雨漏りを放置するとシロアリが発生するのは本当?
更新日:2025年4月28日 BY 福島 慎介

雨漏りを放置するとシロアリが発生するかについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。
この記事の監修者

■福島 慎介
神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。
雨漏りを放置するとシロアリが発生するかについての質問と回答
【 質 問 】
雨漏りを放置するとシロアリが発生するのは本当?
【 回 答 】
雨漏りを放置するとシロアリが発生しやすくなるのは本当です。
シロアリは湿気が多い環境を好むため、雨漏りにより建物内で水が漏れ続けて湿気がこもるとシロアリの発生リスクが高まります。雨漏りにより、シロアリが発生しやすい条件は以下の2つです。
- 湿度が高くなりシロアリが発生する
- 木材が腐食してシロアリが発生する
この2点について解説します。
湿度が高くなりシロアリが発生する

シロアリは乾燥に弱く、湿気のある場所で活発に活動します。
雨漏りによって室内や木材部分が長期間湿っていると、シロアリにとって居心地の良い環境になります。木材の腐食

雨漏りによって湿った木材は腐りやすくなります。
腐敗した木材はシロアリのエサにもなりやすく、特に構造材や床下部分に雨漏りが続くとシロアリが発生しやすいと言われています。
まとめ:雨漏りはシロアリ発生の原因に!

雨漏りが起きた際は、定期的な換気をし、シロアリが好きな湿気が残らないような環境を作ることが大事です。
しかし、建物の湿気や腐敗については、専門業者による調査をしないと分からない事があります。
もし、屋根や外壁に亀裂や劣化が見られる場合、既に建物に水が浸入している可能性があるので、早めに修繕して雨漏りを防ぎましょう。 防水工事、屋根工事、外壁塗装を、15年以上なにもしてない場合は、早急に専門業者による定期点検をしてもらってください。事前に雨漏り対策をすることで、シロアリ発生のリスクは低くなります。