してみるとか。
繁忙期だと職人さんの工賃も高くなるからね。
工事する人も人間だから、尊重して対応するのが一番交渉しやすいんじゃないかな?

そうですよね。だれでも丁寧に対応してくれたら嬉しいですよね。
値段の交渉するときに気を付けたほうがいいことはありますか?

防水業者
交渉するなら、「あなたのところでお願いします」と
決めた業者さんだけに交渉することだね。
同じ交渉を何社にもしている人は、業者にもわかっちゃってるから。
素直に交渉に応じてくれない場合もあるから気を付けてね。

他にも何かないですか?

あとは、まとめて工事をすることかな。

まとめて工事?
屋上のついでに、ベランダも工事するということですか?

防水業者
簡単に言えばそうだね。
防水は、平米が小さくても大きくても、施工する人数はあまり変わらないんだ。
屋上もベランダもしばらく施工していないなら、
まとめてやった方が、業者の人件費が節約できるので、結果的に安く収まりやすい。
あと、外壁塗装も検討しているならついでに防水工事もした方が安くなりやすいかな。

外壁塗装のついでに?

防水業者
例えば、外壁塗装で足場を組むとするだろう?
仮に、防水工事にも足場が必要だとしたら、別々に工事をすると、2回も足場を組まないといけなくなる。
そういった部分を活用することで、費用を安く抑えられるんだ。
もちろん、1回の金額は大きくなるから、予算に応じてだと思うけどね。

大変貴重なお話をしていただき
ありがとうございました!