防水工事業者の選び方・見分け方を教えてください

更新日:2025年4月2日 BY 福島 慎介
防水工事業者の選び方・見分け方を教えてください

防水工事業者の選び方・見分け方について、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

この記事の監修者
福島 慎介
福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

防災工事推進協会 代表理事 紹介ページへ

防水工事業者の選び方・見分け方についての質問と回答

【 質 問 】

防水工事業者の選び方・見分け方を教えてください。

【 回 答 】

本物の防水工事業者がどうかを見抜くためには、いくつかのポイントがあります。

今回、6つの見分け方のポイントをまとめてみました。

視察編

防水工事を工事業者へ依頼する場合、まずは現地調査のために工事業者が視察に来ます。

視察の様子から工事業者の良し悪しを見分けるためのポイントを解説します。

ポイント1:視察時の対応を観察する

視察時の対応を観察する
<視察時の対応を観察する>

現地調査を丁寧に行っているか見てください。

優良な業者ほど、ただ目視するだけでなく、必要に応じて機器や道具を使用し、建物の状態を細かくチェックしています。

屋根だけに限らず、室内や排水溝、外壁との取り合いなど、隅々まで確認している姿勢が大事です。

的確に調査を行なっているかどうかが重要なので、視察時間が短いからNG、というわけではありません。

具体的に、何をどのように調査しているのかに着目して観察しましょう。

質問をしてくれる
<質問をしてくれる>

また、視察に来た担当者がお客様側に質問をしてくれることも大事です。

  • どんな時に雨漏りしているのか
  • 雨漏りする際の頻度はどの程度なのか
  • あなたにとって何が一番気になっているのか
  • どれくらい今の建物を維持していきたいと考えているのか

などの質問をたくさんしてくれるということは、業者が真剣に考えてくれている証拠です。

ポイント2:現場視察の際、既存防水の種類と状態を瞬時に判断できる

防水工事専門として長年やってきているのであれば、現場を見た時に、既存防水の種類が分かるはずです。

また、現在の状態の良し悪しをお客様へお伝えし、どこが原因で雨漏りしているかも見分けることができます。

話し方の特徴としては、なんとなくの言い回しではなく、根拠がある言い方をされます。

ポイント3:質問に対して明確に回答できる

質問に対して明確に回答
<質問に対して明確に回答>

本物の防水業者は、質問に対し明確に回答でき、補足の説明なども詳しく伝えてくれます。

また、本物の中の本物業者は、他の業者が見ていない箇所も指摘してくれます。

「ココはどの業者も指摘してくれなかった箇所だ!しかも説明も納得できるものだった」

という印象になります。

知っている限りの知識・見解を伝えてくれる業者は本物です!

見積もり編

続いては、見積書から工事業者の良し悪しを見分けるポイントを解説します。

見積書には専門用語が並んでいるため、難しいように見えるかもしれませんが、ポイントを知っていればご自身でも見分けることができます。

ポイント4:見積もりが信憑性が高い内容になっている

良いお見積もり例
<良いお見積もり例>

信頼できる業者は、見積書が詳細かつ信憑性が高いです。

  • 下地に関する項目も網羅されています
  • 入隅箇所や笠木項目もいれてあります
  • 数量が正しく記載されています
    *同じ数量ばかりの業者は怪しいです
  • 正式名称の工法名も記載されています
    *型番もいれてあると尚良いです
  • ドレン改修の項目もいれてあります
  • 保証年数や工事後の点検に関する項目もいれてあります
  • できれば複数パターンの見積もりを提供してくれるとより良いです
    *ウレタン、塩ビシートなど
悪いお見積もり例
<悪いお見積もり例>

補足

視察や見積書のほかにも、工事業者を見分けるポイントがありますのでご説明します。

ポイント5:契約を急かさない業者

工事業者の対応が、必要以上に契約を急かさない姿勢であるかどうかも大事です。

また不必要な工事を押し付けない業者も信頼できます。

但し、提案内容に信憑性がありメリットが伝えられていて、あなたがそれに納得できる内容であれば、それはお願いしても良いかと思います。

期限がないとズルズル後まわしになってしまい、防水の状態が悪くなってしまうことも考えられます。

納得のできる業者が見つかりましたら、速やかにその業者へ連絡をとりましょう。

個人的には、「他社でも構わないけどもココだけは注意してください」と言ってくれるような誠実な業者には、本物が多い傾向にあります。

ポイント6:当たり前のことが当たり前にできること

  • 視察時の日時や見積もりの提出などで、約束期日を守ること
  • 聞いたことに対して誠実に回答してくれること
  • 連絡もできる限り早めに対応してくれる姿勢

こういった当たり前のことが当たり前にできる業者は本物であることが多いです!

まとめ

本物の防水業者を見抜くためには、各段階での業者の対応に注目することが大切です。

視察時の調査や説明の姿勢、見積もり時の信憑性などをしっかりと観察し、信頼できる業者かどうかを総合的に判断することが成功の鍵です。

とはいえ十数年に1回の工事なので、それほど簡単に本物の業者を見分けられるほどのご経験がなかったり、不安が拭えないことも多いかと思います。

そのような時は一度、私防水アドバイザーの福島までお問合せください。

あなたの状況に合わせた本物の業者を選ぶコツをお伝えさせていただきます。

ご相談・調査・お見積りは完全無料ですので、気兼ねなくお声がけください。

関連記事

防水工事で200万円損失

手抜き工事事例|200万円も払って手抜き工事..信頼していた大工に防水工事で裏切られた話

ウレタン防水通気緩衝工法

ウレタン防水通気緩衝工法の施工手順(絶縁工法)

ウレタン防水の単価

ウレタン防水の適正単価・価格はどのくらい?【単価表公開】業者選びの注意点も解説!

カテゴリー :防水工事よくある疑問100選/防水工事全般  タグ:防水工事業者 

無料で問い合わせする