防水工事と塗装工事の違いを分かりやすく教えてください

更新日:2026年4月27日 BY 福島 慎介
防水工事と塗装工事の違いを分かりやすく教えてください

防水工事と塗装工事の違いについて、防水工事見積もり.comの防水工事アドバイザー福島が回答します。

この記事の監修者
福島 慎介

福島 慎介

神奈川県出身 一般社団法人 防水工事推進協会 代表理事 防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積もりや防水工事を診断 お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

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防水工事と塗装工事の違いについての質問と回答

【 質 問 】

防水工事と塗装工事の違いを分かりやすく教えてください。

【 回 答 】

防水工事(防水屋外壁塗装(塗装屋は似ているように見えて、目的や施工方法が異なります。以下の表で比較しました。

項目 防水工事 外壁塗装工事
工事目的 建物に水を侵入させない(雨漏り防止) 外観の美観維持・外壁の保護
役割の本質 水を完全に遮断する 劣化を防ぎ長持ちさせる
施工場所 屋上・ベランダ・廊下・階段など水が溜まりやすい場所 外壁全体・屋根など
使用材料 ウレタン防水、FRP、防水シートなど(厚膜) 塗料(シリコン・フッ素など)
厚み 約1.5mm〜6mm(厚い) 約0.6mm(3回塗り)
防水性能 非常に高い(雨漏りを直接防ぐ) 限定的(補助的な防水)
施工方法 塗膜・シートなど複数工法 基本は塗装のみ
費用感 高い(材料・工程が多い) 比較的安い
専門業者 防水業者(構造理解が必要) 塗装業者(仕上がり重視)
向いているケース 雨漏りしている/防ぎたい 見た目を綺麗にしたい/劣化防止

防水業者は、水の侵入を防ぐための専門知識と建物構造への理解をもとに、状況に応じた工法で施工します。

一方、塗装業者は外壁や屋根の美観と保護を目的に、塗装技術によって見た目を美しく仕上げるのが役割です。

工事目的の違い

防水工事

屋上防水工事
<屋上防水工事>

建物に水が侵入しないように防ぐための工事です。

雨水や蒸気・湿気から建物を守り、内部への雨漏りやカビの発生を防ぎます。

防水材を使って屋上やベランダなど、水の侵入しやすい場所に、塗膜やシートなどでバリアを作り守ります。

外壁塗装

外壁塗装工事
<外壁塗装工事>

建物の外壁を保護し、見た目を美しく保つための工事です。

外壁を雨風や紫外線から守る塗料を塗ることで、外観の維持と、外壁材の劣化を防止するのが主な目的になります。

施工場所の違い

防水工事

屋上(棟屋含む)ベランダ、廊下、階段など、雨水や太陽の紫外線が当たりやすい場所が主な対象です。

これらの場所では、水がたまることで、建物内部に浸水するリスクがあるため、防水処理が必要です。

下地補修や入隅シーリングや笠木カバ脱着などの技術や知識も必要です。

外壁塗装

建物の外壁全体が対象です。

外壁の表面に塗料を塗り、雨風から保護するだけでなく、建物の外観を美しく保つ役割も果たします。

また目地シーリング工事や鉄部塗装といった工事も必要になってきます。

使用材料(工法)の違い

防水工事

専用の防水材を使用します。ウレタン防水やFRPといった塗膜系と呼ばれる塗っていく防水材もあれば、塩ビシート、ゴムシート、改質アスファルトシートといった、シートを貼っていく防水材があります。

各材料は、それぞれ伸縮性や耐久性などの違いがあり、建物の構造や既存防水の種類によって使いわけていきます。

どちらの防水材も、水の侵入を防ぐ性質があります。

外壁塗装

塗料がメインです。防水性がある塗料もありますが、基本的には外壁を保護する役割で、防水効果を重視した材料ではありません。

付加価値として、最近は汚れに強いとか、表面温度を押さえる遮熱系の効果を持たせる塗料が選ばれています。

補足情報

防水材の厚さは、最低1.5mm~最大6mm程度まであり、分厚いのが特徴です。

外壁塗装の厚みは、3回塗りで0.6mm程度です。

防水材は雨漏り対策なので、分厚いのが特徴。

外壁塗料は美観目的なため薄いのが特徴。

当然、防水工事のほうが費用も高額になります。

効果の違い

防水工事

直接的に水の侵入を防ぐ効果があり、雨漏りや水害から建物を守るための工事です。

外壁塗装

外壁を守ると同時に美観を整えることが目的で、防水効果は防水工事ほど強力ではありません。

まとめ:防水工事と塗装工事は目的や専門知識・技術も違う

防水工事と外壁塗装
<防水工事と外壁塗装>

防水工事は、水から建物を守る工事です。防水屋は水から建物を守る技術者です。

外壁塗装は、建物の美観保護を目的とする工事です。塗装屋は、外観を保護し美しく仕上げる職人です。

という違いがあります。

雨漏りしている・もしくは雨漏りをしたくない方は、防水屋さんに見てもらうことをオススメします。

建物を綺麗にしたいと思う方は塗装屋さん依頼をオススメします。

判断がつかない場合は、アドバイザーの福島までお気軽にお問合せください。

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