塩ビシート機械固定法-神奈川県川崎市|K様(ビル)【防水工事事例】
ビルの屋上90㎡
塩ビシート機械固定法で165万円でした!
防水工事概要
構造 | 鉄骨造 3階建て |
築年数 | 築25年 |
平米数 | 90㎡ |
工法 | 屋上:塩ビシート機械固定法 |
工事総額 | 165万円 |
工期 | 10日 |
防水工事アドバイザーによる工事のポイント
ー防水工事アドバイザーである福島が今回のK様の防水工事について、ポイントを解説します。
今回のポイントは雨漏りの原因になった2点です。
- アルミ笠木
- 改修用ドレン
こちらについて解説していきます。
1.アルミ笠木
○雨漏りの原因
- アルミフェンス笠木の端部が両端ともにシーリングで塞がれていたため、継ぎ目などから侵入した雨水の逃げ口が無く建物内部に伝わるようになっていたこと
- クラックなども酷く、このクラックから雨水が侵入していた可能性があったこと
前回改修工事を行った際、必要のない支柱のエポキシ補強で、無闇にフェンスに穴を開けて雨水侵入口を増やした事も原因の1つではないかと考えられます。
○対策
- 天端部分に専用金物を取り付け、さらに内部をブチループで固定
- 天端まで防水シートを貼りこむ
上記の2点をすることで、強風で金物端部から雨水が吹き込んだとしても、隙間がないため、漏水することはありません。
笠木は外せる場合は極力外して防水処理をすること、外せない場合は確かな知見で適切な処理をすることが大切です。
笠木参考:
https://tajima.jp/juken/waterblocksystem/verandah
2.改修用ドレン
○雨漏りの原因
- ドレン周りがプカプカ浮いており、劣化も激しく切れ込み箇所があった
- 下地形成をしないで無理矢理改修用ドレンを付けた後があった
通常であればしっかり改修ドレンを取り付けていれば表面の防水に切れ込みがあっても、改修用ドレンの下地があるので、簡単には漏水しません。
しかし、今回はドレン直下も漏水しており、施工不良の疑いがありました。
無理やり改修用ドレンを取り付けたことによって、建物の動きに追従しきれず破断した可能性がありました。
○対策
- 塩ビシート防水専用の下地鋼板プレートを取り付け、その上に改修用ドレンを溶着させて取りつける
これによって半永久的に剥がれる事はなく、次回工事する際も下地として利用できるので次回どのような工法を選んでも不具合は出づらくなります。
防水専門の優良業者を最大3社紹介
今回の防水工事に関しては、前回の改修工事で適切な処理がされていれば、する必要のなかった工事でもありました。
安易に安い業者、防水を専門でやっていない業者に依頼をした結果、中途半端な施工で漏水してしまうケースは少なくありません。
確かな知見のある、防水専門業者にお願いするのがとても大切です。
防水見積もり.comでは、防水を専門で行っている業者を最大3社ご紹介しております。
工事を検討している方は、一度ご相談ください。