雨漏りと水漏れの違いは？原因や症状をプロが解説解説！おすすめの修理業者も紹介します！

更新日:2025年2月21日 BY 福島　慎介

「天井からポタポタと水が落ちてきた！これって雨漏り？それとも水漏れ？」家の中で発生する水に関するトラブルは、原因や対処法を間違えると被害が拡大する可能性があります。

この記事では、雨漏りと水漏れの違い、それぞれの原因と症状、そして信頼できる修理業者の選び方まで、防水アドバイザーの福島が徹底的に解説します。

ご自身の状況を正しく理解し、雨漏りもしくは水漏れについて、迅速に対応を取るためにお役立てください。

この記事の監修者

神奈川県出身　一般社団法人　防水工事推進協会　代表理事防水アドバイザーとして12,000枚以上の見積りや防水工事を診断お客様の立場・視点から分かりやすくお伝えします。

雨漏りと漏水の違いや見分け方

雨漏りと漏水（水漏れ）は、どちらも水が建物内部に侵入する現象ですが、原因と発生箇所、対処法は大きく異なります。

まずはそれぞれの特徴を理解し、ご自宅で発生している現象がどちらなのかを見分けましょう。

雨漏りとは、その名の通り、雨水が建物の外壁や屋根の隙間などから侵入する現象です。雨天時や雨上がりに発生することが多く、以下のような特徴があります。

雨漏り	特徴
発生箇所	天井、窓枠、壁など、外部に面した場所から発生しやすい
水の性質	雨水なので基本的に透明
発生状況	雨が降っている時や、降った後に発生することが多い
原因	屋根材の劣化、外壁のひび割れ、窓枠のシーリングの劣化などが考えられる

雨漏りは放置すると建物の寿命が著しく下がってしまうので、調査と修理は急ぐようにしましょう。

漏水とは、水道管や排水管などの設備から水が漏れ出す現象です。雨天時に関係なく発生し、以下のような特徴があります。

漏水箇所	特徴
発生箇所	キッチン、浴室、トイレなどの水回り、壁の中や床下など、配管が通っている場所
水の性質	水道水なので、カルキ臭がする場合がある
発生状況	雨天時に関係なく、常に発生する可能性がある
原因	配管の劣化、接続部の緩み、排水管の詰まりなどが考えられる

水漏れを修理するときは、雨漏りの修理業者とは異なる場合があります。

問題調査についても専門が異なるため、まずは自分で雨漏りなのか、水漏れなのかをある程度判断できるようになりましょぅ。

雨漏りも漏水も、放置すれば建物の劣化を早めるだけでなく、カビの発生やシロアリの繁殖など、二次被害を引き起こす可能性があります。

それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

雨漏りの原因は多岐にわたりますが、主なものを以下にまとめました。

雨漏りの原因	特徴
屋根材の劣化	瓦のひび割れやズレ、スレートの破損、金属屋根の腐食など
外壁の劣化	ひび割れ、シーリングの劣化、塗装の剥がれなど
窓枠の劣化	シーリングの劣化、サッシの歪みなど
屋上・ベランダ・バルコニーの防水層の劣化	防水シート・塗膜防水の劣化・破損、排水口の詰まりなど
天窓の劣化	パッキンの劣化、ガラスのひび割れなど

外壁、窓枠、屋上、ベランダは、防水が施されていますが、防水効果は劣化と共に低下していくので、定期的なメンテナンスや補修が必要です。

水漏れの原因は、主に配管や水回りの設備に起因します。

水道やトイレ、キッチンなどの水回りの水漏れも放置しないですぐに業者に修理相談をしましょう。

水漏れが発生した場合、原因の特定と適切な修理には専門的な知識と技術が必要です。水道局指定工事店や、実績豊富な水道修理業者に依頼するのがおすすめです。以下のポイントを参考に、信頼できる業者を選びましょう。

サービス	サービス内容
資格の有無	水道局指定工事店であるか、給水装置工事主任技術者などの資格を持っているか
豊富な工事実績	修理実績が豊富か、事例を紹介しているか
見積もりが明瞭	見積もり内容が明確で、料金体系がわかりやすいか
対応スピード・丁寧さ	緊急時にすぐに対応してくれるか。丁寧な対応をしてくれるか。
アフターフォロー	修理後の保証や相談窓口があるか